バレエの先生という存在 ④

バレエの先生という存在 ④です。今回でお終い!

先日幼稚園課外授業で、プレバレエの子供クラスの体験会を行いました。
事前に「バレエってこういったものですよ~」
と、短いバレエ作品動画を親御さん達に知らせたのもあり
「〇〇踊りたい!」「どうやって踊るの!?」
等、4歳児から沢山質問攻めに合いました笑

バレエの先生は様々なことを「伝える」役目もあって
「伝承」「継承」というのは、人から人へ伝えるもの。
過去に書かれた本を見る限りですが
難しそうに書かれてる理由も、今はその意味がわかる気がします。

ここで、バレエが今の形になっていった背景を引用します。

オペラ劇場の枠にはめられ、オーケストラの伴奏を伴う、抒情的な興行物としての方向に進むようになったバレエは、忠実な観客の支持するレパートリーに従って、興行されている。そしてバレエは、ギリシア、ローマの演劇的な舞踊に古い起源をもちながらも、実は比較的、後代になって誕生したものである。現代、通用している色々な慣習、スタイルは大体200年前につくられたものであり、
制作年月のはっきりしているレパートリーは、せいぜい100年以来のものである。

フランス大革命後、やっと宮廷劇場のかわりにオペラに使われる音楽、舞踊のための補助金が設置され、新に一般市民のための音楽、舞踊学校とオペラ劇場が生まれるように案った。そしてこれまで貴族の大宴会場で発祥し発展し続け、繊細さ、洗練さのみを特徴とした舞踊は、それが市民劇場に移されてから必然的により広範な発展をとげるようになった。
すなわち、一般の公衆にわかりやすいということが要求されて、内容上、技法上の領域が拡げられたのである。このことは、また、曲芸的な熟達を飛躍的に増加させることとなった。つまり、陸上競技の選手みたいに、技術的成熟の域に達した踊り手たちは、耐久力と可能性の記録を破ることにのみ専念する結果になる。

オペラ劇場とアカデミー(学校)との直結は、その特殊な機構を柔軟なものとし、国や都市の補助金を取り易くした。踊り手たちは、音楽家ともつながり相提携できるようになり、多少とも経済的な安定を得て、たえず巡業に追い回される必要がなくなったのである。一方、経済的保障に裏付けされた、招待による外国巡業はバレエの反映を高める結果となる。直接輸出の不可能な文字、または絵画とは違って、舞踊は言語の面での翻訳が要らず、また国によって異なる嗜好とも無関係である。したがって、バレエは外交、文化交流にもっとも有益な芸術とみなされることになる。(後略)

>一般の公衆にわかりやすいということが要求されて
の部分、なんだか、現代とどことなく似てるような・^^

この後この章をまるごと引用したいぐらい、詩的な表現と共に
「バレエの動きはこうあるべきなんだよ」が書かれているのですが
文字数的に無理なので、止めときます笑
また巡業が芸術的に価値を高めて繁栄する、というのは、モーツァルトのお話を
伺ったの時のと、とても似てる気がします。
今も昔も「お金」は大事。


最後にも「踊り手」という章の中より

踊り手は職人のようなものである。クラシックバレエの技術についていえば、ただ踊りたいという熱意だけで熟練の域にいたることは不可能と言っていい。
また単に練習にうちこむだけでもダメなのだ。そこには遺伝的な素質、先天的な天賦の才が要求される。そしてその上、肉体的な均整美と音楽に対する鋭い勘にめぐまれていなければならない。(中略)

だが、完璧な理想像とは空想の産物であり、非の打ち所がない肉体なんて、観念的には存在しても、実際にはありはしない。練習、研鑽によって欠点が補われ、長所が強調できるだけだ。(中略)

冒頭は、バレエのイメージそのものの文面。
多分きっと、ここがクローズアップされることが多いと思う。
でもその下の文面で現実として、じゃ、あなたはどう頑張りましょうか?に繋がるのですから
”選ばれた人だけがするもの”といったものでもないよ、とも受け止められる。

私もこれまで沢山のバレエの先生に出会い、そして育ててもらいましたが
皆どの先生も「理想像」を持っている訳で
でも、今振り返ってみると「その先生の理想を押し付けられた」
と、感じた時はやはり余り良い気分ではなく・
だけどその理想と一緒に、自分の個性を認めて育ててもらえた、と感じられた場合
感謝の気持ちが沸いてくるものじゃないかなぁと。
そしてその接し方が、昔と今とはかなり違って来てる、という点なのだと思います。


