火曜日オープンクラス代講のお知らせ

明日10/22~11/5まで、火曜日オープンクラス担当の奥田慎也先生が
次代を担う子どもの文化芸術体験事業でご不在のため、代講を私河合かや野が務めます。
4週間の旅公演だそうです。

「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」
日本のバレエ団は舞台で公演をする以外に、全国の小学校を回って旅公演を行ったりもします。
中々バレエを観る機会の無い地方都市に行くこともあるそうですが、公演の場所は小学校の体育館であることが殆ど。

こちらは今月行われた、小林紀子バレエシアターの旅公演の様子です。
http://youtu.be/D3yaOXIPe8I

地域の皆さん、きっととても楽しかったでしょうね!^^ 観ていて私も微笑ましかったです。
小林紀子バレエシアターの演目は、ケネス・マクミランの「ソリティル」だったそうで
そんな素敵な演目をやってしまうんだー、と、またビックリしました。
今回の公演を観に行かれた左右木健一先生のブログにも書かれています。

「本物」と言うのは、全て用意されているから本物、と言うよりも
シンパシー(見たものを共感)し合うことにあるのでは、と思います。

振付家の意思を、喩え体育館であれ、きちんと整備されたホールであれ
それを見た人が感動できたら、それは「本物」。
芸術って、本当にそんな力があります。

クラス、ぜひお待ちしています!^^

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団子☆

昨日は北千住クラス後に、久しぶりにお団子やさんで団子を食べるなり(^^ゞ
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団子は真中にスーッと竹串が通ってないといけないんです。
じゃないと綺麗に団子が抜けないから。

昔姿勢に関しての色々な喩えで「背中に竹串が通ってるように!」とか言われたものですが
通ることも大事だけど、綺麗に抜けることも大事だなと最近は思う。

昨日はクラス中に、基本のキに当たるような部分が降りてきて
それを皆に伝えて褒めてあげたら、とーっても嬉しそうでした。
無意識にやってることや、既に知っているはず、や繰り返しの中での気づきはとても大きい。

北千住のクラスは月2回なので、それを12か月やったとしても24回。
24回で「バレエが分かる」はずもないですから、何より、場の空気に自分を委ねて楽しんで欲しいなと。
バレエを始める、ほんの入り口のためのクラスです。

ごく稀に、とても勘の良い方が入会してくれることもあり
「すごいなー、2回目なのにここまでできちゃうなんて筋が良いんだなぁ」と思う事もあります。
それは多分、今まで長くやってきたことがあるのかもしれないし
色々な事に対する関心や感度も高いのかもしれません。

人が通ってきた道は人それぞれ。
初心者も経験者も、プロフェッショナルも・・全て通ってきた道が違う。
でも一緒なのは、最初にバーに捕まってスタートする所。
なので人と比べず、楽しんでね、と思っています^^

(こんなことを考えつつ、団子を食べながらひとり反省会の日々です・・(笑))

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写真は火曜日のレッスンより。

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大学生のための料金プラン

当スタジオの受講料の欄に「学生割引」があります。
マンスリーパス※レッスン受け放題が、1か月¥14000
月8回受講の方と同額料金ですが、それ以上受けても追加料金がかかりません。
私が大学入学後、バレエ教室を探していた時の料金を思い出しての値段設定です。

上京後、バレエ団付属のスタジオや教室を探した時
「東京のバレエ教室って高いんだな」と思ったけれど
長くお世話になっていた先生のスタジオは、毎月無理なく払える値段で週5回お稽古が出来た。

初等科以外のどのクラスを受けても良いと言って頂き(もちろん事前に相談の上決定でしたが)
中学~高校生と一緒に受けたり、朝のプロクラスも受けられました。

大学生でバレエを習いたいと言って来られる方の殆どが、地方のバレエ教室で長くやって来た方が多いです。
登戸は近辺に大学も幾つかあるので、大学や家の近くで習いたいと言う方も。

彼女達は体験時の問い合わせや、スタジオに入って来られた時の雰囲気
レッスンの受け方や終了後の挨拶に至るまでがとても礼儀正しくて素晴らしいな、と。
大人から始めた生徒さんにも、とても良い影響を与えてるな、と感じます。

東京でのレッスンの方が物足りないと思われないように、心して頑張って行きたいと思っています。

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写真のKちゃんは大学入学後から卒業までの4年間在籍。岡山出身。
今は建築会社勤務で関西にお住まいです。東京に来たら、また私のクラスを受けたいと連絡をくれました。

