「踊りを通じて見えること」WordPress編

昨夜、久しぶりに古巣のココログに記事をアップしました。→コチラ

この記事を書くにあたって思うのは、バレエは夢のような世界ではあるけど
禍々しいことが起きている世にこそ、優れた作品が過去歴史の中から沢山出てきています。
もしかしたら、それが今の世なのかも・・と。

そんな世を活性化できる微力な一人になれたら、いいな。
バレエを教えるって、実はとても宇宙的に大きい事なのかもしれません^^

有名なドガの「踊り子」です。この絵の頃のフランスは相当乱れていたと言われています。
黒のタキシードの男性は、踊り子のパトロン説もありますね。
でもこの絵は、きっとこの先も永遠の名作で有り続けるのだと思います。

今日は10月最後の日、大切に生きたいと思います。

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大人の方の、バレエ教育法^^

今スタジオに来てくれている初心者の方達を見ていると、世の中の約9割の人の気持ちを代弁しているんだろうなぁとよく思います。
「きゃー、わかんない!」
「覚えられない!」
「バレエ作品ってナニ??」など等

どれだけ言葉で説明してもどうにもならないから、クラス指導にこんな本を持って行ったりもします。

収められているストーリーは「眠りの森の美女」「ジゼル」「白鳥の湖」「コッペリア」「胡桃割り人形」
私が子供の頃、本を読んだり、舞台を観たりして何となくだけど、自然に覚えて行った演目です。
でも、今の日本の大人で、知らない人も大多数に居るのが現実です。

この本にはCDも付いているので、触りで音楽をかけてすこ~しばかり私が動いてみたりすると
「先生、振り、全部知ってるの?すごい!」
「なんで振りを全部知っているんですか?全部踊ったんですか?」 と驚かれます。
「リハーサルとか舞台で見て覚えたんですよ。実際に踊ったのもあるけど」と言うと
「わ~!すごいすごすごい!」 と、こうなるわけで (笑)

なぜ覚えられるのか、なぜ音楽を聴いただけで反応出来るのか、と言う部分は
勿論ダンサーとしての経験の蓄積によりますが、殆どが体で覚えて来たもの、環境から覚えてきたもの、自分で歴史等を振り返り覚えて来たものなどがあると思います。
自然に、そして楽しく覚えて来た事って忘れないんですよね^^

また、ジャズダンスを習っていてバレエも習うと言う方も来ておられますが
どうも振りが覚えられず悩んでいるような事を喋っていました。
たまたま、その人が通っているジャズダンススタジオの発表会を観たことがあり
どちらかと言うと、とてもクラシックジャズ・スタイルの踊りだったので
「ウェストサイドストーリーを観たら?」と薦めてみました。

私はこの映画を中学生の頃見てハマってしまい、夜な夜なビデオで見ていました(受験勉強そっちのけ^^;)
ジョージ・チャキリスが格好よくて、ワクワクして、これが古い映画なんて思えなかったです。

その流れでフレッド・アステアも大好き。

ジーン・ケリーも。

こちらは「王様と私」

ユル・ブリンナーと、デボラ・カーのダンスシーンがすごく好きでした。

その他、とても沢山のダンスそしてバレエを映画や舞台で観たりもしましたが、気にいったものは繰り返し見る習性のお蔭で覚えてしまうのです。

今の大人バレエの方達は、知らないことを恥ずかしがり、知識をすごく詰め込んだり考えたりして
知っている人に頑張って並ぼうとする傾向があるようにも思います。でもどれだけ頑張っても、経験のある人とは目線が違うのです。
そこを無理すると、楽しくなくなってしまう。

だから、最初に教える側がその目線まで降りて行く必要があるようにも思う今日この頃。
そのせいか、私にも今まで知らなかった新しい発見やトリビアが舞い降りる毎日です(*^_^*)

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レッスン時の必須アイテム

レッスン時に必須なアイテムとして「頭髪まとめグッズ」があります。
髪の毛をきちんとまとめられるということはとても大事。

こちらのポーチは頂きもの。蓋に鏡が付いています。
ブラシ、ピン、ゴム、そしてアクセサリーを入れる布袋、夜会巻をするのでピン。こちらはもう10年以上使っているもの。
普段整髪料を余りつけないのですが、毛先だけにはワックスかヘアオイルを付けています。
髪をまとめる時、少し水分を与えると綺麗に仕上がります。

レッスン用バッグは軽いものが嬉しい。なので、こちらのキプリングバッグを愛用。
CDでレッスンしているため、CDを携帯するケース、そしてタオルも必須。

モノを綺麗にまとめたり整理整頓するのも、実は脳内の整理整頓と深く繋がっていると言います。
なので、できるだけ自分が持っていて嬉しいもの、そして人から見られても良いものを持ちます。

昔々は無頓着だった私も、意識するようになってから、その方が心地いいと思うようになりました(*^_^*)