今回これを書いてみたのは
「読み手側も、少し新鮮に感じてもらえたらいいな」
というコンセプトがありました。
なので、あえて古い本を参考にし
引用を盛り込んでみましたが、いかがだったでしょうか。
(今とは少し違うんじゃない?と感じる価値観の記述もあったりするけれど
でも、重量も含めて内容に重みのある本だなぁと改めて。)


バレエの先生、というのが少しでも理解として広まれれば幸いです。
その上で、バレエに親しむ人が増えて行ってくれたらなーとも願っています。

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バレエの先生という存在 ③

今朝は明け方に地震の防災速報の音で飛び起きてしまい、寝不足です。(シュン.)
ビックリしました。

さて今日も「バレエの先生と言う存在」の③です。

バレエの先生という存在 ①
バレエの先生という存在 ②


自分が20年〜”バレエの先生”をやってみて想うのは
コミュニティを創りそこを集ってもらう場=バレエ教室
(学びたいとか、踊ってみたいとか)
そこで成長して巣立つまで、が数年~10数年単位で起き
サイクル化してゆくから成立するのだけど
以前も記事にした、➡日本のバレエ教育に関する全国調査
バレエを習う人が減ってきたり、先生の高齢化も。
古い先生が鬼籍に入られたりして代替わりされたり
もしくは、諸事情により閉所されることも。

そうなると現在は

一過性としてバレエに触れてみるか
または、ものすごくコアな人材を育てるか

に分かれつつ、あるような・?



さて、昨日も登場した本より引用します。

バレエのような劇的表現のため創られた舞踊は、アカデミックな用語を結合したり、装飾したり、型破りや冒険をやってみたりして発展したものである。
まず、バレエ学校の教室で、個々の生徒に、舞踊の文法のようなものが教えられる。生徒たちはそれぞれ練習を繰り返し、それらを総合して身に付けることを覚える。練習によって、彼らは覚えたことを己の筋肉に刻み込む。ただ一つの動く肉体、熟達すべき一連の動きをそれぞれに持っている生徒の一人一人を一単位とみなすとする。振付者はそれら多くの肉体を色々操作しなければならない。

だが、それらのそれらの肉体が、まったく一致して動くことは殆どあり得ない。限られた舞台の曲線を描くかなり大きな空間を、それらは、各自思い思いに動き回る。それらをなんとかまとめて、統制の取れた全体的な動きにするのが、振付者の任務なのだ。
かくて、ソリスト、コール・ド・バレエ、音楽奏者等の別々のグループに分かれていながら、ちょうど眼で見るオーケストラのように、融合一致した大きな一団が、振付者の処理すべき目標となる(後略)


バレエの先生は、この「振付者」の役目も務めます。
クラスレッスンを教えてそして振付もして、人をまとめる。
なんとも大変な仕事です。

昨日のブログの最後に登場したピエール氏は、振付も行う人でした。
(ヌドルフ・ヌレエフの激励を受け、1985年の『Clair Obscur』ではカルポー賞(振付賞)受賞)

「全然違う・・」と感じたのは、レッスンのことだけでなく
振付をする際の、対応の仕方がこれまでとは違っていた点。
分かりやすくいうと、”対等に”扱ってくれました。
それまでは、先生の言うことは「聞かねばならない」的に感じて踊っていたけれど
アイディアを出した後「これはどう?」のように聞いてくれたり。
本当に驚きでした。
(人柄、と言ってしまえばそれで終わっちゃうけど
当時はまだスタイルの違いがもっとハッキリしていたので
彼なりに考えてくれた対応なのかな?と感じています。)


もう少し、続きます。

くるみ割り人形よりアラビア。真ん中が私



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バレエの先生という存在 ②


今日も「バレエの先生という存在」の続きです。

バレエの先生という存在 ①


今回改めて振り返ってみると
私が幼かった頃~20代や30代~そして現在
随分と色々なことが、変わってきてるなぁと感じます。

私が奈良で教わっていた頃のバレエの先生は
一言でいうと「芸術家肌」。
伝え聞いた話、SKD※松竹歌劇団出身だったとか?
舞台に対する情熱はとても高く
毎年の発表会は先生自ら、幕物に近い創作作品を毎回創りながら
そしてご自分も踊られるという、スーパーウーマンぶり。

