メンター、の存在

教える仕事を長くしていて、時々・・・大人になると「はい!」と気持ちよく言える人が減るんだなぁ・・・と感じることがあります。
中にはとても良いお返事をして下さる方も居られますが
「はい」の後のマインドチェンジが早い人ほど、どんな環境でも、そして何歳でも伸びるのではないでしょうか。。

返事をしつつも、自分自身の納得の度合いを計っているのかもしれないのですが
それと、他者から貰ったアドバイスへの敬意とは別物、なのですよね。

大人になると注意のされ方も、本当に「やんわりとしたもの」に変わって行きます。
それは、その人が今まで培ってきた経験に対する、他人からの精一杯の配慮なんじゃないかな。
最近はそんなことをも、常々思うようにもなりました^^

踊り手さんは特に、アドバイスをくれる人に声に耳を傾けてこそ、自分の踊りが成長していきます。
自分で自分を判断して、全てを決めてゆく存在では決して無いのだとも思います。

メンター、と言う存在が居るだろうかと言う問いかけもしてみましょう。
「今日はここが良かったよ」「こういうところ、変えてみたら」 等とアドバイスしてくれるもしくは、自分がアドバイスを求めたくなる存在。
踊り手さんなら教師、スポーツ選手ならコーチ、のように。

☆—–お知らせ——☆
久しぶりに個人レッスンをすることになりました。
希望者の方は、知りたいことをリストにしてもらうようにしています。
そして、その内容と組み合わせながら、セッションを交えて行っていきます。

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クラス指導中、参加者の顔ぶれを思い浮かべつつ、アンシェヌマンを考えている私

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身体への意識の持ち方について

以前”ピラティス受けています”と言う記事を書きました。
この記事を書いた時は、必要な筋力について、のレクチャーの意味で書きましたが
相変わらず人は筋力よりも「私、身体が固いんです」と、柔軟性への意識が強いんだなぁと感じることが多いです。

柔軟性に対する憧れは、皆さんそれぞれ強いと思うのですが
では、どうして柔軟しなくてはならないのか、と言う部分に関しては「?」な方が圧倒的です。

身体が柔らかいと
1.肩こりが治る
2.怪我しにくくなる
3.綺麗な身体になれる 等など
多分、外部から植えつけられたイメージで、こう答える方がとても多い現実。

本来は、動く前にどの部位をストレッチしておくかとか、動きながらどこをどう筋トレしておくかとか
結構「拘り」が出てくる部分でもあるのですが、その拘りが最初から大きすぎると、身体は動けなくなってしまいます。

順番が覚えられないと言う方の場合も、身体もどう使おうかとかを考えてしまって、自分の五感を感じるよりも先に、理屈で動こうとしてしまう部分も大きいのかも。。

なぜ理屈になるかと言うと、「綺麗な動き方への概念」とか「イメージ」への憧れが必ずそこには有るのだと思いますが
「綺麗な動き」と言うのは理屈ではなく、「意識の持ち方」から生まれます。
意識の持ち方、と言うのは、いつも同じだと同じように動き
変えてみよう、変えよう、と思うことによって、そのように動くようにもなるのです。
なので、自分が普段やっている方法を一度再認識したり、再意識してみる洞察が必要です。

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その意識を気づかせるために、バレエの先生は存在します。
ぜひ自分の世界観のみで解決してしまわず、相談しあえる関係が理想だなぁと思ってます。

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自分の才能を発見するために・続編

先日ご紹介頂いた本についてブログを書きました→コチラ。
本屋さんでぱらぱらと立ち読みした時に飛び込んできたこの言葉に激しく納得。
それで購入を決めたのもありますね。

~中略
「天賦の才なしで訓練を重ねると、進歩するどころか、燃え尽きてしまう危険があると言うことだ。どんな分野でも根気強く取り組まなければ進歩は望めない。
怠けたいと思うときも当然あるだろうが、その誘惑に打ち勝つにはエネルギーが要る。さらに、進歩し続けるには進歩の過程そのものからもエネルギーを得なくてはならない。

