バレエ作品を踊ること

毎週土曜日に”作品クラス”を行っています。
その前の13:00~14:40のクラスを受けることを必須としているため
踊りの練習となると「疲れたー」と言う顔も見受けられます^^

踊りを練習する前にクラスを受ける理由として
*バレエ作品は使う軸足が決まっていることもあり、体の使い方が偏りがち
*怪我の防止
があります。

怪我の防止と言う点では、ウォームアップ無しでいきなり水に飛びこめないのと同じで
約1時間40分のクラスで体を動ける状態に作り上げて解放する、と言う役割があります。

バレエクラスで疲れる理由は、力の配分が上手く行っていないのです。
もちろん前日の状態、体調、気候(気温)など色々な要因がありますが
それに毎回左右されて居ては、いつが自分のベストなのか分からなくなってしまいますよね。

以前「作品クラス講話」で、色々なバレエ作品のDVDを見ながら講話して頂きました。
この作品ではどんなことを求められているのか、とか、どんな質感の踊りが相応しいのかとか
もしかすると、バレエ団のソリストの個別リハーサル並みかも、と思えるレクチャーが飛び交い
非常に有意義な時間だったと思い出します。

ただ、バレエ教室で漫然と注意されるだけのお稽古を繰り返してきた人には想像もつかないかもしれませんが、創る側と踊り手が双方で話し合う、と言うことがあって初めて作品は創られます。
お互いが尊重しあえることです。

踊りは叱られて、注意されて泣きながらようやく踊れるようになる、と言うものでは無く
自分から気づいて発信して、それを見た側がアドバイスする、と言うのが本来有って欲しい姿。
踊り手のリサーチ力も大切ですね。
理想形・・なのはよく分かっているのですが
作品クラスでは、出来るだけ本来有って欲しい姿の状態でクラスをしています。
もちろん、振りうつしもしっかり行っていますので、その辺りはご安心下さいね(*^^)v

スタジオHPは→コチラ。

バレエ教師だから、できること

バレエの先生をしていると、人の身体を見てて色々感じることが有ります。

「この方の背中、こうやったらもっと綺麗になりそう」とか
「この方の脚、こうやったらもっと変わりそう」とか
「この方の肩、何だか無理してないかな?」とか

言葉で言うと何だかとりとめないですが、実は色々なサインを身体は出しています。

正直その人の身体を変えることはできません。
けれど意識を促し、本人が変えようとしてくれるところをアドバイスすることは出来ます。

身体の持ち主が自分の感情の赴くまま、そして動きたいように動いていて正解、などという事は
バレエに限らず、スポーツでも音楽家の世界でも、決してありえないことなのです。

だから、時にはしつこいくらい言うこともあるし
時には様子を見ながら言う事もあるし
それぞれだけど、色々な人が自分の背中を見てくれていること、自分の見えない部分を指摘してくれていることに気づいて踊ってくれたら本当に嬉しい。

身体は、思考が変われば面白いくらい素直に変わってくれます。
頑張りましょうね(*^_^*)

My Back(私の背中)→Pinterest

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お奨めの過去記事

かつてのブログ”Kayanon Diary”の中で、 「レッスン」をキーワードにして検索したら何と、100件近い記事がヒット!
我ながら驚いております・・・(^_^.)
(書いたの自分でしょ、って感じですが(笑))

その中で、これは今でもそうだよなー、と思う記事が有ったのでご紹介しますね。
”侮れない 入門☆” 記事は→コチラ
2010年の9月に書いていますから、そろそろ2年前になります。

当時の文章力や、その他色々な言い回し等は今よりも見る目が厳しかったので、生意気な記述が有ればお許し頂きたいですが
こちらはバレエ教室でしっかり指導者から教えて戴く機会に恵まれた人、と言うのを前提として書いています。
私がかつてそうだったので、どうしてもそういう目線で見てしまったりします。

なので、大勢の人数が集まるオープンクラスに通い慣れている人の目線からは
「何それ」と思われることもあるかもしれません。

ただ、私が個人のバレエスタジオを主催しているのを踏まえてお読み頂ければ幸いです。

現在のクラス分けについては、スタジオHPをご覧くださいね♪^^  →HP

踊りは”体育”か”芸術”か

先日、チャコットのダンスキューブのWeb版に、こんな記事が載っていました。
『義務教育ダンス必修化をむかえて』Noism芸術監督・金森穣との懇談会をSPAC-静岡県舞台芸術センターにて開催

Noismとは新潟県にあり、日本で初めて公務員としてダンスを仕事として携われるダンスカンパニーです。
金森譲さんがNoismを発足する前には、よく東京でWSをされていて、私も受けていましたよ。

ところで、踊りは”体育”なのか”芸術”なのか。

私は体育短大の舞踊専攻卒ですが、学校は教科を教えるもの、スタジオやバレエ団は踊りの専門家を育てる場所だと認識しています。
じゃあ大人の楽しみで来ている人は、踊りの専門家になりたいのか、と言うと必ずしもそうではありませんが
「体育」と「踊り」の違いは少なからず認識されるようになってきていると感じています。

