上達とは、そもそも何なのか|自分の身体を信じよう

バレエを指導していると、時々こんな考えをする方達に出会います。

「もうさ、大人になってからなんて身体変わんないんだから
とにかく楽しく!楽しくやりたいのよ。楽しく踊れれば、いいの。」

すごくわかる。そう思うよね。年齢と共に、身体には色々な変化あるもんね。
そう考えるのも無理はない。


なのだけど、モチベーションにその都度左右される自分自身の身体って
「なんかこんなに働いてくれてるのに、置き去りになってる」と思いませんか?
そういった言葉を聞くたびに、ふと考えてしまうのです。


先日北千住のコアトレクラスで、クラス前に簡単な身体についての説明をしました。
動くだけじゃ理解が浅い、筋肉や骨の概念は自分の身体のことなのに今ひとつ曖昧、と言う人は実は多い。

医学博士の草間悟先生が監修された、非常に薄いのに内容が充実している”標準 人体解剖図”という本があります。


この本は広げると、骨格、筋肉図、神経系、内臓、血管その他が全部網羅されている優れもの。
昭和41年発行初版。

本からざっくり引用すると
骨格系は「骨組み」
筋系は「運動装置」
脈官は「物質運搬」
神経系は「通信網」

これらの身体の機能を、普段私達は当然のように受け止めて生活しているのに
生きていく中で「自分の限界」を勝手に決めて行っているケースが、散見される訳です。

時々、「脳(思考)と身体を切り離して考えて欲しい」と難しいリクエストをするのは
脳は時々嘘を付くし(笑)、基本楽なことをしたがるので。

もちろん今の状態でできることできないことはあるけれど、筋肉が動く仕組みを知り、それを支え行動に繋がる骨格の役割を感じ、生命維持のため流れる血液、そして環境に応じて対処する神経系、これらは自分の意思より遥かに高次元な働きをしてくれている生命維持の源!

本を見ながらそんな話をしたら、どこか遠慮しがちだった方が前向きに動き始め、そして理解も深まったように見えました。

これはバレエを習得する時にも言えるけど、「自分の考え」だけで全てを判断せず、自分そのものがまず持っているものを知ることは、とても大切だと思うのです。

そう捉えると上達って非常に奥が深い。自分の可能性(神経系)を活性化させる役割を担ってくれたりするなんて、とっても素敵じゃないですか♡



バレエは単に楽しく踊るだけじゃない、身体の活性化に繋がる要素が沢山あります。

受講される方の日常に活かせるようなヒントを、これからも満載で届けて行きますね。

スタジオでお待ちしています♪

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