チケットを頂き、日曜日に日舞の舞台を鑑賞してきました。
美しいお衣装と舞に感動~!最近能にも少し興味を示しつつあります。
これも不思議なもので、昔は余り興味を持たなかったのに。
さて先日公開したnote-「私について④バレエ以外のダンスを知る」では
短大時代に学んだ、様々なダンスのことについて少し触れてみました。
どのダンスも一応2年間履修したのだけど、中でも日舞は先生から気に入られた(笑)
当時を思い出しつつ舞台を拝見したのだけど、日舞には「女舞、男舞」というのがあり
女舞は足を側(そく)に閉じ、そして摺り足をしながら踊り、男舞は足を外股に開き、足で床を踏み鳴らしたりします。
そして特徴的なのが「手」。扇を持つことで役や情景、心情を表し、扇を持たない時は掌をひらひらさせて踊ります。そして着物の袖ですら、手の一部(小道具)の一部になる。
方やバレエは「腕」のラインに目が行く踊り。
手は腕の延長線上にあり、掌は基本的には相手に見えないようにし、指先も親指を強調させないようにして動かします。
そして日本舞踊は「芸事」という意味合いが強い。
“芸=その人自身”という捉え方で、芸を磨く、芸の腕を上げる、芸に生きる、等のように人生と芸が一体化して「伝統芸能」的な考え方になっている。
方やバレエは「芸術」と言われる分野。それは文化に対する考え方の違いから来ています。
「芸術」は元々王侯貴族等、特権階級の人達の嗜みや所蔵品等で、それらを生み出す人を保護する立場にある。だから、芸術=国の象徴、という捉え方にもなるんですよね。
日本の場合、元々外国のものであるバレエを習う時でも「~道」のように、その道を究めることを求められがち。今の時代、それを嫌ってエンタメ寄りに振りすぎると、今度は一気に軽くなる。
この匙加減がなんとも難しい・・。
ただ、両方とも「古典」と呼ばれる作品は圧倒的に素晴らしい訳で、それが伝統たるものが持つ力なんだなあ、と思うのです。
特に日舞の場合「貴女がこの踊りを踊るには、あと30年必要」なんて言われることもザラだとか。
鑑賞した舞台では90歳の流祖が、実に若々しい踊りを披露くださいました。いや、驚き。そして3代目による「鷺娘」も、圧巻的に美しかったです。
すごくザックリ言ってしまうと、バレエは「ダンサーを引退」した時点で、一旦芸から離れることが可能になるけど、歌舞伎や日舞の流派の家元や跡継ぎ、という立場だと中々それも難しいようで、ずっと「芸や伝統を背負って」生きていく訳なんですよね。
ある意味「好きだから踊っていられる」環境にいる自分って、幸せなんじゃないかなと思います。
今日の記事で、何かちょっと分かった!と思って頂けたら嬉しいです。

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