奈良の雑感②東大寺に3回行った話

お正月明けの3連休、そして今日は成人式。新成人の皆さま、おめでとうございます。
今日の記事は、こちらの続きです。もしまだお読みでない方は、こちらから♪

なんで東大寺に3回も?というと単純に実家近所だから、という理由だけでなく「目的地へ少しでも早く行くために中を通っていく」ということもあったから。
1回目は帰省早々父と大喧嘩をした後(苦笑)、心を落ち着けたく実家近所をただひたすら歩いたため。景色というのは本当に人の心を和らげるというか「今あること」から一旦気持ちを移してくれる作用があり、かなり心洗われるような気がしました。(その後仲直り)

2回目は初詣。元旦の朝八時までは無料拝観ができるのです。

南大門を抜けて

大仏殿へ

本当に大きい、大佛様

大佛殿内の鬼門の方角に穴が開いた柱があり、そこを潜ると「この1年無病息災で過ごせる」という伝承があるのですが、しっかり今年もやってきました。
まぁここまでは通常の観光ルート的な感じで、その後春日大社へと①の記事とは逆順で上がっていくと近い訳です。


3回目は母のお墓参りに行った時。①でも書いたように道が混んでバスが来ない。
なのでウチから奈良県庁まで歩き、そこから奈良坂方面へ向かうバスへ乗ります。
お墓参りをすませ、やはり道が混んでるので、割と近い東大寺の中を突っ切ることに。
東大寺の設計は国家鎮護の意図を持ち、地理的な吉相と自然環境が考慮されているんだよ、と生前母から聞いていましたが、実際に敷地内を歩いてみるとそれを感じます。

「転害門(てがいもん)」鎌倉時代のもの。そしてこの辺りを「手貝町(てがいちょう)」と呼ぶ

大佛池。この近くに「子規の庭」がある(今回は行き損ねた・・)

二月堂へ向かう途中にある「大湯屋」重要文化財。
いわゆる「蒸し風呂」だが、当時はかけ湯をしてお風呂に入っていたらしい。

1940年のものだなぁ・・

二月堂から見る景色は雄大・・・!

と、結局時間をまた溶かしてしまったけれど、3回も訪れるとさすがに清々しい気持ちになるものですね。

バレエは外国のものだけど、日本の歴史もすごいです。私はその対比が好きだなぁと感じるんですけど、皆さんはいかがでしょう。

次回は「番外編」を少し書く予定です。





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奈良の雑感① 奈良は時間が溶ける

松の内が明けました。都内では早々とお飾りは撤去されているけれど、郷里の奈良では「小正月」(1月15日)にお正月の飾りを”とんど”で焼くまでは、飾っていたような気がします。
(これは地方によって違うと思うけど)都会は切り替えが早いのかな。

約1週間奈良で過ごしましたが、今回はちょっと違った感触があったので書いてみました。ご興味ある方は、ぜひお付き合いください。


悠々とした広さを持つ奈良公園や東大寺、春日大社等世界遺産がご近所な実家近辺。
年末年始や祝日等には交通の便が一気に悪くなります。
加えてインバウンドの人達が市民の足の循環バスを占拠するように乗ることも多く、そこに住まう地元民達は
「バス、来ないでー」「えー、だったら歩く?」という方法しかない。
(自転車は、行きは良くても帰りは全て上り坂。しかも普段自転車乗ってないから嫌~とも。)

普段キチンと決まった時間に来る電車やバスに慣れていると、自分の思うようにいかないことをまず受け入れなきゃいけなくて。でも幸い景観が良いお陰で歩ける。
どこに出るにも「いつもより時間がかかる」ので「奈良は時間が溶ける」(笑)


東大寺は「大佛さん」が居られる場所。観光スポットだけど、本来ここは祈りの場。
そして歴史的に何度も燃えている。今回意図せずに3回訪れてみたけど、なんでこんなに雄大なのかと感嘆。

春日大社から東大寺へ向かう場合「手向山八幡宮」を通っていた方が近い。(大体20分〜)
百人一首にもある、菅原道真公の句碑があります。

二月堂の鐘楼を横目にしながら、本殿の方へ向かう。

仁王様がおわすのは・・

こちらの南大門


「バスなび」の写真を引用させてもらいました。ぐるっとバス道路の部分を歩くと時間がかかるため、内側を通っていくのが良いです。

この地図で各所の配置を見ておいて頂くと、「東大寺に3回行った話」が分かりやすいかもです。続きはまた近々。



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