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今月も新規入会がありました。

10月の新規入会の方は、現在のところ以下の方達です。
M.Rさん
U.Sさん
S.Aさん
スタジオ生からのご紹介やHPを見て来てくださった方
ブログが面白いと来てくださった方様々です。
ありがとうございます(*^_^*)
入会者の中には、来年8月の舞台出演希望の方も居られます。詳しくは→こちら。

レッスン受講生が増えてくると、私もまた視野が広がります。
その人がどんなペースで来ているかどうか
バックグラウンドはどんな感じだったのか
もう一見で分かるようにはなったので、あとはお互いの信頼関係を築きつつどのようにしてお稽古のメニューを決めるか。
クラスは生き物なので、やはり来る人のお顔を想像して毎回の構成も少しずつ変えていますね。

そんな当スタジオは基本的に月会費制ですが、ビジターチケットの方も居られます。
ただいま、受講者の動向リサーチをしたいと考えておりまして
10月~11月の間 ビジターチケット15回をご購入の方に限り¥37500→¥30000に。(有効期限3か月)
※ビジター受講時のアンケートにお答えいただける方に限ります。

レッスン受講料金に関しては→こちら

写真はプロダンサーのクラス風景ですが、今にも動き出しそうで素敵ですよね♪(*^_^*)

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Pinterest でバレエを見る

今朝起きた後、ふと閃きPinterestでボードを作ってみました。

アラベスクのボード→ こちら

パッセのボード → こちら

第5ポジションのボード→ こちら

バレエは元々の形の名前はあるものの、動きの状態や動作によって呼び名が変わって行きます。
それを踏まえつつ分類をしていると、何だか教材を作っている気分になりました。
バレエの型を目から見て覚える、とても良い材料としても使えそうなPinterestです♪

そういえば昔「タンデュとプリエがあれば、全てのバレエが踊れるよ」って仰っていた先生が居られました。
そうかもしれませんね(*^_^*)

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まず、自らがお手本に

最近体験のお問い合わせや、入会申し込みが増えている背景には
多分・・ このスカートを身に付けるようになってから、のような気がしています^^

今の時代「~があるから着てみて」とか「~が有るから読んでみて」と言っても、人は中々動いてくれません。
でも、このスカートを頂いてから、率先してあちこちで身に付けていたら
見る人が皆「綺麗!」と言ってくれて、その次には必ず「どこに売っているの?」」と言われます。
相手の心に訴えるものがこのスカートには有るんですね。

参考にしたのは、こちらの写真。パリ・オペラ座のダンサーが着用しているリハーサルスカートです。

野原さゆり先生に製品になるまで何度も打ち合わせして、作って頂きました。
このスカートには”Kayano #1”と言う私の名前も付いているそうです^^

先生も自らお手本になって綺麗を伝えている方なので、そこは体張って仕事している誇りなのでもあります。
皆さんもぜひ、自ら綺麗になっていきませんか^^

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フロアバーでの、つま先エクササイズ

本日のフロアバー・バレエクラスの様子です。
「美しいつま先を作る」と題して、まずクラスの最初に行った導入のエクササイズをご紹介します。
これは床を掴む練習。脳から一番遠い部分である足指を使うので、実際に脳梗塞になられた方のリハビリとして行われることもあるとのこと。

声は私ですが、自分で撮っていて緊張のあまり、3オクターブ位上がっております(^_^.) すいません。。(笑)(笑)(笑)

こちらのエクササイズの後、更に爪先強化するためのエクササイズを行った後
バー・センターで約1時間動きましたが
参加された方、普段よりとてもつま先が伸びて綺麗でした♪

フロアバー・バレエクラスを受けて下さった方は、普段見過ごしがちな細かい動きの要素をキャッチできるようになります。
ちゃんと身体をほぐす時間を取っているからかな、とも思いますが
何せ8時間も勤務した後よほどでは無い限り、すぐバレエの動きが出来る身体にはなりにくいですよ・・ね・・・。
そういった事も踏まえて、自分を見つめる時間をスタジオのスケジュールに組み込むようにしています。
皆さんに、長く楽しく踊って欲しいですから(*^_^*)
エクササイズ、ぜひやってみてくださいね☆ そして一度ぜひ、自分で自分の身体を変えてゆく楽しさを味わってほしいと思います。

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スタジオとしてやれること、やりたいこと

昨日のレッスンにはいつになく、沢山の方が受講に来てくださいました。
初心者クラスの前には、こちらの「紙芝居」を使い、簡単な歴史の説明を。

初心者の方でバレエのルーツが好きでバレエを始める方は、正直殆ど居ません(^_^.) むしろ、綺麗になれそう、楽しそう、優雅そう・・ そういう華やかな部分から入って来られます。
けれど実際やってみたらとても地味な練習の連続で、とても感覚を研ぎ澄ましておかないと出来なかったりします。
その元々の部分を伝えておきたかった、というのがあります。

その後の初中級や作品クラスに1名ご入会がありました。そしてクラス後に数名の生徒さんを連れて、渋谷チャコットにポワントフィッティングに。
3年ぶりにポワントを履く方には、足の手入れ等を教えつつも履けそうなポワントが見つかり、良かったと思います。

