6月の最後に少し都内を離れ、自然の多い場所に連れ出してもらいました。
高原は涼しく空気が爽やか、鳥のさえずりがそこかしこに聞こえ、夜には蛍も見ることができました。

東山魁夷の「緑響く」のモチーフになった、御射鹿池(みしゃがいけ)。
酸性が強い水質で魚は住まないそうですが、透明度が高く、鏡面のようなエメラルドグリーンの水の色が本当に美しくて。
(ちょうど雨が止んだ後だったので、iPhoneで撮った割にはまずまずかも?と自画自賛)
写真のプロが身近にいるため、よく話を聞きます。
「普段から空間を把握したり、動体視力的な”見る力”を鍛えておかないと、仮に綺麗な景色に出会ったとしても、自分が思うような構図で撮ることは難しいんだよ」と言っております^^
私も以前大人のバレエ上達法:「モノを見る視点を変える」で書いたことがありますが、動くものを見る、というのは「どこに対象物がいて、自分とはどのくらいの距離で」というのが、ササッと推し量れないといけない訳です。
写真を撮るプロと、方やバレエ教師兼ダンサー。なぜ会話が成立するかというと、そこには”認識の共通点”があるからで、ある程度夫々の分野で経験と実績を積んでくると相手の言ってることが大体分かる。(大抵の場合、余りそういった点には殆ど着目されることがありませんが ^^;)
もし、この人すごいな、自分もそんな考え方や行動に近づきたいわ、と感じていることがあるとすれば、まず自分の身を置いている環境を見まわしてみて、周りに刺激になる人が居ないのであれば、そういった人たちがいる場所へ出かける必要があるよ、とも言われます。いや、全くその通りだなと・・。
”バレエだけ”を中心に置いて掘り下げていくと、どうしても偏っていく気がする。自分にとっては大事なものではあるけれど「バレエの良き姿を知って欲しい」気持ちもあるからそこは今後大いに私が行動していかないといけない点だなと感じています。
まだまだ世間は広く、色々な方がいますね。
先程「緑響く」のモチーフと書きましたが、実際にこの場を訪れてそこに白馬を想像できる東山魁夷ってすごいなぁと感じました。
描かれたのは昭和47年。戦後の高度経済成長期の日本で、きっときっととても強く深い想いで、この池をみていたのかもしれませんね。
”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを都内目白にて、子供のバレエクラスを近県の幼稚園で開講しています。
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