「豊かさ」を感じる踊り 2

今回の英国ロイヤルバレエは、目玉として「ロミオとジュリエット」の全幕物を上演していました。
7回の公演が毎回完売だったそうです。中には「ロンドンに観に行くよりも安いから!」と、全公演をご覧になった方も居られたとか(👏👏)
毎回楽しく感想をSNSで目にしていましたが、その中で面白かったのが

「もう・・ヴェローナの町から帰りたくない!」

と言う感想。ドップリ舞台の世界観に埋没されてしまったのでしょう。さすが演劇バレエ。
その他実際に劇場の外でダンサーさん達を見かけた方曰く「スターオーラが半端ない!」とか。
いいなぁぁ♡^^

バレエに限らず舞台鑑賞は、日常から非日常に切り替えてくれます。

【芸術が持つ力】
現実がどんな辛い状況であっても、それを見てる時間はそのことを忘れることができ、観た後に元気が出てくる。

こちらもご参考に!


【豊かさを感じる踊り】は、「えー、プロしか無理!」と考える方も多いかもしれませんが、プロフェッショナルでなくても良い訳です。
子供達がひたむきに踊る姿とか、一つの目標に向けて頑張ってきた大人の方の踊りでも、豊かさを感じることは沢山あります。
真剣さ、ひたむきさ、無心に頑張ってる姿・これらは「普段の生活」から自分を切り離してまい進しているから、目が行ってしまったりしませんか?

確かに本気のプロフェッショナルな人達には敵わないけど、敵わなくて良いのです。
彼らも人間ですから生活もあるし、皆が皆、鉄のメンタルじゃなかったりもする。
だけど芸術が持つ力を理解し、それを体現して他者に影響を与えられる立場だと自覚しているからそれができちゃう人達だと、個人的には感じています。

言い換えると、演者側の生活にどんな苦労があったとしても、観る側は分かりません。
観た時間を楽しく、そして有意義なものでありたいし。
だけど、ホントは自分と同じ人間だよね、と思って見ると、そういった雰囲気や空間を醸し出せてしまう存在に対し、別次元の世界に誘えることのすごさを改めて感じられるんじゃないかなと思いますし、それを創り出す上での現状の難しさなどに、目を向けていけるんじゃないかなと。


【あとがき】
今回ちょっぴり踏み込んで書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
昔言われたことが有る方、初めて「そんなこと考えたことも無い」方も居られるかと思いますけど
豊かさを表現するって、本当にテクニックよりも難しいのですよねぇ・・
習う人が増えて欲しいと願うことは、こんな難しいことも言わねばならん・(笑)
それを無視するとしたら、「単にエクササイズとして」も可能じゃないかなと。
どちらを選ぶかは自由なのだけど、やっぱり個人的には「素敵に見えた方が嬉しいよね♪」と思う気がします。

古い時代っぽいけれど、凛として素敵ですね^^



”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを都内目白にて、子供のバレエクラスを近県の幼稚園で開講しています。

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「豊かさ」を感じる踊り 1

英国ロイヤルバレエ団が、4年ぶりに来日公演をしていますね!
私は今回最初から断念していたのですけど(昔々に観に行きました。)
観に行かれた方達の感想を読んでいると楽しい♪
ワクワクな興奮の状態や、ダンサー〇〇さんのあんなところやこんな演技が素敵!などの感想を呟ける時は、心が高揚して豊かになっている状態ですね。

今回は「豊かさ」を感じる踊り、について書きます。
バレエをレッスンする側として、または舞台で踊る上で実はテクニックよりも難しいことだけど、踏み込んでみました。

【豊かに見える、ってなんだろう?】

自分が感じたことを、幾つか挙げてみました。

⁂ 清潔感がある
⁂ 心に余裕がある
⁂ 金銭的、時間的にゆとりがある
⁂ 教養がある
⁂ 相手との対話や対応が、寛容である


大きく分けるとこの5つが軸になって、そこから派生して様々なことに繋がっていくのかな、と感じています。

まず「清潔感」これは見た目にとって、最重要。
清潔感があると、5割増し綺麗に見えます。

「心に余裕がある」これは次に続く項目と大いに関係があって、「金銭的、時間的に余裕がある」と心が穏やかだったりするし、ちょっとワクワクすることにも、難なく支払いが出来たり。
そのためには、もしかするとこっちが先なのかもしれないけど。

