「くるみ割り人形」の想い出

12月は「くるみ割り人形」のシーズン!
かつて毎年くるみ割り人形の舞台に出演していたことがあり、しかもスタンダードな版じゃなく主催元の創作オリジナル的なくるみ割り人形だったのもあって食傷気味になり、一時期【あまり好きじゃない作品】になっちゃったことがあります(苦笑

くるみ割り人形の初演は、1892年の12月18日。マリンスキー劇場にて上演。
私の誕生日と同じ日なのですけど、当時のロシアはシベリア鉄道を建設し始めたり、東アジア方面への南下政策を行ったり、前年の1891年には露仏同盟等を結んだりと、着々とロシア帝国の足固めをしていた頃だったようです。


リンクした過去記事では、マリウス・プティパについての講義を受講した時の感想等を書いていますが、プティパが活躍していたのも、まさにこの時期。
なので、プティパが淡々と帝室劇場バレエの”仕事として”バレエ作品を生み出していたのも、ある意味上からの命令であり、そしていかに皇帝を称えるためのものだったのかというのも分かる気がします。

でもこういった情報は子供の頃は知らないし、わーい、クリスマス~♪くるみわり人形♡という概念でいたので(決して夢を壊す訳じゃないのですが)今見るとなるほどね、と思う部分も確かに有ったり。
そうやって見ると、くるみ割り人形創作オリジナル作品で頑張っていた先生達は、作品に秘められた帝国主義的な背景を嫌ってオリジナル作品にしたかったのか??もしれないなぁとか・・

それに、チャイコフスキーの音楽や作品の振付はやはり素晴らしい。
くるみ割り人形、著名な振付家たちの改訂版も多い。そういう意味では、いじりやすいのかもしれない。

昔スタジオの発表会でも「くるみ割り人形」やりました。(二幕のお菓子の国の場面)
全部振付創ったな。あれは楽しかった。

Photo by Kiyonori Hasegawa

もう20年近く前の写真になるなんて
ちょっとびっくり。



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