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アダジオクラス雑感

一昨日のレッスンより。

アダジオクラスを行いました。
垂直に立つ、シンプルに回転をするバランスを取る・・。
普段のレッスンの「基本」がパートナーリングになった時
どんな風に広がるのでしょう。

古典のクラシカルなパドドゥも、最初は本当にベーシックなことから始まります。
アダジオクラスが初めての方も、経験のある方も一緒に練習しました。

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スタジオ生ももちゃんと、奥田慎也先生。

私がアダジオ(初パドドゥ)組んだ頃は、アダジオクラスなんて存在せず
ある年齢になったら発表会で踊るために、ゲストの、それも年齢がうーんと年上の先生と組んで練習したなぁ。。
「女性は自分でちゃんと立つのが当たり前」と言われてきたので
男性と踊る時、とても緊張していました^^;

そんな私でしたが、アダジオクラスをセッティングする立場になってみると、初心に立ち返ることが多いです。
まず、立つことが大事。
そして、相手を感じることが大事。

レッスンは、注意を沢山受けた人が上手くなります^^
これはアダジオに限らず、普段のレッスンでも。
もちろん注意をちゃんと聞いて、それを咀嚼して自分のものに出来る人が上達する、と言う意味ですが。
アダジオクラスはマンツーマンに近い注意を受けます。
普段の自分が如実に分かるため、最初出来ない―と思っても、落ち着いて考えて何度もチャレンジしていくと分かるようになってきます。

支えてくれているのは生身の人。
それを感じて踊るのは、とても日常とも似ていますね。

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セルフケアグッズ作りました。

セルフケア好きの私♪
昨日こんなグッズを作りました。ダンサーのヘルスケア講習に行った時に、教えて貰ったものです。

伸縮性のあるネット(薬局等で買えます)に、テニスボールを2個入れて両端を結びます。
マッサージに通いたいけど時間が無い、自分でやれる範囲ならケアしたい時等に使えます。
テニスボールの”圧”が心地いいんですよ♪

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さて、これを使ってどうするかと言うと、基本、身体のどこの部位でもOKです。

1仰向けに寝て、腰~仙骨付近に当てる
2仰向けに寝て、肩甲骨の間に当てる
3頸椎と頭蓋骨の間に当てる
4ヒップソケット(お尻のえくぼが出来る場所)に当てる
5膝裏に当てる
6ボールを持ってネットを引き延ばしながら、脛の辺りを摩る、脹脛をマッサージする
7踵の骨(踵骨)と踝を押す
8ボールを踏む
9手で持って胸骨(鎖骨の下)を転がす
10手で持って肋間筋に添って、肋骨の上を転がす
11手で持って、こめかみ~頭頂部を押す
12手で持って、耳の後ろから頭蓋骨背面を転がす(又は押す)
13手で持って腕の内側(脇~掌にかけて)転がす
14手で持って、太ももを摩る

と、ざっと上げただけでもこれだけ出来ますが
私がよくこういったものを使って行っているのが
■うつ伏せになって、お臍の真下に置く
刺激が強い方は、お腹の上を転がしてもOK.お腹のマッサージをすると、腰も解れます。

昨日のクラス&アダジオクラス担当の奥田先生と、衣装部のMちゃんに上げました♪
有効活用して頂けますよーに^^
ネットが有ったら、あと3つは作れま~す。
ウチの生徒さん方は、こういうセルフケアにもとても興味を示してくれるので
時間を取って講習も出来たら良いな、と思っています。

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自分の”表現”を磨きませんか

「バレエを習いたい」と言って来られる方で
「自分の表現を磨きたい」と言ってこられるケースは、実はそう多くありません。

中には「表現は上半身、そこを練習して見せたい」と言って来られる方も居られなくはないのですが
そもそも「ステップやジャンプは、何のためにやっているのか?」が漠然としていることのほうが多いです。

なぜこのシーンでクルクル回るのか
なぜ、このシーンでジャンプするのか・・
それは全部含めて「表現」。
バレエの、作品の中でそれらを活用して
言葉のように流暢に話せるようにするために、コツコツと練習を重ねます。

「言葉を必要としない、世界共通の言語」として、様々な踊りがあり、それに対するステップが存在するのですが
最近はそれが忘れられてるのかな、、とも感じることが多いのです。