「教養がある」ことで、行動や言動に遊びが生まれます。直球的な答え方だけでなく、変化球的な会話や発想が出来、それがその人の面白さに繋がったり。
それがあるから「相手との対話や対応が、寛容である」ことになるのかな。


さて、私自身も”金銭的ゆとり”を省けば、その他は昔に比べると少しは変えてこれたかな??と思ったり。
それは年を取ったのもあるけれど、バレエの先生=バレエの世界って「美しいもの」ですから、それらをしっかり伝えられてこそナンボ、ということがよりリアルに分かってきた気がするのです。



美しい世界ほど表に出ない面があって、それを敢えて知らしめるとしても、美しく見えるようでありたい(と、言う気持ちは心の中に)


▼今ちょっと話題になってる谷バレエ団のYouTube動画で、芸術監督の高部さんが似たようなこと仰ってました。
すごく気持ちが分かる・・その部分が堕ちてしまうと、高みを目指して頑張ってきたことが、なんだか台無しになってしまうから、なんですよね。

次回は”「豊かさ」を感じる踊り”について、私なりに書いてみたいと思います。

マーゴ・フォンティーンさん着用の衣装だそうですよー。



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こだわりを持って、ものづくり

今回の小旅行で、とある工房を訪ねました。
MHオーディオと言う、スピーカーとアンプを作っている工房です。

このスピーカーを作られている星野さんは、元は某企業の技術職の方。
(プリンター等で有名な会社です)

このスピーカー、本当にびっくりするぐらい音が良い!
音に濁りが無く、細やかな音まで再現。
しかもハンドメイドの手作りで、ひとつひとつ制作されています。
YouTube動画があったのでご紹介しますね。

スピーカーを実際に目で見て触らせてもらった時に
「スピーカーの側面が振動するから、良い音が出るんですよ」と仰っていて

なんだか踊る時に体が振動して、体の中が巡るようにして呼吸をしているのと似ているなぁ
と、感じました。



そんな星野さんに、私のことをバレエ教師兼ダンサーをやってますとご紹介頂いた後

「僕、バレエはよく分からないんですけど、この著者の方を直接存じててこちらの本を買ったんですよ」と、一冊の本を見せて頂きました。

著者の方、お名前だけは存じてる方ですが、色々なところで繋がっていくものだなぁと思います。
面白い偶然!


工房には結局2時間以上お邪魔して、様々なお話を伺いました。
スピーカー以外に、星野さんご自身で製本された写真集等も見せてもらったのですが、す、すごすぎる!
器用ですね、だけじゃ終わらないものを持っている人が居るのは知っていたけれど
こんなにモノづくりとしての、クオリティが高いとは・・
とても良いインスピレーションを受けた時間でした。

【勝手に宣伝】
もしこちらのスピーカーにご興味ある方は、上のリンクからお問い合わせなさってみてくださいね(*^^*)


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まとめ:「音取り」は難しい?

2回に渡って音取りについて書いてみましたが、伝わっていたら嬉しいです。
これまで、音取りに関しての記事を書くと

アクセス数、少ないやんかー(😢)

と感じることが多かったです^^;
ひとつは、私の書き方が悪いのかなぁとか。
音楽の専門家でもない私が、目で見えない音楽をしかも文字で説明するとなると、どうしても長くなります。

二つ目は「直したいと思っていても、諦める人が多い」
のもあるかもと。

いわゆる「知りたがり」なタイプは、理解できる方法を幾つか探し出すためのアンテナを持っていますが、そうじゃないパターンとして
「分からないことを、そのままやり過ごす」ことが多い。

音取りだけでなく、ストレッチの方法、Pull up(引き上げる)の方法などなど、疑問を持った時「どうしたらいいのかな?」とは思っても、その解決方法が分からない。先生に聞くにも、質問としてどう伝えて良いのか分からない等、色々な事例を見てきました。

その場合、私が親身になっても指導したとしても「先生が居たらできる」になることもあり、根本的な解決方法にならなかったり(苦笑)
なのでここで書いていても、読んでいなかったら伝わってないんだけど・
それでも書いておくからね!と思って、毎日あれこれとしたためております(笑)


バレエは「人に見てもらって成立」する踊りです。
そのため相手(観る側)との対話の一つの手段で、「私は音楽に合ってます♬」もしくは「音を聴いて動いています。」という姿勢は絶対必要。
音を無視していると、場合によっては自己中心的に見えることや、間が持たないことで自信が無さそうに見えたりとか。その位音と合うことは大切なのです。
複数名で踊っていると「皆で合わせる」ことも。これもただ「音が取れてる人に合わせる」のではなくて、全員で理解する練習を行って揃えます。