その反面「生徒を囲ってしまう」と言う点についてはとても厳しく
「ウチを辞めるなら、バレエも辞めなさい」とか言ってしまう方で
私が大学進学の際に考え、上京した理由の一つはそれもありました。

このバレエの本を買ったのも、その頃。
「正しいレッスン方法を知らないまま、来てしまった」
と言う自分なりの焦りと、やり直しをしたいという想いから、お小遣いを貯めて購入。
(当時7000円)



当時はバレエ雑誌が情報源でしたね。買い漁ってました笑
本には序章に、こんなことが書いてあります。

(前略)かつて、バレエは時代の変遷とともに、その内容も変わる不安定な見せ物として、軽視されていた。興行主や批評家も、バレエを、バレエよりも起源の古いオペラの添え物程度にしか考えておらず、バレエ団の解散を要求したこともあった。ところが、バレエはその持ち前の活力と新鮮さを発揮して沈滞に陥っていたオペラ劇場を救済するようなことになり、今日では、バレエに対する軽視はようやく是正された。(中略)このようにバレエが悪戦苦闘しながらも、現在まで存続しえたのは、ひとえに踊り手たちの努力、並びにバレエそのものの持つ、本来の魅力によるのである(後略)

(前略)今日でも、ソヴィエトのバレエは世界でももっとも強大である。国家や人民の絶大な経済的支持、国家的な規模での舞踊教育の育成、豊富な男性舞踊手、バレエの純粋芸術としての国民的な理解と称賛、いずれもバレエ発展を促進しないものはない。だが、現代ソヴィエトのバレエは、少なくとも映画を通してみる限り、重苦しく、誇張が多すぎ、決め粗さが目立つように思われる。フランス起源の国際主義から離れたせいであろうか、知的な洗練さの欠如、世界中の人々が等しく認めるような優美さの喪失がみられる。ロシア人は、現在でも、西欧ふうの典雅、美的観念には無関心なのである。(中略)優美さというものは、もともと、非常に個人的な自発的行為の反映である。それはダンディズムの香りのするものではなければならない。ダンディズムとは、平板さ、同一水準、平均値には反発的なものであるはずである。(後略)

※これが書かれたのは1967年なので、ソヴィエトという表記になっています。

舞踊教師は、二つのタイプに分けられる。
舞踊の教育方法のうまい教師と、踊るからだの線の美しい教師の2つにである。
一人の人間が、教え方も上手で、踊るからだの線もきれいであるという二つの条件にかなう、ということは滅多にない。
初心者は、どことなく自分自身の個性にぴったりしているように思える一つの型だけに執着しがちなものだから、できるだけ多様な舞踊のタイプ、技法に接触する機会を持つことが必要である。そうすれば、初心者はその中から自分に合ったものを選択し、自分の方針をきめることができるだろう。(後略)

多分中々教わらない様なことが、サラッと書いてあるのが時代かも。
また私が思うに、古い時代の先生達は
戦後の社会情勢の中、築きあげて来られたせいか
その時代の「自分にとって最高のもの」を、とても大事にされている気がするのです。

なので「ロシアバレエは世界で一番すごいのよ!最高よ!」
と教えるのも良く分かるし(え、他の国のだってあるやん?なんだけど)
また先述のような、生徒を囲ってしまう点も(今なら)なんとなく分かる気がしたり。

当時は知らないことは知らないまま、だったけど
その後、色々分かってくるようになると
バレエって様々な側面を持ってるんだなぁと、思えるようになりました。


※ちなみに私が上京後13年所属した教室を辞めた後
元パリ・オペラ座のピエール・ダルド氏に師事。
その時のカルチャーショックは、以前も何度か書いてきていますが
「今までとは全然違う・・・・」が本音です。

続きはまた次回~

SAMSUNG

何年前?か忘れちゃったけど、久々に日本に来られたピエール氏と。




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バレエの先生という存在 ①

前回の記事で「バレエの体験」について書いてみましたが
今日からは少し”バレエの先生”という存在について
書いてみたいと思います。

職業じゃなく、存在・・^^;
はて、どうなるやら?

