「お腹を使う」感覚

「お腹が抜けてるわよ」
「お腹、もっと引き上げて!」

レッスン中、こういった注意を受けることがあるかもしれません。
指摘される意味もわかるし、状況も理解出来るけど、じゃあどうしたらそうならないのか?が伝わりにくい表現・・
(なのでこの言いまわしをする場合、私は必ず解決になる方法をセットにして伝えてます。)

【そもそも、お腹の感覚ってどうしたらいいの?】

この部分は「バレエを踊る」時、一番最初に意識を向ける点のひとつ。

お臍から指3本下がったところにある「丹田」
この部分をボタンだと思って、背骨側➡️仙骨に引き寄せる
(身体の中を横に糸を通すようなイメージ)ようにする。

同時に縦にも糸を通して、頭の上から引っ張り上げる。
この時に「腹筋」が役に立ってくれます。

腹筋にも色々あるけれど、みぞおち〜骨盤周辺の筋トレは上記の感覚が掴めるのと
特に骨盤周辺を締める効果のある動きは、自分の筋力が補正下着効果になります。

毎回クラス前に15分のエクササイズ&ストレッチを入れていますが
じんわり汗をかくぐらいの運動効果とほぐれ感があり、「バレエでここを使いますよ」を感じさせる構成にしているので、生徒さん達もすこしずつお腹が強くなってきました♪良きこと^^

踊るためには、一時でも意識できたことをずっとキープする「持久力」が必要。
それを「疲れた」「覚えられない」「難しい」といった課題が来た時に
どこかに置いてきてしまうのが良くないのです。
お腹の意識は、踊ってる時は常に維持しておきましょう。




皆様のお越しを、お待ちしております。



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お腹の引き上げ~”肋骨下部を持ち上げる”③軽やかに舞おう!

お腹の引き上げシリーズの3回目。今日は「軽やかに舞おう!」

さて先日、背中をマッサージしてもらっていたら、本質的な指摘が。
「あのさぁ、世間一般の人に”肋骨下部”って言っても、わかんないからねー」

あ、確かに!ちなみに「ジョコツ」ではなく「ろっこつ」と読みますねん。

体の構造に対して詳しいのは教えるには便利だけど、受け取る側はそこまで知識が無いことが多い。なので気づかせる。

身体をどう使って動かすか、その機能を活用して踊るか?と、知識は自分の可能性を大いに広げてくれます。


(過去写真より)


これは「リフト」と言って、男性が女性を持ち上げる際、必ず手の位置が「肋骨下部」に来ます。
また、小さなお子さんを抱っこする状態を想像すると分かりやすいですが、脇の下~肋骨にかけての、骨がしっかり固くなってる部分に手を添えますよね。

子供は嫌がってるとズッシリ重たいですが、喜んでると軽く感じます。(これホント!)
この原則を、踊る時に活用してしまえばいいのです。



リフトを行う際、少しジャンピングしてから持ち上げてもらうことが多いですが「ジャンプをする=体を上へ放り投げる感覚」になります。

上に投げたボールは軽く感じ、落ちてくるボールはちょいと重く感じる
➡そして決してむやみにあちこち投げない。
多分、無意識に皆さんそうしてる。投げ続けられるように意識をボールに向けているはず。

お腹の引き上げも、この感覚を応用するといいんでないの?

【問いかけ】なぜ、必死すぎるとお腹は上がらないのか?
こうあらねばいけない、間違えてはならぬ、覚えねばいけない、ミスしたら恥ずかしい・等等の雑念で頭の中がいっぱいになっていると、自ずと体は固く重たくなります。
そんな時お腹への意識をすればするほど、お腹は緊張で固くなり、重たくなります。

【まとめ】
”軽やかに舞うように”というのは、体重を感じさせない、という表現。お腹と背中は一対にあるため、どちらも連動させる。そして動きだしは「肋骨下部」から。

感覚を言葉で伝えるには中々難しいですが、その感覚を磨くことを心掛けると、きっと何かが見えてきます。


そしてもし分からなければ、お気軽にクラスにおいでくださいね!