「厳しそー・・・」そうかも~。言葉にすると厳しいけど、練習って”できないこと”にトライすること。大人は様々な経験が無いからできない、と思うのであれば、経験もしてみてください。
頭をものすごく使うし、きっと最初は心地よくないかもしれません。だけど、自分の殻を破る意味で、練習してみてください。するときっと「あ、こっちの方が心地いいんだ」となる時が来ます。

「自分にとってはこれが当たり前♪」な要素が増えるから、上手くなる。
自信を付けるのは、勇気です。
そしてもし方法が分からない場合は、プライベートからご指導して、改善点を探ることも可能です。
お気軽にご相談ください。


Photo :
宮澤良輔 (@mizryon /@mizryon_photo)

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リズムを目で見てみると【音に乗る・2】

昨日に引き続き、【音取り】に関して。
先日とても興味深いツイートを拝見しました。
ぜひ三浦先生のツイート(コメント欄)も併せてご覧ください。
引用RTは私です^^

2つの動画は「メトロノーム」の音で、多分ヴァリエーションの一部を踊っていると想定されます。
(綺麗な動きですね♪)
同じリズムだけど、微妙に下の方が遅れて見えますが・・
だけど合ってるし、踊りの質感も違って見えませんか?
※優雅に、と力強く、の2つを使い分けているそうです。


音と音の隙間の”間”で遊ぶ、というのが踊りなのですが、音に合わせようとするとひたすらリズムを無視して、メロディの高い部分を耳は拾ってしまいます。なので早くなる。
また遅くなる場合は【音を聞いてしまってから、動く】ので、結果遅れて動いてしまう。
”間”にある”時間軸”を技術的に操作できるようになるのは、訓練が必要です。
「もっと音引っ張ってもいいのよ」なんて注意、受けたことある方もいらっしゃるかもしれません。


【早取りや遅取り、改善方法】

「音楽」は目に見えないものなので、抽象的です。
だけど楽譜だと音符があり、その指示された音符記号によって、目に見えるようになります。
譜読み以外だと、流れてくるメロディに合わせて自分で手を叩いてみたり、実際に流れてくる音に合わせて歌ってみたりすると、自分のリズムの速さや音程が分かります。
歌うと呼吸しますよね。早くなる人は、呼吸を無視して動いてることが多いです。

また音と音の間の部分で床をどう使っているか(擦っているか、蹴りだしているか、等)もチェックポイント。擦るべき動きで蹴っていると、早くなるのは当然です。
動きの質感に合わせた音楽でレッスン曲は組み立てられているので、リズムと動きは”セットで練習する”。
すると空気音の張り感も出てきて少しずつメリハリが生まれます。「踊って表現をする」というのは、そういうことなのです。
自分の音取りに対して不安にならず、しっかり耳で聴いて腰でリズムを取るようにしましょう。

貴重な動画のお陰でリズムが目にみえるようで、とても伝えやすくなりました。
貴重な研究報告をありがとうございます。



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踊りを「揃える」

バレエのブログを長く書いてきていると、(私の場合は特に)あちこち脱線しがち・(反省)
なので今日は”基本に立ち返った”ことを書いてみました。
ぜひお付き合いください^^


昔からよく言われたことなのですけど

「皆が揃うためには、レッスンから一緒にやらないとダメよ」と。

喩えるとすれば「同じ釜の飯を食う仲間」みたいな感じですよね。
これってかなり整合性があって、90分のクラスを一緒に行うことで、全員の空気が揃っていきます。
(なので、舞台をやる時は”リハーサルだけ参加”よりも、クラスレッスンから参加の方が良い訳です。)


初心者であっても、他人の動きや気配を察知できる人は、相手の動きを見て真似ることが上手くなる=上達が早くなる。

気配を見ながら形をなぞれるというのは、踊りに対して必須のスキルで(多分お仕事でも使える?)
それができる人はアウトラインから形作ることが上手かったりもします。

指定された順番は、スタジオに複数名居たら全く同じことを皆が行う訳なので、焦る必要もないのですよ。
なので落ち着いて、時には周囲から盗み見て、自分の頭にインプットさせながら動きましょう。


「先生の指示に従う」

あるステップの際の指示で「右手、右足から動いてね」と言われたら、その通りにする。
私だけ足だけやりますとか、他の人と違ったことをやらないこと。
先生が伝えたことは、その日の課題です。
もしくは分からなくても、その通りにすること。