それに伴い、私が持っている古いバレエの本から
いくつか引用抜粋してみました。

(前略)クラシック・ダンスは、単にクラシック・バレエの基礎技法の型を集積したものではない。型どおり練習すればいいというのであれば、それらは死んだ鋳型に過ぎない。クラシック・ダンスは生きているのだ。
これは人体の動きの可能性を極めるものであり、厳密にいえば、個々の生徒の容姿がそれぞれに違うように、それに応じてクラシック・ダンスにも千差万別の動きの形が見いだされるはずのものである。(中略)

しかもクラシック・ダンスは、規制された枠の中での動きである。だがこの不自由さの中で鍛えられた肉体の輝きこそ、クラシック・バレエ、更にはモダン・バレエの栄光を背負い続けてきたものなのである。(後略)

これは本を訳した方のあとがきの一部。

はしがきには、このようにも。

(前略)舞踊家を志望される方への唯一の忠告は、ただ実際に研鑽に励みなさいと言う言葉だけだ。
そして本書にはその研鑽に欠かせないすべての必要事項が盛られている。また、バレエを<真に理解>しようと思うなら、バレエを数多く見る以外ない。バレエを実際に見ないで、バレエを分かろうとしても、所詮それは無理な話だ。
同様に、踊り手としてうまくなるためには、ステージに立って踊りまくることである。
バレエと言う芸術は、まったくむつかしい。あまりに簡略化すると、楽しむためだけの、ただの踊りと見わけがつかなくなってしまうし、さりとて、あまり複雑化すると、観客には訳のわからぬ神秘めかしたものになってしまう。(後略)

ちなみにこのはしがきは、あのジョージ・バランシンの言葉。

古い本のため、書き言葉も少し重みがあると言うか
実際に自分の目の前でこんな風に言われたら・?
多分ビビると同時にきっと、お背中ピーン!となることでしょう笑
この本については、次回にてご案内します。

それではお楽しみに~

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習い事をする意味

「習い事(ならいごと)」の言葉を検索すると

”「稽古事(けいこごと)」を(古くさいと)嫌って言い出した語”
と出てきたり

”芸事・技術などを師匠について習得すること。けいこ事。” とあったり

はたまたWikiだと
”習い事とは、一般的に幼稚園・保育園児から中学生までを対象にしたもので、主に学問・スポーツや楽器などがあげられる。”

と、あったりします。
(なので、大人の場合カルチャー等では「生涯学習」のように、言い換えてるのかも)

さらに「稽古」で検索すると、こんな風に書かれています。(引用抜粋)

稽古は一般的なスポーツやレクリエーションなどで行われる練習と重なる部分が多いが、練習が競技会などの本番を目指して必要なスキルを習得するために行われるのに対し、多くの芸道では稽古は技の習得とともに自己の内面を研鑽し高めるプロセスとして捉えられており、そのすべてが本番であるといわれる[3]。そのため、稽古はスポーツの練習などと比べると躾け的な要素も多く、「修練」「錬成」などと言い換えられる場合もある[3]。

形の指導以後は細かい指導は行わず、稽古を通して師匠や先達の技を盗むという伝授方法を取る芸道も多い。稽古での成長過程は守破離という言葉で表される[3]。例えば 日本武術などの形稽古においては過去の達人であった先人の遣った理想的な形に近づくべく修練することである。 こうして身についた形を守っている状態(守)に限界を感じ敢えて形を破り(破)、形に制約されない境地へ至る(離)。

武道、芸能に限らず、親方や師匠が教えることを、稽古をつけるという。また、単に学んだことを練習することも稽古という。さらにお稽古ごとというと、伝統芸能に限らずピアノ教室なども含まれる。どれにおいても、稽古を積み研鑚を重ねることによって実力をつけていく。

もっと知りたい方は→こちら をご覧ください。

ちなみに、バレエでは最近は「レッスン」と言うけれど
ずっと「お稽古行ってきます」と、言ってましたね。
(やっぱり「お稽古」じゃないかしら。)


思うに、先生が偉くて習う側が下、という訳では決してないのですが
習う側の心構えとして、これらが理解できてますか?といったことを
教える側として感じることは、時々あります。

