影響を受けること、のツレヅレ

昨日は本の紹介をしましたが、現在数冊を同時進行的に読み進めてみてます。
私は昔から書かれてることに影響されやすく、入り込みやすい部分があったのですが、今は多分だいぶましになったかな、と思います。

【本を読む】のではなく【本に読まれる】。
エネルギーが強い内容に沢山触れるほど、自分が小さく感じ、書いてあることに対して心酔してしまう。
自分の頭で考えてるつもりなのに、自覚のないまま誰かの意見に乗っかってしまうというのも案外厄介でなもの。

ではなぜ影響されにくく?なったのかと言うと、多分周りに居る人達のお陰と思います。
一本通った信念の中で行動してるとか、表面的な煌びやかさの部分で判断しないとか・・、今までだと「ステキー!」と思っていたことでも、それらが一種のメッキみたいなものなのかも?と気づかせてくれたりとか。でもそんな風に考えられるようになったのにも随分時間がかかったけれど、それも一つの形なのかなと思います。



踊ることはやっぱり一種の信念が必要です。お稽古であっても、もっとできるようになりたい(理解できるようになりたい)とか、プロの人ももっと自分の表現を深めたいとか、自分の中に何かしら励む動機があると幸せです。だけどその動機が見えない時もあり、それが見えないままずっと過ごしてしまうことも、十分起こりえます。(良い悪いではなく)

励む動機が見えない時や気持ちが別のところにある時に、変化を求められるアドバイス「もっとここを直せば良くなるよ」的なものがやって来ると、相手を拒絶したくなります。そういった言葉自体が鬱陶しく感じてしまうから。私自身経験があるので、そういった感情もとても良く分かります。
そこで自分よりも更に大きな影響力を持つ人に巡り合えば開眼することも可能なのだけど、【読まれちゃう】感性で過ごしていると、今度は全然違った方に転がって行ってしまったりも。


世の中に【バレエを伝える!】という動きがあって時々観察していると、入り口としては一つの方法かもと感じる反面、既に用意されていることが有りすぎて、それらを全部味わうのに精いっぱいなんじゃなかろうか?と思ったりもします。選択の幅が多すぎるというのかな。
そういった点から見ると、一つのクラス内容で割と広い幅をもたせている私のクラスは、インパクトに欠けてしまうのかもしれない。
でもなぜにそういった趣旨なのかというと、技術的なことを学んでおしまい、としたくないから、そうしてるんですけどね。

いつか折を見て、私自身の「バレエを伝える」ことをまとめられたらいいなぁ。
十分ここに毎日書いてるだけでも、そうなんだけど。でも、今一つインパクトに欠けてるのかもしれません(笑)

こちらの舞台は今週末です。



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気を逸らせる工夫

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

今日は雨ですね。しっとりした空気。
一昨日見に行った桜たちは、この雨で大方散ってしまうのかな。

昨日は幼稚園バレエの日。一学年進級した子供達は少しお姉さんっぽくなっていました。
子供はふざけたり、時にはやらなかったり等など、気分がムラなこと多々。
だけど”気を逸らせるように工夫していると、自ずとやる”もんだと思って見ています。

気を逸らせることは、大人側が冷静じゃないと対応できない。
子供も実は案外それを見ていて、滅多に叱らないから安心してふざけるんだけど、でも必ずこれはやらないと先生はOK出さない、と言うのをジワジワ伝えて行くと自然と頑張りだす。
それには信頼関係を作り上げるまでの時間も必要だったりしますが、それを楽しむ余裕も持ちつつ、毎回クラスの時間を過ごしています。
(そりゃ気になるところは沢山・・・だけどSNSで時折見かけるような、ものすごくお行儀良さそうで、ものすごく出来の良い子達を目指しても仕方ないな、って思ったり)(笑)

回転のスポットを取る練習をした後、私が連続回転を見せると皆ビックリしていました。
ずっと練習していたらこんな風にできるようになるんだよ、っていう見本ですね。
素直に受け止めてもらえるのが一番。



大人の場合、子供のように目をかけてもらいにくいからこそ、自分で”気を逸らす”工夫のパターンを持ってると強いかなと思います。純粋な人ほどバレエにのめり込みやすいし、その分様々な情報も拾いがち。
だけど大半は”要らないものだ”と思っておくと、大分楽かもしれません。

楽しみたい、と思っているのか、高めたいと思っているのか、その部分が違うだけで、かなり色々違ってくるものなんです。


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慌てたときは「落着いて」

Kayano Ballet 河合かや野です。

バレエのクラス中、慌てたりパニックになっちゃうこと
多分アルアルですね。
自分のやってることが分からなくなった時
そういう状態になります。

でね、慌てた場合
「まずは落着く」ということを、していますか?

生徒さんが慌てたり、パニック状態になった場合
「まずは落着いて」と伝えます。
慌てるのは地に足が着いてない状態。
そして、吸収しすぎて(息を吸いすぎて)
息が吐けてない状態になっています。
(過呼吸みたいな状態になることも)

息が吐けない
→緊張している
→相手に全て従おうとしている
→自分の存在が見えてない
など、思考パターンのループもありますね。

自分の存在が見えてない場合
自分の意見や状況を、ちゃんと伝えてるかどうか?

「私って普段〇〇で、こうだから~」というのは
意見とは違います。
長々と言ってることでも、実は伝えたいのは
50文字程度のことだったりするから。

*****

私がかつて「めんどくさい自分」だった時
心の中で思ってることを、はっきり言わなかったんですね・・。
相手に気遣ったり、中々言えなかったり、とか。
特に相手が気難しいタイプの場合
ついつい「良い子ちゃん」になりがち。
でもね、そこから抜けられた時
いかに自分の意見をちゃんと言ってないかが、わかりました。

伝えることは、やればいいの。
でも「察してください」は、ダメです。
相手にしてるのは「人」です。
言葉が通じ合う相手なのですから、自分の言葉で
伝えましょうね。

踊りはコミュニケーション
そして、踊る心は愛です♪♪

今日のブログは、特に伝えたいなと思った方に向けて
書いてみました。

今日も佳い一日になりますように。

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バレエクラスは、初心者~経験者に対応したクラス内容。 
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