教えている側は「同じクオリティ」のものを見たいのです。(上手とかそういった意味ではなく)
右手、右足からと指示出しているのに、各自がバラバラだったら「伝わって無いのかな?」と思ってしまう。
間違えた人の中には「自分はまだできないからとりあえず、ま、どちらからでも出せばいいや」という考えになるケースもありますが、それはNG。
そういったことが習慣になり、正しく覚えられなくなります。


【まとめ】
今日の題名は「踊りを揃える」としましたが、クラスの中で様々なレベルの人であっても、全員の空気が揃うと、一定水準に見えるようになってくるものです。不思議。
思うに、人は「水平垂直」が歪んでると居心地悪くなる。
誰かが違うことをしていると違和感として察してしまうから、空気感が保てなくなる。
多分そういった”肌感覚”みたいなものはきっと誰しもが持っていて、上手さのレベル云々じゃない部分だから、それが分かるんですよね、多分。

なので、動きを揃える=踊りを揃える、という点、ぜひ大事にしていきましょう。

Photo by 長谷川清徳

過去発表会「ジゼル」より第2幕
コール・ドバレエ全員大人リーナさんでした。


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感受性と継続力

6月1日でのライムライトさんとのコラボブログで、私のことをこんな風に書いてくださっていました。

感受性と継続力はダンサーの優れた特性かも

感受性とは【周囲からの影響を受け取る力】と言われます。
周囲の影響を受けやすいというのは、見方を変えるとセンシティブ(繊細)な一面もあって、異質なものを感じると目や意識がそっちへ行ってしまったり、誰かの意見に影響されやすかったり、とか。
なので感受性が強い場合、放っておいて勝手に自ら良くなることは殆ど無いし、むしろ手がかかったりすることもあるかも?しれません。


芸術家に感受性が強い人が多いのは、刺激を受けた後の残像が他の人よりも強く、例えるならフルハイビジョンとか4K?ぐらい?の鮮明さで記憶に残りやすいため、自分が何かを表そうとした時にその記憶に見合うだけのエネルギーを出すことができるからかなと思います。
小さな頃から文化芸術に触れさせた方が良いというのは、子供の場合は特に純粋に見たものを取り込んでくれるから。
圧倒的なものや、すごい!と感じるものに触れさせた方が、記憶の残像に残りやすいからです。

私の場合は家の近所に奈良の大佛さんや、神社仏閣が沢山あったからその影響は大きかったと思います。
なぜなら圧倒的に大きい造形物、自分が小さければその分大きさにびっくりするし、しかも古い時代から遺ってるものだとわかると、素直に「すごいー!」と思っていました。
それはバレエも一緒で、古い時代から続いているんだよ、程度の理解しかなかったけれど「自分が習ってるものは、すごいものなんだ」と思えていたから、自然にリスペクトしていたのかなと。


この二つの共通点は【美しいこと】。
大佛さんや仁王さん、四天王のお顔が綺麗という意味ではなく、造形美として本当に美しい。
またはキュッと捻り上げたポーズ等を見て、かっこいいと感じます。
(四天王は顔は怖いけど、私はかっこいいと感じますね。あと南大門の仁王さんも!笑)

子供の頃は何をやっても「あら、可愛いわね」で終わっちゃうけど、かっこいいとか美しいとか言われるようになるまで頑張ってみたい、と思うようになるかもしれない。
継続力はその繰り返しの期間が長いだけ身に付くもの。
簡単に辞めちゃうと力は身に付かないよ、というのはその通りだなと思います。


正面よりも、実はこのアングルからの眺めが結構好き。


さて、昨日は新国立劇場バレエ団の「白鳥の湖」を鑑賞してきました。
どうまとめようか・^^; こないだバレエの世界史も勉強してきたのもあって、また違った見方ができました。近々公開予定です。観れて良かったです。


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知識の引き出し、整理整頓

時々頭をしっかり使ってブログを書くようになり、自分の知識を入れ替えしてるみたいと感じてます。
今ちょうど衣替えの頃ですね。

思い出ですが、昔レッスンに来ていた方に
「難しいことは知らなくても良いから、自分は◎◎や△△の作品が踊れればそれで良い」
と言われたこともあれば、その他
「こんなに毎日ブログ書いていて、一体何がしたいのですか?」等・・(^^;
(教わる相手に言う言葉じゃないと思うけどね)

