「基礎が身に付いている」状態

GWに入りましたね。爽やかで良いお天気で気持ちが良いです。

さて今日の記事は久々に“バレエ上達のヒント”シリーズ。何か気づきになれば良いなと思って綴りました。


「基礎がしっかりしている」のは応用力がある証拠。
教わったことだけをひたすら行い、自分で応用する力が無いのは、基礎があるとは言い難い。

仮に順番が分からなくなったとか、中々振り付けが頭に入っていかない、という状況であっても、パニくることが少ない人は基礎力がある。

基礎が身に付いているかどうかは「今この状況で何が最適?」の答えが、過去に教わった引き出しからすぐ出せること。
落ち着いてその状況に対応できたり、自分でも工夫できること。

それは沢山の方法を知っている等よりも、まず本質的な部分が身体に染み付いているかどうか。

案外これはマインドの面で大切なことで、今まで積み上げてきたことを信じられていることが肝要。

(そういう人は地に足が付いた踊りに見えるから、観てて安心できる)


これはバレエ歴(レッスン歴)10年〜の方向けに当てはまるかな?と思うのですが、これから先も踊り続けていくと想定するなら、発想力が伴うことが望ましいです。例えば簡単なアンシェヌマン組んでみようとかね。

難しい?いやいや、基礎が身に付いていたらできるようになって行きますよ♪

【お知らせ】

5/3(土曜日)通常通り、レッスン行ないます。ご都合合う方ぜひおいでくださいませ。

レッスンスケジュールはこちらから

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再び咲いた胡蝶蘭、現在満開

三月末に「胡蝶蘭を再び咲かせたお話し」という記事を書きました。するとね、すっごく読まれたんです。

その後無事に全ての蕾が開花し、現在満開状態♪

ヒラヒラと舞っているように見えるお花は、とても優雅。

蕾がぷっくり開くたびに、嬉しくて写真に撮っていた(笑)

なぜそんなに嬉しいんだろう、と思うと
やはり「自分じゃできないと思っていた」ことができたから、じゃないかな。

好き勝手に水を与えていたら咲いてくれるような、そういったお花じゃないし。
日当たりとかも、重要ポイントだし。
だけど上手くそれらが功を奏してくれた、というのは一つの自信になりますね。


大人になり、そして年齢を重ねていくと
「自信を付け、それを持つこと」が、悲しいけど減っていきます。
だけど、私流の自信の持ち方は
「自分でできたことは、まず喜んでおく!」
これが一番。

ブログに書くのは、うれしいから書いてる。
自分一人で喜んでるだけだと勿体ないから、外に公表して知らせる。
踊りだってそう。自分が頑張った成果を見てもらうから、自信がつく。
その前に自分で良くなった点を感じ、ほくほく笑っていればいい♪

⭐︎今月はあと残り1回!


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「やさしい◯◯」という言葉に隠れた裏側を想う

4月ももう後半に差し掛かってきましたね。
個人的に3月後半がものすごく怒涛だったため、4月の初旬で既に10日以上経ってる感覚の中で過ごしてきました(笑)

新年度にはいり、あちこちで「新しいこと」を始めませんか?というお誘いを見かけます。
カラッとして過ごしやすい今こそ、行動しやすい時期ですよね。

さて、私が主宰するKayanoBalletStudioもこの4月で26年目を迎えましたが、開講した当時は

蚊帳の外に置かれがちな大人の方達に、少しでも質の良いバレエのレッスンを受けてもらえたら

というコンセプトで始めました。


当時は演劇をやってる人や他のダンスジャンルをレッスンしている人も、割と来てくださっていましたね。
例えば、これまで役者さんや俳優さん達が、演技の勉強のために踊りを習う、というのは割と自然なことでした。
日舞を習い所作を磨いたり、バレエを習って立ち姿に存在感を持つように意識したり等、ある意味「芸の幅を広げるために、今の自分に必要なことを足していく」感覚だったように思います。
大人の方達も「バレエを踊りたいから!」だけじゃなく、バレエを習い踊ることによって得られる自分へのリターン(効果)、ということをすごく意識し実感されていて、それが明確だったように感じています。


”26年で何が変わったのか?”

