ステップから始めましょ

昨日FBのタイムラインに流れてきた動画。

ホントに綺麗に回りますねー^^

今は女の子でもポワントで10回回れる時代。。。
私は、、、到達したことが無い境界ですが^^;
きっととても「楽」なんでしょうね。じゃないと立っていられないものね。

初心者の方は「回転が怖い」とよく言ってます。
外回り、と言う感覚は後から身に付けるものだそうで
人間が元々持っているのは「内回り」の感覚。
ピルエットは「テクニカル」に入るので、色々な準備段階の練習が必要になります。

初心者クラスのレッスンでは、ステップと一緒に両脚で半分ずつ回転(反転)することから始めたりして
外回りの感覚を身に付けて行っています。
片足でバランスを取って重心を引き上げる練習ももちろんしますが
「回っても怖くない」感覚を身に付けるためには、まず地に足が付いた状態で慣れて行くと良いんじゃないかな、と。

最近はどのクラスでも、皆が「苦手!」と思っているステップや、アレグロアンシェヌマンをとことん練習中。。
コントル・ターン、タン・ド・クィスト、パ・ド・ブレ・アントゥールナン、あとは、、、ブリーゼその他。
ある入口を用意し、そこから入ったお蔭でするする出来るようになりました。

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撮影:Natsumiさん
早く動かしている足は、写真に収まらない。。^^

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「人は温めて育てる」

かつてこんなことを教えてくれた方が居ました。(某大手芸能プロの社長さん:故人)
褒めて育てる、と言う言葉よりも、私はこちらの方がしっくりきます。

温めるって【可愛がる】とはまた少し違う印象で
全てを受け入れる懐の広さが必要なのかもしれません。

最近ポワントデビューした生徒さんは、以前から少し上のクラスにもチャレンジするようになり
慣れないながらも、一生懸命付いて来ていました。
暫くするうちにどんどん【自信】が付いて来ているのが感じられ
言動や行動、対応時の反応、それらがとても堂々とするようになり
集団の中でも、ちゃんと「存在」が見えるようになってきました。

またある方は、私が言ったことと仕事での内容とを常に繋げて考えるようになったそうで
人材を選ぶ時の採用基準のヒントにしたとか(!)←実はこれにはビックリ^^;

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でもそんなところで「バレエのレッスン」が関わってきていると思うと、それはとても嬉しいことです。
バレエのレッスンは「エンターティメントや余暇の充実」ではなくて
ただ上手に踊れることばかりだけが目的じゃなくて
最終的には「人の育成」に繋がる、と改めて思っています。

もちろん入口としてはそこから入って来る方が、今の時代は容易い。
その上にあるものに気づくことで世界が広がって行きます。

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過去の私のクラスは、かなり「エネルギッシュ」(良い言い方で言うと)だった気がします。
でも振り返ってみると自分がエネルギーを出しているだけ、だったかも、と。
今は相手が受け止められる状態をまず最優先に作るようにしています。
クラス中に煽ったり、ハッパをかけるようなことはしません^^;
必要な時に声は出すけど、自分の声で音楽が聞こえなくなるようなこともしません(笑)
「先生に会うと元気が貰えます」と言ってもらうことがとても増えましたが
きっとエネルギーの質が変わったんだろうな~、と自分で自分を振り返っています^^

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来年1月の公演

昨日1月に出演するバレエ公演「アンナ・カレーニナ」の顔合わせがありました。
チラシを戴いたので「さぁ載せよう~~♪」と思っていたのに
「不備が有ったため、このチラシは廃棄してください」とのお知らせが。。。
えーーーー・・なんて残念なの!!!(涙)

と言うことで、過去にこの作品に出演した時の写真をアップします(笑)
3回もこの作品に出れるなんて、なんて有難いことでしょう。。。。
神様、ありがとう♡

日時1/11.1/12(東京文化会館)
1/11はソワレ、1/12はマチネ&ソワレ公演です。
原作:レフ・トルストイ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:アンドレ・プロコフスキー

もうちょっと詳しいこと等はチラシを再度戴いてからにします。
(日にちは覚えておいてくださいね♪)

アンナ・カレーニナ 
1992年初演時の時のもの/ロシアの踊りで出演。

アンナ・カレーニナ2
1998年再演時の時のもの(隣はホセ・カレーニョさん!^^)/こちらもロシアの踊りでの出演でした。

今回は「舞踏会での客人」その他で出演します。
舞踏会のシーンが素晴らしいのです・・・・あぁやっとその場に居られる♪(*^_^*)

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レッスン前に

http://youtu.be/pTQ6R9d5eNk

クラス指導前の様子です。@スタジオミキ

大体いつもこんな感じで、生徒さん来るのを待ってます。
12年前にスタジオ開講した時からずっと変わらない姿勢。
スタジオには一番に入ります。自分がクラスを受けに行く時はギリギリだったりしても
教えの前は、可能な限り「最初に入る」状況を保ちます。

軽くアップしながら
「今日は誰が来るかな、先週休んだ〇〇さん、今週は元気かな。
クラスに来ない人が居るともしかすると、お仕事忙しいのかな、大変だな~・・」
毎回そんなことを考えるけど