スタジオに来られている方の中には、今まで「体育」でしかスポーツに接してこなかったのかな、と言うケースも多数見受けられます。
そういう方はストレッチの意識に関しても自分の身体をどう扱って良いかとても戸惑っておられる様子。
自分の身体は例えるなら楽器。お手入れと使いこなしの繰り返しですね。自分への意識を向けるためにも、踊りはとても良いと思います。

芸術の領域に高めるには、更に磨くための時間が必要であって
習慣になることと、磨くために力を注ぐ人が沢山現れることが必要になってきますね。

学校では中々教えられないことを社会に出てから学ぶ、と言うことが多い気がします。
必修としてダンスを教えるなら、やはり専門家から学ぶことで、色々世界観が広がるなぁと私自身は思っていますけど・・^^

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綺麗な立ち方

まず・・・

こちらは一昔前には「内股!」!と叱られたであろう立ちかたです。
バレエダンサーは内股にしてはならぬ、と言われたくらい、こんな姿で立とうものならとっても嫌がられました(^_^.)
ですが今はニュートラルポジション(パラレル)も使いますし、このような立ち方も作品によってはアリかもしれません。

「正しい立ち方」と聞くと、大抵は土踏まずの上に頭が来るように、と教えられます。
要は重心がどこに掛かっているかなのですけど、体には軸のラインが真っ直ぐ上から下に降りてくる線があります。(具体的には耳の後ろから背骨を通り、下りてくる)
逆を言うと、こちらは下からも真っ直ぐ上がってくるイメージ。
この線は本当に糸が上から下がっているような感覚を持った上で培われます。
そのためには土台の足元がしっかりと、そしてすぐ動きだせるような意識が必要です。

本日の北千住クラスでも、レッスン終了後「もう一度立ち方教えてください!」と質問してきた方が居られました。
立ち方を直しただけで、足が2センチは長く見えるようになりましたよ♪
皆さんも一度、自分の立ち方をチェックしてみてはいかがでしょうか(*^^)

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教える場所についての雑感

私の教えスタイル(特に場所)に関しては、登戸クラウドナインスタジオ・代々木のスタジオミキを拠点にしながら、カルチャースタジオ2か所でクラスを開講しています。
Kayano Ballet スケジュール

スタジオを持たない私は自分のクラス運営の際、貸しスタジオを時間で借りています。そして講師として行っているカルチャー其々にもメリットデメリットがあります。

【貸しスタジオのメリット】
使いたい時間のみレンタルできる。
備品等を自分で揃える必要が無い。
集客等を見つつ、いざとなったら場所を変更することができる。

【貸しスタジオのデメリット】
リハーサル等で使いたいと思っても、中々希望時間にスタジオが空いていない場合が多い。
入れ替えの時間(インターバル)を取っていないスタジオが多いので、レッスン終了後すぐスタジオを出ることになる。
スタジオ側の采配一つで、宣伝がしにくくなる場合も有ったりする。(稀なケースですが)

【カルチャーのメリット】
広告を出してくれる時に10万部単位で宣伝してくれ、新聞広告を出してくれたりする。
集客に関しては、完全に事務方にお願いできる。

【カルチャーのデメリット】
収入面として受講料から差し引かれる分が多い(^^;)

ただ、スタジオを持たないのは身軽で有る分、色々な土地へ出向くことができます。
北千住読売文化センターでは10月期からの新設講座の募集が始まり、8月末にかなり多くの広告を出してくださることに!

また登戸のスタジオは、なんだかんだと言いながらも長くお世話になっていて
その近辺にお住まいの方達はじめ、結構あちこちから来てくださっています。
スタジオミキも新宿や渋谷からはとても近い所にあるため、遠方からも来てくださっています。

限られた時間の中でしか教えられず、また時間もそれに見合う人しか来れないという部分で、何でも揃っている大手スタジオに比べるととても不利なのですが
その中でも目的に合わせたクラスを展開出来ていて、来てくれる方もそれに応えて下さっている良い面が有る事に最近気づき、とても嬉しく思っています。
出会いを大切にする気持ちが、昔よりも強くなったのかもしれません^^

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バレエの”回転”について

バレエのレッスンをしていると、必ず練習するのが「回転」です。
それについては「回転についてのあれこれ その1」 でお伝えしたことがあるのですが
技術(テクニカル)について、言葉で説明し、理解してもらうことは、実は中々難しいのです^^;

こちらの動画、初心者の方にとっては何だか親しみが湧きそうなのでご紹介します^^
こういった段階を経て、回数を増やして行き、そして回転の精度を上げていけば良いと思います。

ところで、英語での説明、皆さん大丈夫でしょうか^^??
実はバレエは「言葉」が動きになっています。日本語で説明されるよりも、実は英語や仏語で説明された方が、なぜか回れる気になったりします。