にも関わらず、壊れた結合の修復ばかりしていると、逆の現象が起こる。エネルギーの消耗だ。
どれだけ周到に計画を立てて訓練を行ったとしても、ぎくしゃくとした不自然な動きは改善されない。訓練を重ねれば重ねるほど無理を感じ、もどかしい思いが増すだけだ。そうなると、気力が失われ、再度取り組もうと言う意欲が著しく減退する。要するに、シナプス結合の修復は割に合わない無駄な骨折りと言うことだ。
~後略

約300頁位ある中で、この数行が占める意味、これが強烈でした。
でも、この言葉が書かれているのは、本の最初の方です。この後に、どんどん改善してゆくための言葉が繋がって行きます。
ちなみに勝間和代さんもお奨めされていたりも。→コチラ。

今度11/29(木)に、トークイベントを行いますが
こちらのことも踏まえつつ、お話できればと思っています。
「アタマの中の引き出しってこうやって使うんだよ」と書かれている佐藤さん。
必ず皆さんとも”共有”しているものが有ると思います。
こちらの参加もぜひお待ちしています。

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アンテナ感度や、興味を持つと言うこと

昨日の初心者クラス前、こちらのDVDを流してみました。


私はいつもクラスが始まる前、スタジオ内を雑巾がけしています。
ちょうどその頃に入って来られる方もおられ「手伝います!」と言って下さる方もいるのですが、私がやってしまった方が早いのと
ある意味「お店の開店前準備」的な部分もあるので、いつも私がしています。
着替えつつ、DVDにどれだけ関心があるのかなぁと観察していました。
でも大抵は久しぶりに会う人と嬉しそうにしゃべりだしたりして、多分・・・30%程度の関心^^;

クラス前の「受付」を済ませ、レッスンを始めますよ~、と言う段階になり、ようやく今流れているDVDの紹介をしたところ、全員がちゃんと画面に向かって見てくれました。
ただその時流れていたのが、プロローグの「カラボス」が出てくるシーン。じゃあついでに「マイム」の説明もしちゃおうと話し出すと、数名がストレッチをはじめだしたりして見ていたり。

ここまで人を観察していて思ったのが「与えられた情報が自分にとって有益かどうかは、その人が判断している、と言うこと。
聞く態度が悪いとか関心が無いということよりも、勧められることを受け入れるかどうかは、経験の技量を問わないと言う部分ですね。

多分、殆どの方は90分のクラスを「動き」に来ているのだろうと思います。
世間的に「バレエクラス」=運動と言う刷り込みや概念が有るからだと思いますし
分からないステップや、体のアライメント(軸)は、先生から教えてもらうもの、だと理解しているのだとも確信できました。

それなら、と音声を消し、ずっとレッスン中画像を流しました。合間に時折パッと目に留まる部分を活用して「こんな風にうごくのよ」等と伝えたり。
それを観ながら大抵は「あんな風には出来ない・・・」と。でも「綺麗!美しい!」と言っていました。
出来るようになるためには、本当にコツコツと努力しないとできませんよね^^

私はあること一つに興味を持つと、まるで枝葉がどんどん分かれるが如く、あらゆる方面から必要な情報が入ってくるタイプなのです。
これは昔からごく自然な事で、そこが自分にとってのとても「強み」でもあります。
約34年バレエを続け、5歳から舞台鑑賞に親しんできている私と
大人からバレエを始め、いまだかつて舞台を観た事が無いけどバレエを習いたい、と言う方の意識の差は正直相当ありますが
ただ、私も以前と違い「知らないなら、とことん良いもの、そして正しいことを最初に教えてしまおう」と思うようになったことです。
折角来てくれている人を、頭でっかちさんにしてしまうのは勿体ない。

ある意味ウチに来てくださる生徒さんは、何にでも染められやすい、とても素直な方が多いと感じます。
だから、スタジオ生の皆さん、自信を持って頑張ってくださいね(*^_^*)

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大人の方の、バレエ教育法^^

今スタジオに来てくれている初心者の方達を見ていると、世の中の約9割の人の気持ちを代弁しているんだろうなぁとよく思います。
「きゃー、わかんない!」
「覚えられない!」
「バレエ作品ってナニ??」など等

どれだけ言葉で説明してもどうにもならないから、クラス指導にこんな本を持って行ったりもします。

収められているストーリーは「眠りの森の美女」「ジゼル」「白鳥の湖」「コッペリア」「胡桃割り人形」
私が子供の頃、本を読んだり、舞台を観たりして何となくだけど、自然に覚えて行った演目です。
でも、今の日本の大人で、知らない人も大多数に居るのが現実です。

