アン・デュオール

アン・デュオールと言う言葉があります。
足を外側に外旋(まわす)して、外向きにする動きです。バレエの基本概念ですね。

SWANからの引用になりますが、結構最初の方(1巻)に載ってます。

子供の頃、これがなんのことか正直分かっていませんでした。
足元は開いてポジションには出来るのだけど、太ももから回す??ナニソレ???と。

先生がちゃんと教えてくれていなかったのか、それとも当時の自分には理解不能だったのか・・
多分両方じゃないかな(💦)
なのでこのページはとても印象には残ってるけど
書かれてることの意味を理解するには、まだまだ幼かったなと。

⭐︎真澄が「君にはこれができてない!」と、この後猛特訓を受けます。
そして「基礎」の大切さと、それが不安定なまま積み上がっていくといつか崩れる、という指摘もされています。(有吉先生の描写がすごい)


アンデュオールにすることで、足元の安定が増します。
ですが【正しく行なわないと】関節が捻れたり、筋肉が無駄に発達したり
背骨の伸びるべき場所が詰まったようになったりも。
結局は脚だけの問題ではなく、身体全体でその変化に対応できる状態にしないといけない訳です。

さて、ここでよく問題になってくるのが「大人にどこまでそれを求めるか?」
ですが、身体って人それぞれ違うもの。
固いと思っていても凝りが原因なら、ストレッチやマッサージで少しずつ柔らかくなります。
状態に合わせた指導を行えばいい訳ですし、また構造を知ることで不安も減ってきます。
求めるのは完璧さでは無く、動きの概念を自分の感覚にしちゃうこと。


普段のレッスンでも、アンデュオールについては細かく指導してますが
ちょっと認識が曖昧に感じるので、近々具体的な教材を持って行ってお伝えしようかなと。
良かったらご参加くださいね。

まずは6/12のよみうりカルチャー北千住の「大人のエレガントバレエ」で行います。

体験申し込みは、よみうりカルチャーまでお問い合わせください。お待ちしております。


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厳しさは何処へ

久々にSWANを読んで感じたのは、主人公の聖真澄が成長して行く過程の中で様々な「厳しさ」と出会い、それを真摯に受け止めて成長して行く描写がとても多いことでした。

決して真澄が緩くてだらしない訳でも無いのだけど、目指すものが求めている世界の”価値観“の基準や心根の部分が、今の真澄の置かれている状況よりも遥かに高く、それにまだ見合って無い自分に気づき、苦悩しているのかなあと。

けれど作中に登場する実在の超有名バレリーナ達はとても優しくて気品高く、そして余裕すら感じる立ち振る舞いで優しい言葉を彼女にかけます。厳しさの中で葛藤している真澄は、それによって更に高みに上りたい!と感じ、自分の新しい可能性を広げて行きます。


今は厳しさとかハラスメントに繋がることが避けられつつ、個人の尊厳が大切にされる方向になってきています。個人の尊厳が大事にされるのは、とても良いと思う。

でも厳しさの部分を柔らかくしながら諭す(伝える)ことの難しさよ・・パシッと一言言えば済む事が、中々言いにくい世の中。

何でもすぐ叱るように言っちゃいけない、と思ってた時期、禅の本や心理学の本を色々読みました。そう言った本を読むことで、私自身には引き出しが増えて良いけれど、だからと言って万能な知識でも無い。

悩みに悩んで、伝えなきゃいけない時にはパシッと言い、その後にフォローを入れる方法に切り替えました。厳しさは大事。だけど後のフォローを間違えると、相手はその部分に対して傷つくので。

SWANが書かれた時代は私がまだまだ子供だったけど、読んでいて伝わるものが沢山ありました。きっと漫画家さん達は読者が作画を目で追いかけて速読して行くことを想定しつつ、描かれている表情で伝えたいことがわかるように構成するのが、本当に上手なんだなと。

厳しさが無いとフワフワして、締まりが無くなってしまうと思うのです。締まりが無いとルーズになる。何事もバランスですね。


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SWAN(漫画)は熱い!

以前も少し記事にしたことがある、漫画SWAN。
ご縁あって愛蔵版の1〜3巻までを、なんとプレゼントして頂きました(🙌)

SWANは1976年から1981年まで連載されたバレエ漫画。有吉京子さん作。
読んだことがある方、無い方もおられると思いますが、まさにバレエ漫画の金字塔。

(裏表紙はレオンなのです!)