心構えが出来ていないなら、できるように気付かせる、言葉で誘導する。

場が騒々しい時は叱ったりもするけど、なぜこれらの心構えが出来ていた方が良い理由は、最終的に「自分自身の矯正」や「可能性の発見」に繋がるから、じゃないかなと。

また、プロになるため、その道で食べて行けるようになるため、だけじゃなく
人として強くなる、という意味が含まれているように感じています。
(固い言葉だけど・・)

そして何よりも、教える側と同じ目線でものが見れるようになった時
稽古場には良い空気が流れて、皆がやる気になる、良い方向へ向かうのものだから。



「習い事なんだから~」
「どうせ、習い事程度だし」

という言葉に惑わされず、ありたいですね。

10/29(土)生ピアノ演奏によるクラスレッスン&スタジオパフォーマンス行います。
当日のみ参加(参加特別枠)または、リハーサル付き(5回/10回)参加、のいずれかからお選びいただけます。クラスレッスンのみ、参加枠もございます。

10/29(土)クラスレッスン&スタジオパフォーマンス、参加者募集中!

『大人のバレエはエレガントに美しく』
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目白と初台でクラスを行っています。

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学ぶ気持ち

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
昨日は「踊る気持ち」、今日は「学ぶ気持ち」について、書いてみました。

昨日幼稚園バレエの小学生に、先日の舞台動画の瀕死の白鳥(ゲネプロ中撮影)を見せたところ

「えーーー、これ先生じゃない!」
「先生だよー、動き方が先生だもん!」
「先生なのー?違う人みたい!」

と、よくもまぁ本人を目の前にして、色々なことを言われました笑
まぁ無理もないよなと思いつつ、動画であっても想像力の一端になったなと、シメシメ(#^^#)
★YouTubeにあげて良いお許しが出たので、アップします。またお知らせしますね。

分かりやすく言えば、演じるためにはまず、姿かたちを変えてしまう。
そして忠実にそれに対して模倣したり、特徴を掴んで自ら行ってる姿を、誰かに見せる。


今簡単な小作品を、子供達に振り付けています。
猫だったり「時」だったりと少し抽象的ではあっても、分かりやすいものをテーマにして
音楽も学校でかかってたりする知ってる曲を使ったり等、「段階を踏んで」表現する経験を積ませることができます。

大人の場合、抽象的なテーマや動物を持ってくると、まず見た目に違和感が芽生えることが多かったり
それこそ照れが生じたりなどで、「既に概念として分かってるもの」を、チョイスした方が良かったりします。(プロが踊るのはまた別ですよ)

時々雰囲気(ゆったりした動きは優雅~とか)だけしか見ていない方もいますが
実際踊った時には、まあしんどいし、難しいわ、と言う現実を知ってびっくりされます。
踊ることは呼吸のコントロールが大変ですし、ほぼ運動だし、それに加えて何よりも難しいのが”佇まい”なので、それは普段のレッスンや日常生活でも「姿勢や所作」について意識を配ることが、必要になってきます。


時に大人で陥りやすいことで、「体のことが分かっていると踊れる」と勘違いしてしまいやすい思考パターンがあります。
体を整えて鍛えて、正しいアンデュオールを覚えてそれを使い、カフライズやルルベの練習で脚力を鍛え、スポットラインの付け方で回転の方法を覚えて、アームスのポジションを守り、丁寧にポジションに入れて・・等、気を付けることは確かに沢山有りますが、それらが出来てもその人自身の中身がどれだけあるの?に目を向けて行かないと、踊りはただの「動作」にしか見えません。
今まで学んできたことが沢山あるなら、ぜひ活かしましょう。
教養を感じる踊りができる人は素敵です。

★最近はオープンクラスが増えて有名処の先生が多く教えるようになり、それに集まる人が増えました。
でも「自分を深めたい」時にはちょっと軽く感じるような空気もちらほら・・人で賑わうのは悪いことじゃないけど。
バレエ教室に居た頃は先生から直々に踊るための心構えを教わり、育ってもらったものなので「楽しくレッスンー!」とだけやってても、何か、うーん・・と言うのは、同世代ではよく語りあいます(ザ・昭和世代アルアル)。
なので個人的に”相談できる師”を持ち、普段は自分でこなせていても、もう少し深めたい、と言う場合は個別に見てもらい、適格なアドバイスをもらうのが的確かもしれませんね。
それは本当に、端折ったり無下にしてはいけないことだと思っています。


