踊りを職業にできる人

いつもブログを読んでくれている友人が、こんな題名で記事を書いていたような。
影響されて、私目線での感じ方を綴ってみます。


踊りを職業にできる人って、技術もだけど精神力⇒「心」の部分が大きいと思う。
「心」の部分は、自分が良い踊りを踊れること=振付家や芸術監督の指示の、「こうして欲しい」に応えられる素直さと、職人気質的なものが強いかもしれない。

職人気質の人は、自分の質やレベルを下げない強さがあって信頼できる。「好き」という気持ちが軸になっていて、どんどん掘り下げることだってできる。
舞台を観てても感じられるけれど、天才肌だけじゃ成せない部分が絶対にあるし。
ディレクターから信頼されて可愛がられて、そして沢山の場数を踏み、経験が血や肉になっていくから職業人に成長していくんだけど、中々すごい過程を通っていく訳で。

ダンサーって、賞賛の中に生きている存在かもしれない。
「綺麗ね~、素敵!」という外見や「わぁー、すごーい!」と称賛されるテクニック等。
運よく可愛らしく生まれて、そして本人の努力の結果で一歩ずつ前進できたとしても
気持ちがブレやすかったり、健康面に少し不安があったり、求められるものに対して自分で考えてみたりアドバイスを受け入れる度量が少ないと、踊りを仕事にして継続していくのは困難が多いかもしれない。

(全て完璧にこなしましょ、と言ってるわけでもなく、人間だから起こりうることだけど)



また肉体が次第に衰えて行って、自分が手にしていたものが一つずつ無くなって行った時
とっても寂しい気持ちに陥ったりする。
(人間の身体の構造上しょうがないことなんだけど、タイムリミットはあるもの)
無くなっていくものを「手放せる」気持ちになって、そこから新しいステージに入るけど、
今までの経験を活かして上手くやれて行ける人として残るにも、やっぱり心の部分が大きいと思う。



「可愛い」「綺麗」「キラキラ!」が溢れている今、芯を持っている存在を見ると嬉しくなります。
自ずと他人に希望を与えられる人なのだろうし、それはスポーツの世界でも同じなので。
表現者として生きるというのは、色々な経験を積んでも肥やしにしていける境地に辿り着くまで長いけど、それを待てる人なのかもしれませんね。



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