この熱量は、一体どこから来るんだろう。
昔時間を忘れるぐらい読み漁ったけど、それは今も変わらず。
内容は時間軸的にソヴィエト連邦のバレエが中心ですが、ロイヤルバレエアカデミーや日本バレエ協会も登場します。漫画には日本バレエ協会会館なるものがあり(実際には無い 笑)文化庁等にもしっかり影響力を持ち、日本のバレエ文化向上のために動いてる。
それに実在した超有名バレリーナやダンサーがさらっと登場して、主人公たちにアドバイスしたりする。実際にあったとしたら舞い上がってしまうだろうなぁ。

「基礎、基礎、基礎!君たちに足らんのは基礎だ!
中途半端なものの上に技術を積み上げても、それは途中から崩れ落ちるぞ!」

と言うセルゲイエフ先生の厳しい指導のシーン、ドキっとします。
登場人物全員が練習の鬼で、あんなに踊ってばかりいたら壊れるだろうに・・・なストイックさ。
でも自分達の頑張りが、これからの日本のバレエ未来を変える!と言う本当に熱い思いで練習に打ち込む姿は、現在の個人主義的な考えに偏りがちな側面と比較すると、清々しいものがあります。

本を下さった方が「生徒さんもお読みになるだろうと思って」と、言葉を添えてくださいました。
希望する方には貸し出してもいいな、と思います。時に熱量の高さに触れてみるのもいいものですよ♪


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自分で考える

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。


10月に入り、涼しさが増したこともあって
昨日のレッスンでは冷房を止めて
風が入ってくる状態で、レッスンしました。

最近は「ターンアウトを保つ」ことと
「美しく足を使う」ことを、かなり丁寧に指導中。
ターンアウトは「できる」「できない」と言う類のものではなく
その状態に「なってるか」「なってないか」

そして美しく足を使う=動かす、のは
足の指の小さな筋肉を、細やかに、細やかに動かすことで
形になっていくもの


かつて(もう数年以上前)新しく入られた方から
変わった質問をされたことが、よくありました。
質問と言うよりも
何かにつけて、すぐ正解を問うてくる感じ。

さすがに
「まずは自分で(こんな風かな?)と感じてないと
それらは形になって表れませんよ」と言ったら
とっても不思議そうな顔をされた。
先生からチェックしてもらい
「できてる」「できてない」と言われないと
自分じゃ分からないみたいで。

でもねぇ・・・自分の体ですから。
私も手業で相手の補佐に入ること
しょっちゅうありますけど
補佐に入った前と後の感覚の違いを感じるのは、その人自身。
要はその感覚の状態に、自分ではまだ持って行けないから
目視で、正解かどうかを教師に求めてくる。

でもそのたびに「できてます」「できてない」って言ってたら
中断しまくりで、クラスの流れも止まるやろ?

分からないことを質問するにしても
少し考えたら、解決できそうなことは
自分で考えるとか
状況を見て、今はこのままやってみよう、とか
そういう判断ができるから
理解する、と言う状態になるんじゃないかなと。

不安感の解消は、時間をかけずしては得られないですから。




★この「自分で考える」こと
昔読んだ”SWAN”で、主人公の真澄が留学先(どこだったかな・・)で
同じことを、クラスメイトから言われていたのを思い出す。

「自分で考えるんだよ」

小学校4年生の頃に読んだのに
未だに心に残ってるの、すごいね。

「まいあ」は真澄の娘ですねー。



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ステキなブログ記事。

今日は素敵なブログ記事を二つ、ご紹介します。

藤野先生が、奥様の京子さんのことを綴られた記事。
もう何度も読み返しちゃう・・ワタシ・・。
愛がいっぱい溢れてる!

 

 

こちらは福岡でバレエをされているswanさん。
伝えたいことをしっかり言葉にされてる。

お二方とも、とても文章が読みやすい!

私もこれまで沢山ブログ記事を書いてきたけど、ほんと刺激貰います。

楽しい記事書けるように、
身も心も上げて行きたいですね。

ではでは、今日はおうちご飯WS!
頑張ってまいります。

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