”人は目標を持ってる方が良い”
ある意味当たり前のことだけど、
その1例として書いてみようかなと思います。
母が2年前の10月末に肺に癌が見つかり
「年内生きられないかも」と、医師から言われました。
(のっけから重たいですが)
そこから入退院を繰り返す生活になったのですけど
その年の暮れに私が帰省した折「肉料理が食べたいから作って」と
新聞の切り抜きを渡され、ミートローフを作りました。
その帰省中はずっと「普段こんなに豪勢なの食べるっけ?」
と思うぐらいの食事を毎回作りました。
今思うと、豪華だったり見た目にボリュームが有るものは
実際は沢山食べられなかったりしても
目も心も喜ぶから、華やいだ気分になりますよね。
レストランに行くのが難しいのもありましたが
おうちごはんを充実させることで
一時でも「うわ~♡」という気持ちになってくれたのだと思います。
母からはいつも
「あなたは綺麗な場所を沢山知ってるはずなんだから、
うちでもそういったの、もっと見せて頂戴!」
と、かなり高度な難題を吹っ掛けられてきていましたが
母世代の人(昭和前半生まれ)からすると
”華やいだもの”が、希望や目標だったりしたのは紛れもない事実。
どんな時でも美的感覚ラインを絶対に崩さなかった点は
昭和初期の、今や失われつつある意識かもしれません。
バレエは美しい世界観のものですし
どちらかというと少し「背伸び」したもの。
または無駄のないものとか。
そこに近づくのが目標やひとつのゴールで、そして出発点だと思っています。
毎回ブログでスタジオパフォーマンスの募集をしていて、
きっと募集要項を「なんとなく」見てる方も多いかと思うんですが
目標が◎●を踊ること、であっても全然良いのです。
その中で、どこまでその作品のニュアンスに近づいてるかどうかを
普段リハーサルやレッスンで指導しています。
それは「バレエらしく」見えるために、とても必要なことなので。
ただ私の指導が「なんか難しそう・・」と受け取られやすいのは
ひとつは絶対、母の影響(笑)
実際はそんなんじゃないんだけどな。
でもその甲斐あって、40年以上もバレエを続けてこられたのかなとも思います。
1:18辺りから自作振付の作品も載せていますので、ぜひご覧頂けると嬉しいです。
踊ってみたい作品、リベンジしたい作品、ご自身の創作など、踊ってください。
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