でも諦めずに書き続けていると、今は「とても分かりやすい」「バレエを知らない人にも伝わりやすいです」という感想も増えてきて。
発信側はどうにでも対応できるんだぞー、ぐらいまで成長できたかも?
自分のブログというのは、改めてとても自由な場だなぁと感じています。



レッスンの振り返りをするのにノートに書くと良いと言いますが、知識も入れ替えをすることで、これまで積み重ねてきたことが改めて大事に思え、少し前向きに捉えられる行動や考え方に繋がったりします。
自分はよくこんなに難しいことによく取り組んできたなとか、やっぱりアンデュオールって大事なんだなとか、自分のやり方を見直す機会にも。
特に考え方やモノの見方は、誰かや普段の生活の影響が圧倒的に多い。それだけに「変えられない」という考えは勿体ないけど、案外誰も指摘してくれないからそのままになりがち。
それだけに、何か学ぶ機会って貴重。
★折を見て、端折っちゃった部分も紹介出来たらなと思います。


昨日は6月6日で「習い事の日」でしたね。
“習い事“も実は奥が深い言葉。でもこの言い伝えは好きだな。

Photo :
宮澤良輔 ( @mizryon /@mizryon_photo)


5月27日と6月10日、体験会があります!
ぜひお越しください。体験会②は、基礎ポワントクラスもあります。

体験会のお知らせ① 対象:子供バレエ(小学生以上)   (終了しました)

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バレエ史研究会を聴講してきました:後編【まとめ】

後編になったところで、やっと本題へ。
先日Twitterで「バレエ史研究会」が開催されるのを知り、主催をされている方が私の母校で今バレエ史を教えておられるのも興味深く、参加しました。
(日女は今”舞踊科”があるのですよね。当時は体育科舞踊専攻)
私たちの頃も「西洋演劇史」という教科が有り、それで歴史等は学びました。

そして、ライムライトさんにもお目にかかることができました。 
想像通りの方でして、代替わりで引き継がれているバレエ教室の雰囲気もさながら、とても真摯な方達が集まっておられるのが分かりました。
本のことをとっても詳しくまとめようとされていますので、ご紹介します。
「バレエの歴史 15世紀イタリア編 -1-」


研究会に関しては昨日の記事内の目次の部分をスライド等も活用しつつ、ほぼ100分でまとめてお話くださった先生に拍手です。
世界史を見ていると、勢いを持った後衰退し、また別の場所で勢いを盛り返したら散り散りになり、でもそこで勢いを付けたりと、栄枯盛衰を繰り返してきた部分が日本の文化とは異なる点なのかな、とも感じます。
(昔は”他国を従えてゆく”というのが強い証拠なのと、更にもっと昔は宗教の力が強かったというのもありますねぇ)その中で発展してきた芸術なのだなと改めて。


ではかなりざっくりですが、まとめ〜

15~17世紀のバレエ
ルネサンス:中世的価値観からの離脱
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが活躍
ルネサンスがもたらしたバレエの芽として
富裕層(金融業などを営む)都市貴族の祝祭、余興としてパッサダンツァとバッロという2つの舞踊が生まれる

ルイ14世が自ら創作して踊ったと言われる時代は絶対王政、観客は王侯貴族達
余興として始まったバレエでも、筋書きや幕間構成はこの頃からも存在

王立バレエアカデミーが設立
バレエのポジションを考案

ロココの時代、パリ・オペラ座の女性舞踊手:マリー・カマルゴ
「靴の踵を取って踊った」と言われる
(ポワントシューズの前身)
足を打ち付けるパ”アンドルシャ”を生み出し女性で初めて跳躍のステップを踏み、技術水準を高める

19世紀前半、ロマンティックバレエの時代になり市民層も劇場でバレエを観るように

神話、伝説、幻想、異界といったモチーフが、バレエ作品に多く取り入れられる
バレエ衣装が軽やかになり、ガス灯、ワイヤー、緞帳などの演出もこの頃から

ブルジョワジーの支配”パトロン化”により、西欧ではバレエが堕落し衰退

西欧に変わり、ロシアでバレエが花開く
帝政末期のロシアではマリウス・プティパが物語バレエ作品を多数創り、現在の劇場型バレエの形式に
「帝国主義」の時代

「バレエ・リュス」とロシア革命以後
世界にバレエが伝わる
(日本にバレエが伝わったのもこの頃)