そんなことを想いながら、10月のスタジオパフォーマンスを企画。一歩前に進みたい方へ。
今回のコンセプトに共感してくれる方のためにも、もう少し参加者の方を募集しています。





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バレエ指導と、新人教育との相似

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日友人の代講帰りに、ふと立ち寄ったパン屋さん。
そこに新人研修(であろう)な、女の子が居ました。
どうやら入店後まだ日が浅いようで、「いらっしゃいませ」の後、会計していく際
言葉が続かなくなってしまって。
傍らの補佐役の人から指示を受けつつも、その子自身はお客である私にはその後無言になってしまい
「どうも感じ悪い」思いをしてしまいました。


ふと、私がホテル勤務だった頃を思い出しました。(もう20年以上前になるけど)
プロフィールにも書いてますが、私バレエスタジオを開講する前は都内の某2か所のホテルで勤務していました。

当時上司だった社員さん(私はアルバイトの立場)が、ものすごく理路整然とした方で
段取りと覚えなきゃならないことを理解するまでは、表に立たせてくれませんでした。(それも結構沢山有った)
そして勤務終了前には必ず全員が閲覧する報告ノートを書くのですが、それも全部チェックし
誰が見てもその場の状況が分かるように書くように、と指南されました。
私は接客経験はあったけど、今思うとかなり濃く、しっかりした手ほどきを受けていたなぁと感じます。

大人のバレエを教えるのって、接客業の新人教育ととても良く似てる気がします。
お客様の話を聞く、気持ちよく対応する、迅速に会計する等、相手の立場に立った目配り気配りが無いと色々なことは覚えられないし、状況判断もできないし、注意も耳に入らない。

でも、大抵仕事の場合なら一生懸命臨むかもしれませんが、習い事となると即理由付けが出てきて
「緊張してて」「覚えられなくて」と答えてしまうことも。
でもやると決めたら、緊張しても対応しなきゃなのです。慣れないこと、難しいと感じることを浴びて浴びて、自分を慣らしていく。

「バレエの先生って接客業じゃない?」と言った表現をする方もいますが
でも習うことって、教育とか研修みたいな方向に行かない?なんてつい思ってしまいます。
踊りを踊るうえでの正真正銘のお客様は「観客」です。
習う人は自分のために自分を高めるために教わる訳で、楽しさはそれを包んでいる袋みたいなもの。
普段から気持ち良く臨めてるかどうか?ゼひチェックしてみてくださいね。

21歳頃。この頃から勤務しながらレッスンしていました。ハードな毎日でしたが、よく頑張ってたなって思います。

こちらへのお問い合わせも、お待ちしております。

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自分で”空気を創り出す”

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

レッスンに参加する時、なぜか委縮する。
緊張する。頭が真っ白になる・・・等々、こういった状態になってしまう時は大抵
「気持ちが空回りしてる」ことが多いんじゃないかな、と感じます。
いわゆる「気合いだ!気合いだ!気合いだ!」の状態なのだけど
気合を入れた後グッタリ疲れてしまって、燃え尽きてしまうのではないでしょうか・

だけど裏を返せば責任感が強く、完璧主義的な面に加え、なおかつ”忠義”的とも言えます。
自分の楽しみのためだけ、であれば、実はそこまで自分を追い込まない(だろう)し。


でもそういった人に注意をする(指摘やアドバイス)時、こちらも実は伺いつつなことが多いため、参考にしているのが昔の”武将と家臣”の関係。

今は鎌倉殿の13人とか、その前の麒麟が来るとか、まぁ「ドラマだよね」と割り切って観てる部分もありますが、昔は人を追い詰めた先に起きる「事件」が多すぎて^^; 正直ちょっと引きますね・・
世界史も時々参考にしますが、絶対的に相手を自分に従わせる、と言うのは本当に難しいものです。
融和的にやれていたとしても、他国に攻め込まれてしまった故に服従させられるとか、日常茶飯事的に登場するし(今の世界情勢にも通じる点は沢山あるし)。


でもそうじゃない環境で、しかも「学ぶ・教わる」と言った目的なら
少しリラックスしつつ、失敗も笑い飛ばしながら一歩一歩行くのが一番だと思います。
よく「空気を感じながら」と言うけれど、空気そのものには固いも柔らかいも無いですよね。
でも固い空気とか柔らかい空気と言うのは、居る人がその場の雰囲気を作り出してしまうものだから。
何事もリラックスして臨みましょう。