来た人の顔ぶれ、そしてその日の人数も含めてクラスを「生きたもの」にする。
それがクラス構成の「醍醐味」です。
来てくれた方が「楽しい」と思って帰って行けるように。

昨日は初ポワントの方も居られました。
「なんで皆さん、平気な顔して立てるんでしょう~」って、とても悔しがってました(笑)

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こんな感じで歩いたりもしましたね^^ これ、面白かった。

悔しがる気持ち、がんばるぞーと思う気持ち、楽しかったーと言う気持ちを大事にして欲しいと思っています。

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スタジオを選ぶとき

登戸クラウドナインスタジオ
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撮影:Natsumiさん(椅子に上って撮って下さってます)

スタジオミキ
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スタジオに必要なのは、バー、鏡、床の状態、天井の高さ、デッキ、そしてスタジオの形。
長方形か正方形かで、空間の掴み方が変わります。

スタジオの立地条件とか、駅からの雰囲気等もとっても大事ですが
こちらの2か所のスタジオを借りる時、必ずあることをして決めています。
それは「実際に動いてみる」こと。
スタジオの中を歩いたり、シューズを履いて動いてみたり。
そして自分が踊りたい気持ちになるかどうかで決めます。
奥田慎也先生クラスの時は、私も一緒に受けますが
私が本気でグランワルツ等を跳ぶと狭い・・でも生徒さんには丁度良い位です^^
(いまだに20代の子よりも高く跳べる私。ワタシより跳ぶ人のご入会歓迎!(笑))

今借りている二つのスタジオは踊りたくなるし、集中する気持ちになることができます。
登戸のスタジオは、実は床が良い。とても跳びやすいしポワントでも立ち易いんですよ。
参宮橋のスタジオは集中に向いてます。少し地下のため気が籠りやすいのですが
良い気を引きだすようにすると大丈夫。

今まで沢山のスタジオに足を運びましたが
「スタジオって個性そのものだなー」と思います。
踊ってる人の気が残るし、教えている人のカラーが顕著に表れる。
建物は気を映す・・これは大事な感覚だと思っています。

いつか自分のスタジオが持てたら良いなぁと夢見てますが
そういう構想(妄想?空想?)も叶えられるような状態になれるよう、頑張ります。

11/7のレッスン**
18:45~20:15 基礎入門/ 20:15~20:45 ポワント基礎
@代々木スタジオミキ

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「磨かれている時間」

スタジオのレッスンには、時々中高生も参加してくれています。

中高生が大人と一緒にクラスに参加する場合
今の年齢で知っておいた方が良い事や、受ける時のマナー、そして考え方
それらも一緒に教えていきます。
着替える時、会話をする時、そして並び方など等
一つのクラスの中で「スムーズに動くために必要なルール」があり、それを肌で感じて覚えてゆく。
そのため彼女達が居る時は、大人の人にとってもとても良い刺激になっています。

「言われて直すのは生徒」
「言われた後に工夫して直すのは、アマチュアか経験者」
「言われなくても直せるのは、プロフェッショナル」
昨日確か、そんな事を言いましたね・・・^^

こうやって書くと「やっぱりバレエって厳しそうだなー・・・」と思われるかもしれませんが
このことに慣れて自分をスキルアップしてゆくと「磨かれてる」って分かるようになる。
そしていつの間にか、なんかかっこ悪いなー、と思うことをしなくなっていく。

「磨かれてる時」から、今度はそれを「見せて楽しむ」時に変わってゆきます。
変わってゆく人は美しいな~、と思って、いつも見ています^^

SAMSUNG

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バレエ用品コンシェル

昨日バレエ用品コンシェル(ポワントフィッティング)してきました。
近々ポワントクラスデビューをする方に「一緒に選びましょう」と同行。
できるだけ初めての方の場合、一緒に選ぶようにしています。

一緒に行くとご本人から色々履き心地が聞けるので、頭にインプット。
そうすることで大体のメーカーの、おおよその形や履き心地は頭の中に入ってるので
店員さんが忙しくしていても、並ばずにフィッティングスペースで試し履きできるメリットも(*^_^*)

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写真はメルレのポワント。私物です。

新宿のバレエショップ各所を回り、最後に行ったシルビアさんで購入を決めました。
とても混んでいる中にも関わらず、店員さんがとても丁寧な対応をしてくださり嬉しかったです☆
彼女は多分8種類位のシューズを20~30足位履いたでしょうか・・。根気よく頑張ってくれました。

☆★ポワントフィッティングに限らず、レッスンウェア等
「バレエは初めてだから、何を選んで良いか分からない」と言う方向けにバレエ用品コンシェルを行っています。
ご入会戴いたスタジオ生のみ対象に行っていますが、とても好評です^_^

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♪♪バレエショップで、火曜日オープンクラスのチラシを発見!
場所的に目に留まりにくいのかな…
まだ綺麗なまま、沢山残ってました(^_^;) 嬉しいような、ちょっと残念なような。。。
(こちらは新宿チャコットさんにて。エレベーターホールの前にチラシのブースがありま~す♪)