Jiri Kylianと言う 世界的な振付家が居ます。
かつて埼玉県彩の国で「キリアンプロジェクト」と言う試みがありました。確か2000年頃のことです。

当時幾度かそのプロジェクト(WS)に参加することが出来た私は
振付家とNDT(ネザーランド・ダンスシアター)のダンサーが、作品を創ってゆく様子を見ることができ
有難いことにクラスレッスンにも参加でき、クラシカルなバレエとは全く異なるコンテンポラリーの世界に触れることもできました。
ワクワクしていましたねー。

キリアンは年齢に応じたダンサーを使い分けるのがとても上手で、「Birthday」には中年以降~のダンサーが数名出演。
コミカルな「表現」としての部分がとても強い作品ですが
シュツットガルト・バレエ団のエゴン・マドセン他、大ベテランダンサーの演技が面白いです。

続きがありますので、ぜひ探してください^^

足も上げないし、ピルエットの競争も無いけれど、これもダンス、踊りです。バレエの要素たっぷりです。
彼らの上半身や表情、めちゃめちゃ踊ってますよね^^

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こちらの画は、パリオペラ座の最初の女性舞踊手、マリー・カマルゴ。
観客の目の前で、初めて足を高く上げた舞踊手だそうです。
しかも下着履かずに・・・^^

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台風(@@)

昨日は台風なのにも関わらず
オープンクラスをやって頂きました。

途中メールやりとりしていて、電車の遅延もあり間に合わないかも知れませんと連絡が来て
流石に「止めましょうか?」と言っていたのに
とりあえず行きます、と来て頂き、蓋を開けると数名の参加者。はるばる来てくれた方も。
短縮でしたが、レッスンして頂けて良かったです。

天候不安の際、開講の判断をいつも迷います(..)… 本当に難しい。
ただ安全の確保も絶対なので、大体1時間位前の状況を見て判断しています。

昨日は少人数だったので、贅沢な位、丁寧(スロー??)なクラスでした。
回転のコツやアレグロの説明等。普段聞けないような裏話もチョコチョコ。。。 スタジオ生は「「ええええ(@_@;;)」でしたけど(笑)
終わった後は、晴れ晴れとして帰れる。。 踊れる好作用です。

明日はアダジオクラスをして頂きます。(アダジオクラス受講は締切ました)
クラスから担当して頂くので、火曜日受けたかった~、と言う方は
代々木のスタジオにおいでくださいね。⇒スタジオHPのクラス案内をご覧ください

説明しながら動く~

説明しながら動く~


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現役男性ダンサーのクラス

毎週火曜日は、元新国立バレエ団奥田慎也先生のクラス。
9月からスタートし、少しずつですが外部からの受講の方も増えてきています。
先生は現役ダンサーのため、クラスと公演が重なると私が代講を務めます。
10月(来週・再来週)と11月初旬はまだ未定ですが、代講になる可能性があります。

先日の土曜日”バレエシャンブルウェスト” の公演に出ておられたので観てきましたが
「舞台ですぐ分かる存在感が有る」タイプの方です。
偶然、ウチのスタジオ生の方も観に来られてて、同じ感想でしたが
「舞台で華がある」のは、持って生まれた才能の一つでもあったりします。

男性ダンサーは、舞台では女性のサポートが有ったり
テクニカル的な動きがあったり、また役者的な役割が有ったりと
女性よりも多岐に渡る事柄を沢山こなします。舞台が生活の一部のため
会社員の男性とは、本当に雰囲気が違いますね^^

ただ、昔は数が少なかった等で大事にされる傾向があり
それがどこか不公平に感じる時期があったので、実は敬遠していたこともありました^^;
けれど時代も変わり、私の考え方も変わり、私と同世代の男性ダンサーにスタジオに来て頂くことでさらに理解が深まり、裾野が広がれば良いなと思いクラスをお願いすることに。

スタジオ生の方は現在、普段の私のクラス(割と細かい)と
奥田慎也先生のクラス(全体への注意と流れの良さ)の両方を感じて楽しく受けてくれています。
感想を聞くと、違いが分かるようになったそうで、どちらにも不満はないとのこと。
少しレベルの底上げもオマケで付いてきたのなら、それはとても嬉しいことです。

奥田慎也さんオープンクラスチラシ

火曜日オープンクラス:19:15~20:45 
1レッスン:¥2500。 受講料金がお得になるチケットもご用意しています。
当日直接スタジオにお越し頂いても大丈夫です!