一つ思うのが「やさしく学べる!」を売りにした”超入門バレエクラス”が沢山増えたこと。
「難しそう、厳しそう、ついていけなさそう」という、バレエがもつ
”ちょっとツンデレなハードル高い雰囲気”を和らげて、親しみやすく”という感じでしょうか。
それ自体に関しては、決して悪いこととは思わないですが

例えるなら、仕事でもなんでも「今日からスタートで、貴方は一期生でーす!」なんて場は殆ど無い訳です。
(新規立ち上げなら別だけど)
大抵は経験のある人に交じりながら額に汗かいて覚えていくものだし、難しかったり無理そうな時は、補佐が入ったりしながらもやっていく。

指導側は「初心者の人の場合、おおよそここまでが理解の範疇だよね」と見極めて与えているし、過度に無理なことはさせず、まだ知らないことが沢山あると分かっているから説明もする。
だけど、慣れてきたらできることを増やしていくように指南。それは相手次第の部分が大きいです。

「やさしく学べる!」というのはバレエに限ったことではなく、今世の中全体的にそういった空気を感じます。すると「自分自身で、学ぶ量や事柄を決めていく」というスタンスになりがち=結果、自分の分かることしか選ばなくなる。
するとね、雑学的な部分とか、教養と呼ばれる範疇が抜け落ちていかざるを得ないのです。

私自身「沢山情報を浴びてもいいじゃないか。今は理解できなくても、きっといつか分かる時も来るよ!」と言われて育ったので、一見無駄と思われることもすごくよく覚えていて(笑)
だけどそれが年齢を経た今でも、好奇心の元になっている気もしています。

既に学んだはずの範疇でぐるぐると同じことを繰り返す、深く知るのも大事だけど、広がっていかない、新しいことを知ろうとすると恐れる、等等。


そんな風に時間を使ってしまっている状況をみていて、勿論それを選ぶのも自由だけどね、と思いつつ・・もどかしく思ったりも。(余計なお世話かもしれないけど)

「やさしさ」に慣れちゃうと、自ら上がっていく力を発揮するのは難しくなることも多いですよ、というお話でした。

☆さて、現在行っているバレエクラスのレベルを「初級」としているのは、学べる範囲が広いからです。
単に「やさしい」からではありません^^
そんなことを考えつつ、初心者向けバーレッスン①という動画も先日公開しました。
まだの方はぜひご覧くださいね。




2025年は、変化に対して乗っかっていく姿勢でありたいと思っています。巳年ですから、一皮剥けたい!
きっとそう思っている人も大勢いるはず。

一緒に頑張っていきませんか?



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「初心者向けバーレッスン」YouTube動画をアップしました

昨日YouTube動画をアップしました。こちらは前回の「(再アップ!)50代からも美しく!リカバリーストレッチ&バレエレッスン」の続編です。

内容も「初心者向け」にして、バレエを再開してみたい人が、トライしやすい構成にしてみました。

経験のある人から見ると「難易度はさほど高くない」ことであっても、ブランクがある人や経験の浅い人にはちょうど良いぐらいの難しさ、と言うのがあります。その線を狙ってみました。

⭐︎続きの動画も作成していきますので、引き続きお楽しみに!

昔から「先生は初心者の方を教えるのが上手!」と言われたことが多く、それは何かなあ?と思った時、基礎だけど踊りの動きが多くて楽しいから、だそうです。今回はバーレッスンですが、それらが少しでも伝わると嬉しいです☺️

⭐︎今回換気扇の音が入ってしまってて(ウッカリしてた..)声が小さいと言われることが多いので、アフレコ被せたり色々工夫してます。ぜひご感想もよろしくお願いします🙇‍♀️



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新国立劇場バレエ団「ジゼル」鑑賞記

新国立劇場バレエ団の「ジゼル」を鑑賞してきました。
ジゼルは何度も観ていて尚且つ自分も踊ったことがあり(ウィリもジゼルも)、昨年はジゼルのお母さん役まで演っちゃったぐらいですから、なんだか関わりのある作品の一つかも~と勝手に思っています。

だけど、昔言われたこと


「ジゼルって、世間的にはマイナーな作品だから」


そうか、、ストーリーとしてみると、中々面白いのになぁ。

☆ということで、ジゼルのお母さん役を演じる際、参考にした本を元に書いたブログはこちら。



鑑賞日は4月12日(土曜)ソワレ、主演は米沢唯さん/井澤駿さん。
唯さんは先だってご自身の体調不良による降板があり、主治医から暫く舞台を控えるようにという診断の後、治療に専念され復活してこられましたが、それが主人公のジゼルに被って見えました。
いやぁ素晴らしかった。唯さんの復活、おめでとうございます♡