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迎賓館前庭特別公開を見て

文化の日の昨日「迎賓館の前庭が特別公開されてるので見に行きましょう」
と誘って下さった方々と、見学してきました。

紀州徳川家の跡地に建てられたそうで、日本唯一のネオ・バロック様式の建築だそうです。
流石、美しい・・
子供の頃から古い建物や門、彫刻等が好きで好きでいくら見ていても飽きません・・。
今度は中に入ってみたいなー♪
(予め申込み、抽選に通ると入れる時期があるそうな♪)

空想(妄想)ですが、色々な思いを馳せました。
明治時代は、日本が急激に近代化を推し進めた時代でしたから
それに馴染めない人達と、推し進める人達の間で相当な混乱が常に起こっていました。
この建物自体、東宮御所として使われることは殆ど無かったと戴いたパンフレットには記載してあります。
(きっと生活様式の違いに馴染めなかったのかもしれぬ。。。と推測)
それでも国家威信のために必死で外国のことを学び、今に繋がってると。

奈良生まれで、世界遺産が周辺にゴロゴロしている中で育ったことが
こんな価値観として自分の中に存在していること自体、生まれた場所に感謝なのですが

「本物を知る」ことで、伝えてきた人の想いを繋げて行くことを
これからも大事にして行きたいと思っています。

☆昨日はこの後北千住クラスでしたが、良いものを見た後のレッスンは楽しかったです!^^

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バレエ作品を踊れる幸せ

昨日の作品クラスはバレエ作品を踊るのが初めて、と言う方が参加されたので
持ってきたDVD(ライモンダの第1幕)の観賞会になりました☆

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クラスでは「踊る」と言うことと「作品を見て感じる」ことも、同じ位大事に思っています。

バレエの作品に親しんでもらいたい、と言う意図で始めたクラスですが
「バレエ作品は難しいから出来るなら振りを簡単にして欲しい」
どうしてもそういう願望が優先されがちになり
(もちろん、少~し踊り易くすることはできるにしても)大幅に振付は勝手に変えられぬと、思考錯誤を繰り返します。

特にソロ作品はプリマやソリストが踊るものなので、難しいのは当然だと思って受け入れてもらえると嬉しいな。

また作品が作られたり踊られたりした背景等が、当時の政治的・時代事情がとても大きく関わっていたりするので
それらに関しては分かる範囲でちょこっとですが、お話したりもします。

好きなものが踊れる時代・環境は、実はとっても有り難いことなのですよね(^-^)
バレエ作品自体に親しみを持てる環境作り、これからも大切にして行きます。

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ミハイル・バリシニコフ
私が中学生位の頃、ものすごいダンサーだなー、と思った方です。
ソ連出身のバレエダンサー・振付家・俳優。愛称はミーシャ。1974年に米国に亡命し、1986年に帰化しました。
ちょうど「鉄のカーテン」と言われた冷戦の頃。ダンサーが亡命している事実も、今はもう過去になりつつあるんですよね・・。

当スタジオのオープンクラス講師、奥田慎也先生が
スタニスラフスキー & ネミロヴィチ ダンチェンコ劇場 (モスクワ)で踊られていた頃
「モスクワではパンを買うのにいつも30分位掛かったよ」等の、当時の様子を教えて下さったりしました。
いつかスタジオ生の皆にも、お話してくれる機会を設けたいなと思っています^^

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一番長く続けていることを大切に^^

産経のジュニアちゃんたちは、12月に学園祭の舞台に出演します。
継続が危ぶまれていた時期に、「最後の花道」的な気持ちで決めた舞台だけど
続けられることが決まってからは、その先に繋がるように気持ちを切り替えて指導中。
今回2人はソロを踊ります。

本気で頑張ろうと思うようになったらしく、彼女達は時々木曜日のクラスや、火曜日のオープンクラスも受けています。
混じることで大人や彼女達双方に良い影響が出てきている様子。

昨日「練習は誰のためにするの?」と尋ねたら
「お客さん・・・」と言うので
「それも大事だけど、まずは自分が一番安心して出来るようにするためなんだよー」と。

未成年の場合は、受講させてくれているご父兄が必ず居られます。
子供達が楽しく続けられるなら、と、習わせてくれているのはご父兄のお蔭。
観に来てくれているお客様、と言う漠然とした対象の中に
まず絶対に応援してくれている存在を知っておきましょ、と思っています。

そして分け隔てなく、会場に来てくれている人に披露する気持ちで臨む。
会場には、見えない所で頑張ってくれている裏方の方達も沢山居られます。
その人たちが居るお蔭で、短い数分の出来事でも滞りなく進むのですから
自分が安心して踊れる状態に持って行く気持ちで練習する。
踊りが踊れない、とリハーサルをやみくもにする人より
日々のレッスンを大事にしている人の方がよりよく踊れる、とも思っています。
まずは自分に集中できる気持ちを作るんですね。

舞台が終ったら一つステップ上がっているかな?^^
一番長く続けていることを(一番長い子で約7年になります)大事に出来る人になって欲しい
と、いつも願っています。

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写真は去年の学園祭より。

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