「踊り」に惹かれる漫画家さん

昨日のブログ大正時代のバレリーナスケッチ と一緒に、こちらも拝見してきました。

私の子供の頃は少女漫画ブーム。(正確にはもうちょっと上の世代から)今でも素敵なイラストが多いです。

漫画家の槇村さとるさん、フィギュアスケートやジャズダンス、バレエ等「踊り」をテーマにした作品を沢山描かれています。実際ご自身も踊るのが大好きで、バレエもジャズダンスも習っておられたようです。

特にバレエを描く時に気を付けることは
「ウェストのシェイプとライン。これが無いとバレエに見えないんです」と言うコメント付き。構図がきちんとして綺麗なのは、デッサン力と自らの経験なのですね。

ちょっと衝撃的な事実の解説も。子供の頃に父親からDVを受けていて、母親が12歳の頃に家出。
そこから必死に生きてこられ、漫画を描くことで原稿料を手にして独立することが夢だったそうです。

作品の中で「好きな人から殴られたい」と書いたセリフの表現を、担当者の方から
「好きな人には抱かれたいと思うはずなのですよね」
と指摘されて初めて、自分がまともな愛情を受けてこなかったと気づいた、ともあって・・
漫画家として濃厚な世界観を描きつつ、かなり過去のご自分と向き合ってこられたようでした。でも実際のイラストは、そんなことを感じさせない力強さに溢れてる。


描くことはセラピーなのか?何か自分の気持ちも織りまぜながら、鋭い観察眼での表現なのかな。
そんなことを想いながら大正時代のスケッチと併せて見てみると、両方の作者が「踊り」に惹かれる理由が何か分かるような気がします。


Kayano Ballet Studio」は、大人のためのバレエスタジオ。
「エレガントにバレエを踊りましょう」

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