それは日本語で「止まって」と言うと命令形に聞こえますが、英語で「Stay」(留まって)と言うと、あ、その場に居るんだ、と思えたり
回る時も「回って回って!」と指導されるよりもとか「Head!」「Look!」とか言われた方が、なぜかしっくり来るのと同じ。
なので、私も回っている最中に掛ける言葉は「顔!」とか「首!」とか、そういう声のかけ方になります。

実はそんなに英語に堪能では無いのに、英語でのバレエクラスがとても好きだったりします^^
心のどこかで英語の勉強も兼ねているのでしょうか。ある意味面白いです。

またご紹介しますね。

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バレエの先生とお話したこと、ありますか?^^

私が子供の頃から現在に至るまでを振り返ってみて
もしかすると、バレエの先生は大抵「話し難い存在」かもしれないなぁと思います。
今その職業に自分がなってみてとても痛感するんですけど、生徒さんの大多数は構えている気がします。

以前スタジオで取ったアンケートに「バレエ教師という職業に関して理解できますか」と言う設問をしてみたところ
1/3の方が「分からない」とありました。

なんでなのかなぁとよく観察してみると
「自分の普段の日常には中々居ない存在」であること。
また、踊りの上手下手でジャッジされているように感じたりするのかもしれませんね。

けれど、教える立場になって見えるものは
「この人、ハートの部分から踊りが好きなんだな」とか
「この子は、すごく頭の中での整理整頓が上手で、覚えるのが早いんだな」とか
「この人は本当に普段からも頑張りやさんで、真面目なんだな」とか
「この人はきっと何かをバレエに求めてるんだろうか」とか
どちらかと言うと、こういう事の方が多いですね。

その人の中に光る何かを見つけられれば
どんなに身体が固かろうと、どんなに動きの覚え方やスピードが遅かろうと
メンタルの部分での「良くなりたいと思う頑張り」が見えると、教えてあげたいな、と思うものです。
(と、私は思っていますし、かつての師は皆そんな方ばかりでした…)

スタジオに入ってから出るまで、正直そんなに沢山お話出来る時間は無いけれど
言葉以外のコミュニケーションが取れるよう、ぜひ頑張ってみて下さい(*^^)

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レッスン動画

スタジオのHPに「バレエノート」と言うコンテンツがあります。
その中にレッスンについて、と言う説明と共に
バーレッスンとセンター の紹介を載せています。

こちらはバーレッスンのプリエ動画。
初級以上のクラスでの動き方です。

私のレッスンの特徴としては、シンプルな動きが殆どです。
徐々に組み立てて行って、そして最後に花開く感じ、でしょうか。

アンシェヌマンの組み方は、往々にして「その先生のパターン」です。
1人の先生の後ろには、最低でも10人~20人の師が居ると思っています。そうすると
そのパターンはどこかで類似もするし、やりやすいもの、やりにくいものが選別されてくるかと思います。
それを理解するには経験と慣れもあります。覚えることと自分で理解することの繰り返し。

理解のスピードも人それぞれですが、遅い早いの差は有っても優劣では決して無い。

そして毎回いつでも「直される」ことを由とする気持ちがあること。
私もいつも直されます^^ 直されて直されて、現在に至っています。

上達と言うものの概念

バレエの上達と言うと、そもそもどんなものなのかなー、と思うことがあります。

多分、順番が覚えられるようになって、自分が思うように動けるようになって
そしてスタイルが良くなって、足が高く上がって、くるくる回れて、飛べて動けて・・
その他体が柔らかくなって~、等の色々な想像(妄想?)もありますね。
また自分の感情が高まるように表現したい、と言う理想も必ずあります。

バレエの先生なんだから、スタジオでそれを教えて出来るようにするのが仕事じゃないのと
もしかしたら思われているのかもしれません。

でも受講生1人1人の引き出しを客観的に見ていて感じることは
ご自分の引出の中身や可能性に気づいてない人の方が多い、と言うことなんです。

実はどんな初心者の人でも、大きく変化する要素を秘めています。
けれど当の本人がその可能性に全く気付いてなくて、生かせていなかったり
経験者の人であったとしても、まず身体的なことを課題にして
自分の元々持つ可能性には否定的だったりします。

どうやったら、自分の可能性に気づけるか。
それは「相手が自分に対して、何を言っているかをよく聞くこと」に尽きる気がします。

どんな態度で
どんな語調で
どんな接し方なのか

仮にそれが優しく感じたり、時には冷たく感じたりしても
自分に対してどのようなサインなのかを感じ取る。

相手が自分に向いてくれる回数が多いほど
期待もされているし、可能性がありますよ、とのサインの表れです。
回数が少なくても、ほっておかれている、と卑屈にならず
その向いてくれた1回を大切にする気持ちを持つ。

ちゃんと見てますよ。必ず。

ぜひ普段から、そのサインをキャッチして生かして行きましょう(*^_^*)
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