また、自分はこの作品をよく知っているけれど「もし、知らなかったら?」という前提でもって見るようにも務めてみました。すると今回の演出はとても演劇的な部分が多く、フォーメーションも色々工夫されていて、初めてこの作品を観る方には

「音楽劇」とか「舞踊劇」

として見れるんじゃないかな?と。

一幕の人間社会での関わり方、そこには身分制度がしっかり存在していて、また二幕の幻想的かつ最後のシーンでは「この世とあの世」の違いをしっかり見せる演出。構成を変えただけで、こんなにも立体的に見えるものなんだ..と感じました。

バレエは言葉が無い演劇でもあるし、踊りそのものを見ることもできる。
それに加えてストーリーが理解できたら、とても楽しめます。

7月に英国ロイヤルオペラハウスでの公演が決まっている新国立劇場バレエ団。演劇の国でも精一杯演じて欲しいです♪

幕間のワインタイム。これが楽しみだったり😊



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”オバケッタ”鑑賞記

先週の日曜日、新国立劇場にて「オバケッタ」を観てきました。
今回も運よくZ席が取れまして、しかも舞台を真上から見れちゃう一列目に該当する位置のお席。出演者の皆さんを頭上から眺める、というのは面白いものです。時々目線も合っちゃったりするし(笑)
”オバケッタ”は、人は死んだらどこへいくの?というのがテーマ。
仏教的思想もあれば、キリスト教的な思想も混じっていて、だけど全く暗くない。
母を亡くしてみて想うけれど、あの世とはとても明るいんじゃないだろうか、と思ってしまう。

ストーリーはあるようでいて無い(気がする)。トイレの花子さんやメドゥーサとかも出てくるけれど、怖いというよりは陽気なキャラクター。
子供達が見る時に「怖くないよ!」というためなのかもしれないけど、だけど「怖くない」というのは、結構重要な気がする。(後々、ホントは怖いんじゃんか!!となっても知らないよーとは思うけど 笑)

「怖い」=相手から距離を取られる、距離を取られると拗ねるしやはり傷つく。
お化け(妖怪?)の類も、きっとそう感じてるんじゃないのかな、とか?


振付家 山田うんさんのインタビュー記事はこちら

ダンサーさん達の動きの俊敏さが超越していまして・「どんな風に動いてるの?!」と思うような身体の動きの滑らかさ、そしてキレの良さ。
「頭でっかちにならないように」というのが常に考え方の軸にある方らしく、個性豊かなダンサーさん達が光っていました。
踊り手は身体が雄弁な人達。語る体を持っているからこそ何をやっても映えるのと、今回のテーマのような実は重いものであっても、思考に軸があれば楽しく変換出来てしまう凄さがあるのかな、と感じました。

鑑賞していた子供達が「オバケ〜オバケ〜オバケッタ〜」と歌いながら劇場を後にしていて、それがとても可愛かったです☺️


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春はスタートや再開の季節

4月になりましたね。かなり寒い気温ですが、桜もまだまだ綺麗です。

さて、春はスタートや再開の季節。新しいことに挑戦したい方や、再開したい方への参考になれば幸いです。


例えば長年バレエを続けて来てる人が、なんらかの理由で半年〜一年以上中断したと想定しましょう。

身体はあっという間に「動かない習慣・状態」に慣れます。自分の意識ではまだ動けていても、運動量が減ることは色々身体の機能も低下していくことに。

そして実際にレッスンに復活してみた時、身体は今度はすぐ動いていた時に戻ろうとします。だけど気分や感情が「動いていなかった」の時の状態になる。

ここで大抵、悩むし不安になります。
周りの人達は自分よりも出来ていて羨ましい、と自分と相手を比較するかもしれない。

でもここで判断の基準にして欲しいのは「身体と心の感覚」です。
身体はどんな感覚なのか、筋肉痛が起きたとかずっと立っていて足が辛いとか、色々あるかもしれない。
心はどうだったのか、少しだけでも楽しかったか、嬉しかったかとか。

もし10%でも心の「嬉しい楽しい」があれば、ぜひ再開することをおすすめします。それは自分の身体について考える時間を持てること=自分の身体に責任を持つことになるから。

コツコツでも始めれば、いつか必ず追いつきます。そのためにはまず自分の目標を持って臨んでみましょう。

「継続は力になる」からきっと大丈夫!50代や60代、まだまだ美しさや好奇心の探究ができますよ♪

個人レッスンから始める方法もあります♪

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