♡バレエ作品を踊ってみたい方、スタジオパフォーマンスに参加しませんか?♡

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「上質なことを教える、伝える」

こんにちは。
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

「上質なことを教える、伝える」というのは
子供や大人問わず、とても大切。

まず上質さってなんだろ?ですが
「そのことを知らずに、まぁ、なんとかなるさ」よりも
「今は分からなくても構わないから、まず耳にする機会がある」
ことを選択している方が、絶対に良いわけです。

例えば、子供達にストレッチを教える際(=中でも開脚等の指導)
「まず脚を横に開いて、右、左、前!」のやり方でも良いかもしれない。

だけど
「ね、お尻の奥にあるコンコン当たる骨の上に座ってから、脚を開いてお背中伸ばしてみようよ」
と、方法論や姿勢を保つための部位を伝え、気づかせて初めて
「あ、ストレッチってこういう風にやるのかな?」
のように、理解しだすと感じています。

開脚をするなら、沢山足を広げられるようになりたい。
これは大人にも当てはまるけど、上半身あっての脚(下半身)なのです。
上半身が固いと、背中や腰も骨盤の動きも固いから開きにくい。

でも、”それを直すこと”が第一の目的になってはいけないし
あくまで気づかせて、自分でやる方向に持っていき
更に小さなお子さんの場合、親御さんに伝えて状況を知ってもらい
そこから正しい知識を伝える。(ここまでは役目だと思ってます)


一つ言えるのは、皆さんそれぞれ理想がある訳で。
伸びやかな体、強い体幹、美しい姿勢、速く走れる足・・(など等々)
でもそれを、最初から持ってる子はそうそう居ません。
居たとしても、使いこなせていないと持続不可能だし
そうなりたいなら、努力が要る。

子供の場合は発達と発展を見ながら
大人の場合も、発展と(そして)できなくなっていく部分を見ながら
両極にあるものを感じつつ、バレエを指導していますが
もう面白いぐらい(ここには書ききれない)気付くことが多々(笑)

「上質さ」の大切さを伝えつつ
大人も子供も、発展(成長)していって欲しいなと常に思っています。


『大人のバレエはエレガントに美しく』
2000年にスタートした、大人の方向けバレエスタジオ。
”美しくバレエを踊れるための質の良い指導”をコンセプトに
目白と初台でクラスを行っています。

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美的感覚の指導

こんにちは。
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。


台風が近づいていることもあって、過酷な猛暑は少し和らぎそうですね。
(でも蒸し暑い)

昨日の10年前の動画を見てくださった生徒さんから
「当時の先生は小枝みたいですね!」というご感想を頂きました(笑)
ついでなので、もう一つ貼っておきましょう。
金平糖のバリエーションより。


バレエシューズで踊ってるけど、今よりも俄然キレが良い笑
若いってすごい。


動けるだけが良いのか、と言うと案外そういうものでもない気がする。
その”今の年齢”に相応しい(そこから少し不詳に見える)ぐらいの
雰囲気と言うか、その人が持ってる力が表に出ることが
踊りの魅力のひとつじゃないのかな、といつも思っています。

技術を教えてもらうのも大事だけど
美的感覚を醸し出す術は、多分昔の先生の方がしっかり持っておられ
絶対ここからは下げない、と言う強い意志をお持ちでした。
昔気質の先生からビシビシ指導されたことって、中々消えない(笑)

ウチに通ってくださってる方、いつも皆さん綺麗にされてるなぁと感じます。
きっと色々感じ取ってくださってるんだな。



★厳しく言われることが少なくなってきた昨今
SNS上での誇張が多いことへの中毒性と言うか
「それ自体に面白さを感じちゃう」人も、昔より増えてる気がします。

でもより面白く、という見方をするとこれも時代の流れなのか。

バレエにも様々な局面があるけど
本来は自分を高めて楽しむもの、じゃないかな。どうでしょう。



『大人のバレエはエレガントに美しく』
2000年にスタートした、大人の方向けバレエスタジオ。
”美しくバレエを踊れるための質の良い指導”をコンセプトに
目白と初台でクラスを行っています。

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