舞台メーク:大人は艶をプラス 続編

大人の生徒さんのメークを手直しする際に大活用したのが「お粉」です。

「艶をプラス」と言うと、ラメを乗せたりするイメージかもしれませんが、艶は粒子の細かいお粉と自分の皮脂が混ざることで生まれる、と教わったことがあります。

そしてお粉は、顔に立体感を出すこともできるんですよ♬

私が「敢えて元のベースメークを落とさずに、上から舞台用の油性ファンデを重ねる」のは
既に少し時間が経って皮脂が出てきている状態をみるため、でもあって
肌って潤いが足りないと、ファンデーションでも吸収しようとするとか。

そして乾いた肌に色を載せても上手く乗らないのです。上滑りしていくと言うか、色が逃げていってしまう。

なので、ベースメークはしっかり目に油性ファンデを載せて顔全体に叩きこみ、馴染んで来た頃に粉をはたいて、大きめのブラシで撫でて、お肌がサラッとしてるかを一度チェックしてみてください。
すると、汗に崩れにくいベースメークが出来上がります。


大人の生徒さんの手直しはまずこの点から始め、そして順番にアイシャドウ、チーク等へ移って行きました。既にほぼ仕上げていた方も「ベタ塗り」になりがちだったので、チークと粉を混ぜて立体感を出してあげると、もう大喜びでした☺️

舞台の照明は強いので、光を当てたら色味は飛びます。
そのため影を付けるようにシャドウを載せて、明るく見えるようにチークをはたくのが基本です。

最近の舞台メークも大分ナチュラル化して来てるので(個人的にこの流れは好き)
アイラインも描きすぎず、スッキリまとめると遠目から綺麗に見えます。


踊りの仕上げのメークが上手くいくと、気持ちも上がる♬ 今よりも綺麗に見えたら素敵です。
試してみてくださいね。


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