この本にはCDも付いているので、触りで音楽をかけてすこ~しばかり私が動いてみたりすると
「先生、振り、全部知ってるの?すごい!」
「なんで振りを全部知っているんですか?全部踊ったんですか?」 と驚かれます。
「リハーサルとか舞台で見て覚えたんですよ。実際に踊ったのもあるけど」と言うと
「わ~!すごいすごすごい!」 と、こうなるわけで (笑)

なぜ覚えられるのか、なぜ音楽を聴いただけで反応出来るのか、と言う部分は
勿論ダンサーとしての経験の蓄積によりますが、殆どが体で覚えて来たもの、環境から覚えてきたもの、自分で歴史等を振り返り覚えて来たものなどがあると思います。
自然に、そして楽しく覚えて来た事って忘れないんですよね^^

また、ジャズダンスを習っていてバレエも習うと言う方も来ておられますが
どうも振りが覚えられず悩んでいるような事を喋っていました。
たまたま、その人が通っているジャズダンススタジオの発表会を観たことがあり
どちらかと言うと、とてもクラシックジャズ・スタイルの踊りだったので
「ウェストサイドストーリーを観たら?」と薦めてみました。

私はこの映画を中学生の頃見てハマってしまい、夜な夜なビデオで見ていました(受験勉強そっちのけ^^;)
ジョージ・チャキリスが格好よくて、ワクワクして、これが古い映画なんて思えなかったです。

その流れでフレッド・アステアも大好き。

ジーン・ケリーも。

こちらは「王様と私」

ユル・ブリンナーと、デボラ・カーのダンスシーンがすごく好きでした。

その他、とても沢山のダンスそしてバレエを映画や舞台で観たりもしましたが、気にいったものは繰り返し見る習性のお蔭で覚えてしまうのです。

今の大人バレエの方達は、知らないことを恥ずかしがり、知識をすごく詰め込んだり考えたりして
知っている人に頑張って並ぼうとする傾向があるようにも思います。でもどれだけ頑張っても、経験のある人とは目線が違うのです。
そこを無理すると、楽しくなくなってしまう。

だから、最初に教える側がその目線まで降りて行く必要があるようにも思う今日この頃。
そのせいか、私にも今まで知らなかった新しい発見やトリビアが舞い降りる毎日です(*^_^*)

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”プリエ”について思うこと

毎日Facebookのウォールに流れてくる、美しいバレエ写真を見ていて
「なんて、綺麗なプリエなんだろう」と思うことが多いです。

プリエは「折りたたむ」と言う意味をもち、膝を曲げるとか股関節の部分を折りたたむ、等の説明の際にも使ったりします。
脚を180度外に回旋する動きで股関節を柔軟にして、そこから床を押す力を鍛えたり等、本当にバレエの動きの中では「基本」の部分とも言われているのですが、これが実に奥深い。
力を入れないでこの動きを容易に行って、なおかつそれを使いこなして動くことの奥深さを今日も自分のレッスンで感じてきました。

スライドショーには JavaScript が必要です。


Photo:Wear Moi 他より

過去”Tarzan”で、バレエと相撲の類似点、と言う記事を読んだことがあります。
お相撲さんとバレリーナは仕上がりが全く違うけど、実は二番プリエも四股も同じ。

でも、股関節が固いから、プリエが綺麗に開きませんとか
プリエが上手く出来ないから、上手く跳べませんとか
プリエがしっかり踏めないから、ピルエット回れませんとか

何だか、何かが出来ないことの最大の理由のひとつにされてしまうけど
本当にこの動きから派生するものは沢山ありますし
そしてこの動作がスムーズに感じられて(意識しないと出来ない動きなので)
何か一つでも分かった部分が有ったら、ぜひそれらを使って動いて行って欲しいなといつも思っています。

しっかり床を踏める人ほど、出来ることが増えてきますよ(*^^*)
小さな喜びを感じつつ、またレッスン頑張りましょう☆

新クラスのお知らせ。

来月10月より、読売文化センター北千住にて、午前中に新クラスの開講を予定しています。

読売文化センター北千住のHPは→こちら。

このクラスはバレエをもっと広い観点から捉えて、レッスン一辺倒だけにならない
本当に「文化」を伝える内容にしたいと思っています(*^_^*)

