バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
ロイヤル・バレエシネマ「ロミオとジュリエット」を鑑賞。
バレエに詳しい人にとって「ロミオとジュリエット」は
誰もが憧れる作品のような気がします。
私も大好き!
そんなうっとり目線で、最初観ていたのだけど
すぐに色々なことに気づきました。
振付をはじめ、人の配置や衣装、小道具、演出
そして間合いなど、色々なものがとてもクリアに見える。
シネマだから?とも思ったけど、どうもそうじゃないみたい。
ロミオのマシュー・ボールと、ジュリエットのヤスミン・ナグディは
フレッシュな若さで、煌めいていました。
ヤスミンの、ポワントに立った時のラインが実に美的!
そしてバルコニーのシーンは軽やかで
本当に夢のようでした。
★
私日女の舞踊科時代に、西洋演劇史と言う科目で
戯曲を読む課題があり、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇をかなり読みました。
小説とは違い、慣れないと戯曲は読みづらく難しい。
しかも悲劇を沢山読ませるって、どういうことかな?と
思ったけれど、昨日なんとなくその意味が分かったかも。
感情の表し方が、とても複雑なぶん
細やかさが生まれる
ロイヤルバレエは、演劇性の高いバレエ団と言われています。
言葉を発しなくても、演じているのがありありと伝わる。
ティボルトは、すぐカッとなりキレやすい性格なんだなぁとか
ロミオは最初の頃、少しおバカっぽくてやんちゃなんだな、とか
ジュリエットもロミオに出会う前までは、子供子供してるなとか。
主要な登場人物だけでなく
その時代、そこに住む人達の考え方や価値観の表しかた
そして時代背景の再現が実に見事で
14世紀のヴェローナの街中や雰囲気、空気感との相乗効果で
より心に迫ってくるものがありました。
シェイクスピアの作品にインスパイアされ
プロコフィエフの音楽の抒情性や壮大さが生まれ
そしてケネス・マクミランが振付ける。
さすが、シェイクスピアが生まれた国のバレエ作品
それだけに、心に残るのかもしれません。
9月の日曜日には
バレエ作品から表現を学ぼう、のクラスを行います。
どのバレエ作品にも、ストーリー(お話)があります。
ストーリーの中に自分が入り、そして演じて行く時
踊りも大切だけど、表現することを恥ずかしがらないマインドも大切。
表現に繋がる、色々な点をお伝えします。
受講には予約が必要です。ぜひお待ちしています。
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