「闘う舞踊団」拝読中

先日鑑賞した東京バレエ団の「かぐや姫」大盛況だったようです。良かった!


先だってお借りした「闘う舞踊団」を、読み進めています。
筆者は金森譲さん。タイトルにも”闘う”とあるぐらい、現在ご自身が拠点とされている”りゅーとぴあ”でのNoism立ち上げのことや、現在に至るまで様々なエピソードを書かれています。

私が譲さんのコンテンポラリーWSを受けたのは帰国された直後。天王洲アイル近くのスタジオでよく行われていました。
この本を読みながら当時を思い出したけど、ホント厳しい!という印象。でもバレエの先生的な厳しさとは一線を画く、もっと実践的な高みを目指すための厳しさと言うか。
(殆どコンテの経験無い時に受けたのよ?えらいよ私!)


『高み』という言葉が本の中にも何度か出てきますが、『ただ自分が高いところに上がりたい』だけじゃなくて、上がった後その先何をしたいか、何を志として持って行うか、という部分での熱度の高さを感じます。それは芸術家としてでもあるし、日本で初めての公立劇場専属舞踊団の立ち上げから継続に至る部分にも。

「プロとして踊ってる人が、皆同じ志でいる訳じゃない」的な、諦めのような悟りのような一文も。
それはそうだろうなぁ・・。皆生活があるし、食べていかなきゃならないから。なのである程度までポジションが上がったら、それを維持していく方に流れる。それは分かるけど僕は嫌だ、という葛藤も垣間見えました。

きっとね、「すごい人」に出会ったことが有る人や、度肝を抜かれるような経験をした人の中の何割か(もしかすると一握りかもしれない)に、こういった力が出せるんじゃないかしら。
そして大きな志を持つ程、反対する人も多くて中々上手く行かない・だけど、理解者もできる。
最近のSNSからはどんどん譲さん自身も丸く(失礼!)なっておられるようにも感じる。それは変わる可能性をまだまだ秘めておられるからだと思います。



先日の「かぐや姫」を見た後、海外で活躍していた人が日本の和ものを創ると観点が違っていいなぁ、と思いましたが、その理由もこの本から少し分かりました。師であるベジャールさんやキリアン氏が、日本の文化をとても尊敬していたからなんだと思います。
そういった想いって、ふつふつと感じたら熟成するまでは時間がかかるもの。
出来るべくしてできた、という時期なのかもしれないなぁ・と勝手に想像しています。
(でもこういう想像は楽しい♪)
ご興味ある方は、是非読んでみてくださいね。


11/18まで体験レッスンが半額です♪

「Kayano Ballet Studio」は、大人のためのバレエスタジオ。初心者の方から経験者まで
「エレガント」をコンセプトに、バレエを健康かつ長く楽しむ方法で指導しています。
近県の幼稚園では子供のバレエクラスも開講中

オンライレッスンのご案内
バレエクラスやストレッチ・エクササイズ等、お家でできる内容でレッスンできます
遠方の方や、スタジオレッスンの時間的ご都合が合わない方、ご活用ください

レッスンへの質問、体験レッスンのお申込みはこちらから
個人レッスンや、講師依頼等も承ります

日本ブログ村ランキングに参加しています。
ポチっと押して応援してください。励みになります。

にほんブログ村 にほんブログ村へ

にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村