ぜひお待ちしています!(*^_^*)

バレエ作品を踊ること

毎週土曜日に”作品クラス”を行っています。
その前の13:00~14:40のクラスを受けることを必須としているため
踊りの練習となると「疲れたー」と言う顔も見受けられます^^

踊りを練習する前にクラスを受ける理由として
*バレエ作品は使う軸足が決まっていることもあり、体の使い方が偏りがち
*怪我の防止
があります。

怪我の防止と言う点では、ウォームアップ無しでいきなり水に飛びこめないのと同じで
約1時間40分のクラスで体を動ける状態に作り上げて解放する、と言う役割があります。

バレエクラスで疲れる理由は、力の配分が上手く行っていないのです。
もちろん前日の状態、体調、気候(気温)など色々な要因がありますが
それに毎回左右されて居ては、いつが自分のベストなのか分からなくなってしまいますよね。

以前「作品クラス講話」で、色々なバレエ作品のDVDを見ながら講話して頂きました。
この作品ではどんなことを求められているのか、とか、どんな質感の踊りが相応しいのかとか
もしかすると、バレエ団のソリストの個別リハーサル並みかも、と思えるレクチャーが飛び交い
非常に有意義な時間だったと思い出します。

ただ、バレエ教室で漫然と注意されるだけのお稽古を繰り返してきた人には想像もつかないかもしれませんが、創る側と踊り手が双方で話し合う、と言うことがあって初めて作品は創られます。
お互いが尊重しあえることです。

踊りは叱られて、注意されて泣きながらようやく踊れるようになる、と言うものでは無く
自分から気づいて発信して、それを見た側がアドバイスする、と言うのが本来有って欲しい姿。
踊り手のリサーチ力も大切ですね。
理想形・・なのはよく分かっているのですが
作品クラスでは、出来るだけ本来有って欲しい姿の状態でクラスをしています。
もちろん、振りうつしもしっかり行っていますので、その辺りはご安心下さいね(*^^)v

スタジオHPは→コチラ。

バレエ教師だから、できること

バレエの先生をしていると、人の身体を見てて色々感じることが有ります。

「この方の背中、こうやったらもっと綺麗になりそう」とか
「この方の脚、こうやったらもっと変わりそう」とか
「この方の肩、何だか無理してないかな?」とか

言葉で言うと何だかとりとめないですが、実は色々なサインを身体は出しています。

正直その人の身体を変えることはできません。
けれど意識を促し、本人が変えようとしてくれるところをアドバイスすることは出来ます。

身体の持ち主が自分の感情の赴くまま、そして動きたいように動いていて正解、などという事は
バレエに限らず、スポーツでも音楽家の世界でも、決してありえないことなのです。

だから、時にはしつこいくらい言うこともあるし
時には様子を見ながら言う事もあるし
それぞれだけど、色々な人が自分の背中を見てくれていること、自分の見えない部分を指摘してくれていることに気づいて踊ってくれたら本当に嬉しい。

身体は、思考が変われば面白いくらい素直に変わってくれます。
頑張りましょうね(*^_^*)

My Back(私の背中)→Pinterest

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お奨めの過去記事

かつてのブログ”Kayanon Diary”の中で、 「レッスン」をキーワードにして検索したら何と、100件近い記事がヒット!
我ながら驚いております・・・(^_^.)
(書いたの自分でしょ、って感じですが(笑))

その中で、これは今でもそうだよなー、と思う記事が有ったのでご紹介しますね。
”侮れない 入門☆” 記事は→コチラ
2010年の9月に書いていますから、そろそろ2年前になります。

当時の文章力や、その他色々な言い回し等は今よりも見る目が厳しかったので、生意気な記述が有ればお許し頂きたいですが
こちらはバレエ教室でしっかり指導者から教えて戴く機会に恵まれた人、と言うのを前提として書いています。
私がかつてそうだったので、どうしてもそういう目線で見てしまったりします。

なので、大勢の人数が集まるオープンクラスに通い慣れている人の目線からは
「何それ」と思われることもあるかもしれません。

ただ、私が個人のバレエスタジオを主催しているのを踏まえてお読み頂ければ幸いです。

現在のクラス分けについては、スタジオHPをご覧くださいね♪^^  →HP