バレエが踊れる身体になるためには、基本的な動きをコツコツと積み重ねますが
その過程で健康面で良い影響が生まれたり、表現の面で発見が見つかったり等
自分の身体を通して、一生楽しめる存在になります。

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お腹の引き上げ~”肋骨下部を持ち上げる”①

バレエのレッスンは、実に奥が深いです。
踊りながらも自分の身体感覚を正しく持って行く、というのが必須ですから。

さて”肋骨の下を持ち上げる”と言われても、すぐピンとくるでしょうか?(多分来ないよね)
”引き上げる動作”を、お腹だけに任せていても上手くいきません・
お腹周辺の部位たちに色々参加してもらって、ワッセワッセと持ち上げます。
その部分が”肋骨下部。いわゆるアンダーバストと言われる位置です。

先日アンダーバストの位置を子供達に伝えた時は、まだよく認識出来ていませんでしたが^^;
大人の場合はさすがにすぐ理解してくれました。
だけど普段は意識の外にある部分なので、急に「この部分を今日から認識しましょうね!」と言っても、え?になることが殆ど。


肩甲骨の下から少し下がったところ。
ちょうど背中が丸くなったり、しなったりする位置です。


この部位が認識出来てくると、お腹が風船のように凹んだりまたはペコペコと萎んだりする感覚が掴めるようになってきて、この感覚があるから「お腹の引き上げ」が可能になってきます。
このお腹の感覚を掴めると、”アラベスクパンシェ”がよりし易くなってきますし、身体全体が発するエネルギーも強くなってきます。(多分)

バレエを踊るパワーを生み出してくれるのは「お腹」です。
そのためにも、お腹の力を自由に扱える「力の抜き方と入れ方」を体得していきましょうね。


こんな感じで、明日も続きまーす>>



お時間のある方、こちらもぜひ!

”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを都内目白にて、子供のバレエクラスを近県の幼稚園で開講しています。

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”お腹の引き上げ”に関する、ツレヅレ

昨日のレッスンで
「足について、読みました!」と言ってくれたスタジオ生。
一応理解はうっすらとですが、気づきだしたようです。

子供の生徒さんに対して、ノートを取ることを必須にしてる教室ありますが
ウチもそれやろうかしら?^^ なーんて思ったりもしてます。
目的として”相手の理解度を確認する”ために。

”足について”も大事ですが
”お腹の引き上げ”に関することも、少~し触れておきます。

+++++++++

バレエで言われる「お腹の引き上げ」
お腹を引き上げるためには、まずお腹を柔らかくしておく必要があるのですが
大抵の場合、殆どの方のお腹や腰が、とっても固いことに気づきます。
それだと固いし、そして重い!
レッスン中、私は自分の身体を触ってもらったりしますが
皆「先生の身体、ふわふわ!!!軽い!」と、とってもビックリされますね。
体重は私もそれなりにあるんですが。

フワフワにしておくためには、普段からオイルマッサージ。
お風呂上りにオイルを手に付けて、ウェストから下腹部にかけて
指先でしっかり揉みこむように押します。
ついでに股関節周りにある、リンパ節も押します。

マッサージオイルは、ベビーオイルでも馬油でも構いません^^
私は食用のオリーブオイルで、マッサージしていたこともあります。
(エキストラバージンが良いと思います)

DSC_0102

便通も良くなるし、お腹に溜まったガスも
しっかり外へ出せますし、何よりウェストが細くなります(*^^)v

えー、おならーぁ??プププ、なんて思うかもですが
お腹に溜まったガスは、酷い時には腰痛や
ヘルニアになる可能性も秘めてます。
不必要なものは、身体の外に出さないとダメです。
何より、普段から身体が固い方は、余り自分自身に触れたりせず
放置していることが多いみたい。
放っておいても、身体は変わりません。

★さて、最近出産後にレッスン復帰した友人と会いました。
「お腹に力が入らないのぉ~」と言っていましたけど
こんな症状があるのですね。

「腹直筋離開ってどんな症状?」
http://mamari.jp/4126

お腹を凹ませたい!と言う一心で
やみくもに自己流のエクササイズをするのって、ちょっと危険だなぁと。
それだったら、バレエクラスで自分をみつめつつ
ゆったりお稽古再開するほうが、まだ良いかもしれません。
見てくれる先生が居ますし、やはり解放感がある。

私も「出産後です」と来られた方には
まず体を整えてもらえたらと思う、指導をします。
元気でぴんぴんしてる大学生とかだったら、「やりなさい!」で済ませられるけれど(笑)

★写真出典:インサイド・バレエ・テクニックより”

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まずは自分の身体に、感謝の気持ちで触れてみましょうね。
小さな事から、始めてみましょう。

初夏の気候になり、すっかり暖かくなってきました。
薄着の季節はすぐそこ♪ですし、人が一番動きだそうと思う季節だから
今年こそ、ご自分の身体にもっと関心を持っていきませんか?

———————————————————————☆
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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http://bit.ly/KayanoBallet

今月はスタジオを開設して16年目になります。
細く長くですが、続けて来られたことに感謝いたします。

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