理想は「”美味しい”バレエクラス」

春ですし、24年前の4月にバレエクラスを開講した時のことを想いだしてみました。

よく日本では「バレエの先生の資格が無いのに、教えることができる」と言います。だけど個人的に感じるのは日本の先生達はとても学び上手で、指導能力も高い人が多い印象です。
「バレエ」と言う”踊り”を教えるのだから、バレエ公演に出られるぐらいの実力があれば尚良い、とも言いますが、私がバレエクラスを始めた頃もその基準は中々高くて、”バレエの公演”と”バレエの発表会”とは、全然別格なものでした。

学び上手な人=教え上手なのだと思います。色々な物事の始まり(芽吹き)から成熟期になるまではそれなりの時間(年数)が必要だけど、教え始めた頃は周りで色々なものが芽吹きはじめ、そして成長していく様が見れました。当時はネットが無いにも関わらず、ためになる情報は情報誌等で入手。今よりも「自分から探す」時代。
★KayanoBalletStudio開講が2000年。その1年前はK-ballet創立。翌年の2001年に、スタジオアーキタンツ創立。ちなみに新国立劇場バレエ団創立は1997年。


当時教えたことが殆ど無い状態(地元の奈良の教室で高校生の頃、アシスタント的なことは経験)のまま、10年以上経ってから「さぁ、バレエを教える!」となった時、それまで別の仕事をしながらレッスンに励んでいた身なので、自分自身のレベルアップの方が先に感じ、本当に踊る方も指導方法を学ぶ方もがむしゃらに頑張りました。

当時のクラス指導、今とかなり違っていたと思います。伝えたい思いが先走っていたかも?しれない。周りに役者さんも多かったので、バレエが演技に役に立ってくれたらという想いもあって、間口が今よりも広かった気がします。(今も狭い訳じゃないです♪)
不思議なことに、自分でバレエクラスを運営する、という責任感を負うようになってから、各段に踊りが上達した気が。教えるのは”他人相手”なのに、人を通して自分自身が変わるという化学反応が起こせるのかもしれない。


「先生」と「人気のダンサー」を兼務する人が圧倒的に増えた昨今。現役ダンサーさんが勢ぞろいの大手オープンクラスになると、クラスの質もなんとなく高級感?あるような感じで、いつの間にかレッスン=特別感、を味わうようになったのかなーと感じることもあります。

でも私の教えるクラスは「ちょっと美味しいものを、普段使い的に食べられる」ような感覚でありたいので”そこまで背伸びする必要もなく、だけどジャンキーではない食事”のようなクラスが理想。
”それなりに経験を積んだゆえの美味しい”クラス。
それを食べ続けた人達の効果効能は、3か月~1年も経てば表れる。あとはもう少し多くの人に、選んでもらえるようにするだけ。

そんなことを想いつつ、今日の記事を書いてみました。バレエのクラスというと身構える人も多い部分は理解できるけれど(笑)今の日本の特に大人バレエの熱度は高いので、恥ずかしいと昔ほど思う必要も無い気がします。
ご興味ある方は、ぜひお問合せくださいね。


バレエクラス開講から24年目の春/体験早割行います

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