芸術を嗜むって何ぞや、のツレヅレ

9月に入り、朝晩涼しくなってきて少し秋めいてきました。
私はスーパーの果物コーナーを見るのが好きなのですが、桃や葡萄、そして栗が出てきていますね。

秋は”芸術の秋”とも言うけれど、今日は芸術を嗜むって何?についての雑感です。

中~高校の頃、美術の教科書がすごく好きでした。
特に洋画?有名処の絵を見ては、ワクワクしていて。
そして、音楽室では壁に年代順にずらっと貼られた著名な作曲家たちの絵を見ては、表情の真似っこをしたりしていました(笑)
そして漫画もよく読みました。親からは怒られたけど・・でも日本史を全部漫画の本で暗記したこともあるので、漫画は侮れない。

多分、絵や音楽に興味をもつというのは、理屈じゃない部分のような気がしています。
目に飛び込んでくるもの、耳で拾うもの、それらについての好みと言うか。
そして嗜むという部分は、生活の中にそれらが存在している、と言うことかもしれません。
よく「展覧会や美術展に行きましょう」とは言うけれど、何のために見るの?と聞かれると中々答えにし辛い。
だけど最初は「分からなくても良いから、子供も連れて行こうかー」で、良いのだと思います。
私もそんな感じでした(多分)。

覚えているのは棟方志功の木版画。
「目が悪くなっても、彫ってるんだよ」と母が教えてくれましたが、強烈な印象を持ちました。


https://nanto-museum.com/shiko-munakata/ よりお借りしました。


音楽に関しては多分、小2でバレエを始めてから色々覚えた感じかな。「ユーモレスク」とか、時々懐かしくなります。今子供向けに振り付けてる作品の音楽も、昔発表会で聴いた音楽ばかりをなぜか選んでしまう。


元々絵は写真の代わりで「記録する媒体」でもあったり、踊りは演劇から派生してるから「物語を伝える」一片を担っていたり、また音楽は娯楽だったりとか、もっと身近なものなのです。
だけど今はちょっと様子が違ってるのか、まず進んで見ようとしない。また見ても分からなかったり受け入れられないと、排除する傾向にある気がします。これには少しびっくり。
嗜む=知る=興味の幅を広げる、と言う段階があって、その通り理解しなさい、ではないのに。
自分で色々想像を膨らませて行けばいいのですけど。どこかで「芸術=ものすごいもの」になってるからなのかな。
いや、確かにものすごいものですよ?でもすごいものを知ることで、幅が生まれるものじゃないのかな、と感じる自分がいます。

と、最後は私見でまとめちゃいましたが『人として豊かに生きるための手段』と言った方が良い気がします。だから必要なのではないかしら。
それにしても、人が生み出したものに圧倒される快感は、やはり癖になってしまいますよね。



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