リズムを目で見てみると【音に乗る・2】

昨日に引き続き、【音取り】に関して。
先日とても興味深いツイートを拝見しました。
ぜひ三浦先生のツイート(コメント欄)も併せてご覧ください。
引用RTは私です^^

2つの動画は「メトロノーム」の音で、多分ヴァリエーションの一部を踊っていると想定されます。
(綺麗な動きですね♪)
同じリズムだけど、微妙に下の方が遅れて見えますが・・
だけど合ってるし、踊りの質感も違って見えませんか?
※優雅に、と力強く、の2つを使い分けているそうです。


音と音の隙間の”間”で遊ぶ、というのが踊りなのですが、音に合わせようとするとひたすらリズムを無視して、メロディの高い部分を耳は拾ってしまいます。なので早くなる。
また遅くなる場合は【音を聞いてしまってから、動く】ので、結果遅れて動いてしまう。
”間”にある”時間軸”を技術的に操作できるようになるのは、訓練が必要です。
「もっと音引っ張ってもいいのよ」なんて注意、受けたことある方もいらっしゃるかもしれません。


【早取りや遅取り、改善方法】

「音楽」は目に見えないものなので、抽象的です。
だけど楽譜だと音符があり、その指示された音符記号によって、目に見えるようになります。
譜読み以外だと、流れてくるメロディに合わせて自分で手を叩いてみたり、実際に流れてくる音に合わせて歌ってみたりすると、自分のリズムの速さや音程が分かります。
歌うと呼吸しますよね。早くなる人は、呼吸を無視して動いてることが多いです。

また音と音の間の部分で床をどう使っているか(擦っているか、蹴りだしているか、等)もチェックポイント。擦るべき動きで蹴っていると、早くなるのは当然です。
動きの質感に合わせた音楽でレッスン曲は組み立てられているので、リズムと動きは”セットで練習する”。
すると空気音の張り感も出てきて少しずつメリハリが生まれます。「踊って表現をする」というのは、そういうことなのです。
自分の音取りに対して不安にならず、しっかり耳で聴いて腰でリズムを取るようにしましょう。

貴重な動画のお陰でリズムが目にみえるようで、とても伝えやすくなりました。
貴重な研究報告をありがとうございます。



”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを参宮橋と目白にて、子供のバレエクラスを近県の幼稚園で開講しています。

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”音の取り方”について検証してみましたよ

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。


今日は音の取り方、について検証してみましたよ。

オンラインレッスンおうちでバレエ、ずっとSkypeのMeetnowを使って行ってますが、リモートでも音がほぼ時差無く伝わるようです。あと聴こえる音質も悪くない模様。
なので普段のスタジオレッスンと同じように、音についてレクチャしてます。

説明しながら「あ!これは!」と気づいた点があったので、動画を撮りました。
ついつい遅れちゃう編/正確にやってますよ編 を載せます。
ぜひ比較してみてくださいね。

音の取り方/ついつい遅れちゃう編
音の取り方/正確にやってますよ編

撮ってて思ったのは、かつて私も”ついつい遅れてた”のです。
多分これはね・・エモーショナルな面を強調する先生に習ってた時、こういう風にしてたかな。
(少々音に遅れたとしても、取り返せるから!みたいに仰ってたような (笑))
だけど今は正確にやる方が好きです。体も楽だし(笑)、なによりも「自分!自分!」とならずに済む気もします。

音に正確になることで余裕が生まれるため、周りに合わせられるようになってきます。結果音を引っ張って”後取り”することが無くなり、スッキリして見えます。
(後取りすると、どうしてもダラダラ見えてしまうのですよね)

今はCDにしろ生ピアノにしろ、素敵な音楽を選曲できることが増えてきて、踊る側もウットリしてしまうんですが、でもウットリしたから遅れても良い、と言うことにはならないのです。演奏会に行った時奏者の方達が自分たちの演奏する曲に感動して遅れるとか、あり得ないじゃないですか(笑)それと同じで、感動した気持ちは顔の表情や上半身の角度など表現できる部分でしっかり見せて、足はステップを踏み、アームスはポジションを通らないとね。そして心は冷静に。
難易度高いようでいて、本当は最初にしっかり教わるべき部分だと思います・・(きっとね多分)


4月のスケジュールを更新しました。
3月もあと数回レッスンございます。スケジュールに載せている日時以外で個人レッスンもできますので、何かお悩みがあれば、ぜひご活用ください。(お二人からのセミプライベートも可能です)




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音を拾うこと、のツレヅレ

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

私の教えるクラスではいつも毎回
秘かにテーマを決めて行っていて
先週の日曜日は、「音の取り方」でした。

音が上手く取れないぃ・・・と言う方、多いですね。
このブログでも、幾度か書いてきていますが
音を拾うこと=反射神経だよね、と私は捉えています。

この反射神経ってやつはですね
使ってる限り、衰えないんだなぁ・・と感じるのが
私が普段レッスンを受けている、古希の先生。
昔ロイヤルバレエに在外研修員として行かれたこともあって
音を早めに取って、動きに余裕を持たせるのが本当に上手。

「えー、せんせ、ここで音取るの?????」
と、たまに感じることはあるものの
「この方法しかできない」と言う考えを、払拭させてくれます。

時折行くオープンクラスで
若いジュニア世代ダンサーと一緒になることがありますが
彼女たちはまず、音に合ってれば良いという所で
精いっぱいかな。(そこは基本だけど)

同じ音を聴いていても、間合いの広がり方を工夫したり
音を使って遊ぶ、と言う概念が
(まだあんまり)育まれてないな、って感じる時があります。
これからやね^^

そうやってみると
音を拾うことは、反射神経を活用させながら
色々なパターン(ルーティーン)を覚え
経験として蓄積していくことの、繰り返しなんですよね。

ここで大事になってくるのは
「きちんとできる」ことを、まず一番において
同じことを繰り返すか

色々なルーティーンを知る機会を持ち
まずは粗削りであっても、チャレンジするか
その2つの塩梅なんだよねってこと。
塩梅が分かると「抜け感」も分かる。

音を拾える力は、音を伝えられる先生から学びます。
音を伝えられる先生は、ステップの種類も豊富。
個人的に、そんな印象がありますね(#^^#)

ロンドゥ・ジャンブ・アン・レールの動画。苦手な左側のを載せます。
左側は苦手な半面、右の倍感覚広げようとしてるせいか


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