学ぶ気持ち

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
昨日は「踊る気持ち」、今日は「学ぶ気持ち」について、書いてみました。

昨日幼稚園バレエの小学生に、先日の舞台動画の瀕死の白鳥(ゲネプロ中撮影)を見せたところ

「えーーー、これ先生じゃない!」
「先生だよー、動き方が先生だもん!」
「先生なのー?違う人みたい!」

と、よくもまぁ本人を目の前にして、色々なことを言われました笑
まぁ無理もないよなと思いつつ、動画であっても想像力の一端になったなと、シメシメ(#^^#)
★YouTubeにあげて良いお許しが出たので、アップします。またお知らせしますね。

分かりやすく言えば、演じるためにはまず、姿かたちを変えてしまう。
そして忠実にそれに対して模倣したり、特徴を掴んで自ら行ってる姿を、誰かに見せる。


今簡単な小作品を、子供達に振り付けています。
猫だったり「時」だったりと少し抽象的ではあっても、分かりやすいものをテーマにして
音楽も学校でかかってたりする知ってる曲を使ったり等、「段階を踏んで」表現する経験を積ませることができます。

大人の場合、抽象的なテーマや動物を持ってくると、まず見た目に違和感が芽生えることが多かったり
それこそ照れが生じたりなどで、「既に概念として分かってるもの」を、チョイスした方が良かったりします。(プロが踊るのはまた別ですよ)

時々雰囲気(ゆったりした動きは優雅~とか)だけしか見ていない方もいますが
実際踊った時には、まあしんどいし、難しいわ、と言う現実を知ってびっくりされます。
踊ることは呼吸のコントロールが大変ですし、ほぼ運動だし、それに加えて何よりも難しいのが”佇まい”なので、それは普段のレッスンや日常生活でも「姿勢や所作」について意識を配ることが、必要になってきます。


時に大人で陥りやすいことで、「体のことが分かっていると踊れる」と勘違いしてしまいやすい思考パターンがあります。
体を整えて鍛えて、正しいアンデュオールを覚えてそれを使い、カフライズやルルベの練習で脚力を鍛え、スポットラインの付け方で回転の方法を覚えて、アームスのポジションを守り、丁寧にポジションに入れて・・等、気を付けることは確かに沢山有りますが、それらが出来てもその人自身の中身がどれだけあるの?に目を向けて行かないと、踊りはただの「動作」にしか見えません。
今まで学んできたことが沢山あるなら、ぜひ活かしましょう。
教養を感じる踊りができる人は素敵です。

★最近はオープンクラスが増えて有名処の先生が多く教えるようになり、それに集まる人が増えました。
でも「自分を深めたい」時にはちょっと軽く感じるような空気もちらほら・・人で賑わうのは悪いことじゃないけど。
バレエ教室に居た頃は先生から直々に踊るための心構えを教わり、育ってもらったものなので「楽しくレッスンー!」とだけやってても、何か、うーん・・と言うのは、同世代ではよく語りあいます(ザ・昭和世代アルアル)。
なので個人的に”相談できる師”を持ち、普段は自分でこなせていても、もう少し深めたい、と言う場合は個別に見てもらい、適格なアドバイスをもらうのが的確かもしれませんね。
それは本当に、端折ったり無下にしてはいけないことだと思っています。


そんなことを想いながら、10月のスタジオパフォーマンスを企画。一歩前に進みたい方へ。
今回のコンセプトに共感してくれる方のためにも、もう少し参加者の方を募集しています。





10/29(土)クラスレッスン&スタジオパフォーマンス、参加者募集中!

『大人のバレエはエレガントに美しく』
”美しくバレエを踊れるための質の良い指導”をコンセプトに
目白と初台でクラスを行っています。

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