褒めてばかりじゃ、伸びないと思う。
例えば、とても柔軟性の高い子がいたとします。
その子は開脚においてはものすごく良かったとしても
体幹がグニャグニャなために(気分もムラが多い)軸のバランスが取れない。
方や、身体はほどほどに柔らかいけど、どうしても伸びにくい箇所がある子、
本人も苦手ながら取り組み、でも体幹はそこそこ強いため(意思も強く)バランスも良い。
こういった両極端とも言える2人を目の前にした時
褒めたり励ましたり、時に叱ったり・先生は忙しい~(笑)
柔軟性が高い子にとっては、本人にとってはできちゃうのが当たり前なので
より正しい方法で出来るように指導して、それが可能になった時に褒めるかな。
でも身体の固い部分がある子が、痛いと言いつつも健気に励んでいると褒めたくなります。
人の心って不思議。
とにかくなんでも褒めてもらいたい、らしい・・
で、こう言いました。
「2〜3歳の子が何かできて褒められるのと、小学生になった子が褒められるのは違うよ。
お話しが聞けるようになって、自分でも色々身の回りのことが出来るようになったら
自分で今何をすれば良いか考えられるようになって、それができたら褒められるんだよ」
ちょっとビックリしてましたが、それからは臨む姿勢が変わったので理解してくれたようです。
褒めて褒めて!=「自分を見て、構って!」という気持ちの裏返しなのかもしれない。
「自信をつけさせるために、褒める」のかもしれませんが
全力で取り組んでることについては洞察力をもって見守ることで
相手は安心するんじゃないのかな、と思っている私です。
中々「褒めてもらえなかった」世代からすると、価値観違うなぁ、と思うけど
ちゃんと、見てますからね。

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