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年齢、若さ、その他のツレヅレ

先日の土曜日の初中級クラスに、集まった人の殆どが20代でした~。
中には19歳の大学生も。
一番お姉さんでも30歳そこそこ。
良いネェ、一番動けるなぁ~、まだまだ鍛えがいがある年齢で良いね♪と話していました(*^_^*)

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8月の舞台の写真ですが、両端は20代・・^^ 

ある本に「年齢は自分が通ってきた道標」と書かれていた方がいて
あー、なるほどー、とも思ったのですが
「〇歳だから~になる」と言うのは、殆ど当たっているけれど、殆どが当てはまりにくかったり。

踊っている人は「自分が〇歳まで踊れるようにしておこう」と思っているため
その行いや努力の結果人よりも若く見えたり、基礎の蓄積があるが故に中断していても復活できたりもするので
そういった道を通ったことの無い方にとっては、とても不思議だったりするのかもしれません。

クラス指導の後観に行った公演では、60代の先生が主役を踊っておられました。
子供の頃、プリマで見た方が未だに現役で踊っておられるってすごいことです。
ご自身の弛まぬ努力も素晴らしいですが、元々持っておられる身体や内臓も強いんだろうなと感じます。
それは本当に、歳を経ないと分からないことでもあります。

今年はバレエ界の諸先生方の訃報も相次くため、余計そう思うのかもしれませんが
バトンタッチされているであろうものについて、より考えて行きたいと思っています。

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「私、付いていけますか?」

火曜日の奥田慎也先生オープンクラスや、通常のクラスに体験に来られる方の、殆どの方が最初に仰る言葉です。
知らないこと、やって来た事の無い事、分からないこと、そして運動量・・
それらを感じると、そう思うのかもしれません。ご自分の経験から推し量って考えますものね。

私自身の経験からですが
私は18歳まで、奈良の小さなスタジオでバレエを習っていました。(しかも昔は”バレエ研究所”と言いました)
最初は団地の集会所、本部と言われたところは、お寺の隣にある狭いスペースでツルツルの床。
バーは子供が2人でも持てるような、木製の軽い作りのもの。
音楽は約10年殆ど一緒で、クラスの内容も(今思うと)、メソッド等からは程遠いもの。
ただ、毎年の発表会はとても楽しかったのです。

そんな私が17歳の時にあるバレエの講習会に参加してみて、初めて広いスタジオ、生のピアノ演奏のクラスに触れ
自分と同じ年数を稽古してきた人たちのレベルの高さに触れ、驚いたことがきっかけで変わりました。

上京後に教室を探した時はバレエ団系列のクラスを探したものの、値段が高くて通えない。
そんな時、とある先生からの紹介で見学に行ったのが、13年在籍した山路先生のスタジオ。
見学の時に先生が私に仰ったことは「バレエをやりたいと思ったら、人の2倍は練習しなさいよ」

まだ入るかどうかも決めかねていた私に(クラスの雰囲気に圧倒されてもいたし)、言葉をかけて下さったことも
入るのを決めた理由にもなりました。

子供の頃から育てている生徒がコンクールで入賞したり、大きな舞台で主役を務める人をスタジオから輩出することは
指導者として、とても誇らしいことでもあります。
そしてスタジオがそうなるためには、人が成長するのとほぼ同じ年数を必要とします。

18歳から今までと全く違う環境に入ることを決めた時、とにかく基礎力の不足と稽古の内容の違いを痛感し
その後の頑張り方は、今から思っても表彰状ものなのですが(^_^.) 
その都度、先生方や先輩方から声を掛けてもらったりしたことで頑張れたのかな、とも思っています。

そして自分が環境を作り、維持してゆこうと決めた時
一番お金が掛からずにやれることは「質を保つ」ことなのかもと思います。
スタジオ自体は貸しスタジオですし、主に大人の方を対象にしたレッスンですが
私が通ってきた道や経験してきたこと、私の感性から見た部分での「質を保つ」のは、他の誰とも比べられず
それが自分の「個性」である気もしています。

昨日も体験の方が来てくれましたね。まだ20代の方だったので、若いウチに頑張ったほうが良いですよ、と伝えました。
大人は「今が一番若い」ですよ、ホント。。(*^_^*)
人は気づいた時点で、まだまだ頑張れます、きっと。

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以前もお見せしたかも、な写真です。9~10歳の頃です。

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