アメリカでジョージ・バランシンが、ロシアで確立されたバレエから物語性を排し、純粋な身体の動きを追求した作品を生み出し、これまでの概念を変えるバレエ作品を多数発表

第二次世界大戦後の東西冷戦中
ヌドルフ・ヌレエフやナタリア・マカロワ
ミハイル・バリシニコフがソ連から西側へ亡命し新たな境地を開き、バレエの大衆化に繋がる

シルヴィ・ギエムの登場以後
バレエダンサーの概念が大きく変わる

※これらは、お話や本から私が興味深いと感じたものを載せてみました。
(端折ってしまったのもあります)
これ以降現代はコンテンポラリーバレエ等もあるので、更に多岐に分かれていきます。


現在は誰でもバレエに親しめ、場合によっては踊りたいものも踊れたりする等、かなり一般的にも浸透してきていますよね。
今習う人達にとって「自分が時間とお金をかけてきたものは、それに値する存在」という実証や意味があると良いんじゃないかと。そういった面でも最近バレエの歴史を学ぶ機会が増えたのは、とても良いことのように感じています。

なぜ魅力を感じるかと言うと、やはり美的な要素が強い踊りだから。
そして舞踊全般に対しての基本となる部分がしっかりしているから。
また観るだけでなく踊るなら、自分の身体を使って行うもの。それなら本質の部分を知っていた方が、より楽しめるんじゃ無いかな、と感じている次第です。


【まとめ】
なんだか随分濃い世界!と私自身も感じましたが(笑)、研究として「深く狭く」があれば、親しむのは「広く浅く」でも十分楽しめます。
私は【広く浅く】をモットーにしつつも”時に深く、狭く”をこれからも心がけていきたいと思っています。その方が面白いし、教えている立場から「伝えやすい」方法をこれからも模索していこうと思います。
今回はこの辺でおしまい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪



5月27日と
6月10日、体験会があります!
ぜひお越しください。体験会②は、基礎ポワントクラスもあります。

体験会のお知らせ① 対象:子供バレエ(小学生以上)   (終了しました)

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バレエ史研究会を聴講してきました:中編

まず、「バレエ史」の特徴として

⁂キリスト教と、かなり密接に関わりがある
⁂世界の動きと、かなり連動している部分がある

という点があり、それらはどうしても否めないものだったりします。
そのためバレエを習ったり踊ったりしていると、それらの要素がふと降りてくるというか・かなり関わっているというか、性質が垣間見える部分がありますね・

さて昨日ご紹介した本は、10章に分かれて書かれています。

  • 序章 バレエとは何か
  • 第1章 都市貴族の余興として芽生えたバッロ—-ルネサンス期イタリア
  • 第2章 フランス宮廷の祝典から誕生したバレエ—-ヴァロワ朝フランス
  • 第3章 宮廷の儀式・儀礼から劇場文化へ—-ブルボン朝フランス
  • 第4章 オペラと一体化したバレエの流行—-ロココ調フランス
  • 第5章 オペラからの独立と演劇的改革—-啓蒙思想期のヨーロッパ
  • 第6章 ロマンティック・バレエの隆盛—-産業革命期のヨーロッパ
  • 第7章 クラシック・バレエの確立—-帝政末期のロシア
  • 第8章 総合芸術となったバレエ—-バレエ・リュスの活躍
  • 第9章 二十世紀バレエの飛躍—-振付家・ダンサー・バレエ団
  • 第10章 バレエ界の最前線—-テクノロジーと社会主義
  • 終章 バレエの美を支えるもの

研究会でお話くださった海野先生も、「おおよそ500年で区切ると分かりやすい」と。
バレエの始まりから見ると600年位。でも多分私たちが知っているバレエとしてなじみ深いのは第6章~7章ぐらいからなので、せいぜい100年~ぐらい。
※分かりやすく言うと、漫画【ベルサイユのばら】よりも後ですよ!
えー!案外遅いんじゃないの?と思う方も、多いかもしれませんね。


★少し脱線しますが、過去ブログから2つご紹介。どちらも2018年にアップしたものでした。
ちなみに、これを書いた1か月前に日本バレエ協会公演の「ライモンダ」に出ていたため
その時の雑感も書いております。
ご興味ある方は➡劇場入り4日目、無事終演。ご来場ありがとうございました! もぜひ。


上の写真が聴講中にでてきて懐かしく思い、記事を引っ張り出しました。
そのためまた次回に続きます。



5月27日と
6月10日、体験会があります!
ぜひお越しください。体験会②は、基礎ポワントクラスもあります。

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