私が若かりし頃のバレエクラス指導では
「お尻を締めて!」という表現がよく使われ、それが骨盤をタックインさせることに繋がり、また股関節に炎症を起こす遠因にもなっていました。
(なので今はそう言わなくなってきましたね。)
昔はそういってたけど、今は違うよ、というのはよくあります。
大体25年位前に入ってきた考えが今またリフレッシュして、巡ってるようにも感じますが
「正しく使う」というのは、間違ってたことを改める意味もありますね。
お尻はとてもパワーを出せる部位。
お尻と太ももが立体的に形成されていることで、骨盤や股関節が安定します。
怪我無く、というのは体を痛めにくいための方法なので、今日は一つご紹介します。
★お尻を使うヒント★
背骨からお尻にかけては一本の線が通っていて(背中線と呼びます)、
その線が尾てい骨で終わると脚に繋がります。
身体を右半身左半身と分けた時、右半身に対しては左のお尻、左半身に対しては右のお尻、という意識を持ちます。(例えれば骨盤から肩にかけて、大きなバッテン🙅が付いてるような感じ)
バレエのレッスンでは“軸足”があるので、軸で支えている側のお尻と動いている側のお尻は、前後逆に動いたり左右に開くイメージを持ってみてください。するとお尻の動きがスムーズになり、脚が動きやすくなってきます。
【重要★★★★★】
骨盤を水平に安定させながらこれらを行うので、この時に(お尻を締める)という誤解が生じます。
お尻を締めちゃうことは動かしたい関節にネジを締めて固定してしまうことなので、過度の力が関節に加わって痛めることになります。
骨盤を安定させる筋肉は鼠蹊部(股ぐり)部分。
これに関してはよくレッスンで説明していますので、ご興味ある方はぜひおいでくださいね。

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