最近バレエを教えていて、また自分が受ける立場として感じることですが
子供の頃からある年齢までしっかり習ってきた人の受け皿を確保してあげたい、と言うことがあります。
特に感じるのが、10代後半~20代(大学生や社会人)になるまで続けてきた人の行き場が意外と無い現実。
どれだけ頑張ってきていても、ある年齢まで行くと行き場が無くなり、誰でも行けるオープンクラスやスポーツジムでのレッスンに行かざるを得ないケースが多いのです。

稽古場に自分達と同じ位頑張ってきた人が居ることで切磋琢磨され、やる気を見出してまた頑張ろうと思うものだと(私は)思っていますが
「誰でも受けられます」的なクラスだと、様々な人のモチベーションが入り乱れてしまい、頑張ってきた彼女達はある程度割り切って受けていたり。
特に、レッスンでは動ければ良い、的な考えでは物足りない方の場合、スタジオを探す時にとても慎重になるそうです。

そんな彼女達は、土曜日の初中級クラスの内容には満足なようで
「ブランクあるんですけど・・・」とか言いながらも、とにかくついて来よう、頑張ってやろう、としています。
まだ変われる、やれる、と気づくことで、かつての頑張っていた自分を再発見している姿は教えている側にとってもとても嬉しいものです。

そういう方達を沢山集めて、いつか大きい舞台を主催できたらいいなとか
彼女達にもバレエに関する仕事が出来るようになったら良いなとか
そんなことを模索している次第です(*^_^*)
まずは、クラスの雰囲気がまたかなり活性化しだしている事に感謝。
私もコツコツ頑張ります!

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ポワントフィッティングのお知らせ

10/13日の土曜日、木曜日基礎ポワントレッスン・土曜日作品クラスを受けている方を対象に
クラス後、渋谷チャコットにてポワントフィッティングをいたします。

スタジオ受講生の方向けのものですが、今後当スタジオの受講を希望される方であれば、ご一緒にフィッティングが可能です。
長く履いてなくて潰れたポワントでレッスンを再開する方が多いですが
足も変化しているので新しいシューズを用意し、心機一転始めましょう。

フィッティング参加希望の方は、10/11木曜のクラスまたは10/13(土)の初中級を体験下さい。
レッスンを通してからの方が、私もアドバイスしやすいです。

木曜基礎ポワント/基礎入門のクラス後、~20:45まで。
基本的な立ち方から始まり、簡単なセンターまでを行います。バレエシューズでも受けられます。
沢山ルルベ(指で立つこと)を練習することで、自分の身体の引き上げを感じることができます。

かつて「妖精のようにふんわりとした存在を表現したい」と言うことから生まれたポワントシューズ。
いつまでも魔法のように感じるのは、そういう由来があるからかもしれませんね^^

お申込みは→スタジオHPの問い合わせフォーム からお願いします。
本日当日体験申し込みも可能ですよ♪

芸術鑑賞会な一日

本日「芸術鑑賞会」の日。
企画 Kayano Ballet Studio 参加者:私+1人の生徒さん(女性)
もっと早く企画すれば良かったなぁ。。。(大汗) 

映画「バレエに生きる」は、一言で言うと「美しい映画」でした。
ピエール・ラコットと、ギレーヌ・テスマーの二人の『人生のストーリー』
まだ公開中なので、余りネタバレなことは書けませんが^^; 観ていて惹きこまれる部分が随所にあります。
もしかすると、題材がバレエでなくても良いのかもしれません。
映画の中でギレーヌ・テスマー自身が言っていましたが「音楽に感銘を受けたら音楽を志した」と言うように彼女は、幼い頃に感銘を受けたのがバレエだったと。
それにしても、彼女のポワントのラインは本当に美しかったです。

ピエール・ラコットの生き方を見ていると、彼の「仕事」に対する姿勢を伺い知ることができます。
ダンサーとしての時間、振付家としての時間を見事な位使い分けて、なおかつ世界から必要とされてきたことの根底には「正直に真摯に仕事と向き合うこと」
感情の赴くままにダンサーとしてのみ活動することを由としてきた人が多い中、彼はとてもロジックな精神の持ち主なのだろうな、とも思いました。
古いオールディズな雰囲気のバレエから現代のバレエダンサーまで、本当に沢山の著名な方々の映像が見れます。
文化村では12日まで。

その後は、リヒテンシュタイン展を観に、六本木の新国立美術館へ。
リヒテンシュタイン侯国が財のある限り集めた、と言われる美術品は、本当に美しく、そして気品あるものばかりでした。
貴族と言う地位、そして生活様式が生み出したものは沢山ありますが、今、歴史を改めて見直すと国の繁栄のために存在した重要なポジションなのですよね。
世界史の勉強にもなりました(*^_^*)

古い時代のものから現代の生活様式まで、長い時間をかけてきたものを性急に求めてしまうと
そこに大切なものが有ることを見失ってしまうかもしれません。
なので、たまには時々美術館鑑賞などをしてみて、思いをタイムスリップさせてみることも、大事なんじゃないかなと思います。
ぜひ見てみて下さいね。