芸術鑑賞会な一日

本日「芸術鑑賞会」の日。
企画 Kayano Ballet Studio 参加者:私+1人の生徒さん(女性)
もっと早く企画すれば良かったなぁ。。。(大汗) 

映画「バレエに生きる」は、一言で言うと「美しい映画」でした。
ピエール・ラコットと、ギレーヌ・テスマーの二人の『人生のストーリー』
まだ公開中なので、余りネタバレなことは書けませんが^^; 観ていて惹きこまれる部分が随所にあります。
もしかすると、題材がバレエでなくても良いのかもしれません。
映画の中でギレーヌ・テスマー自身が言っていましたが「音楽に感銘を受けたら音楽を志した」と言うように彼女は、幼い頃に感銘を受けたのがバレエだったと。
それにしても、彼女のポワントのラインは本当に美しかったです。

ピエール・ラコットの生き方を見ていると、彼の「仕事」に対する姿勢を伺い知ることができます。
ダンサーとしての時間、振付家としての時間を見事な位使い分けて、なおかつ世界から必要とされてきたことの根底には「正直に真摯に仕事と向き合うこと」
感情の赴くままにダンサーとしてのみ活動することを由としてきた人が多い中、彼はとてもロジックな精神の持ち主なのだろうな、とも思いました。
古いオールディズな雰囲気のバレエから現代のバレエダンサーまで、本当に沢山の著名な方々の映像が見れます。
文化村では12日まで。

その後は、リヒテンシュタイン展を観に、六本木の新国立美術館へ。
リヒテンシュタイン侯国が財のある限り集めた、と言われる美術品は、本当に美しく、そして気品あるものばかりでした。
貴族と言う地位、そして生活様式が生み出したものは沢山ありますが、今、歴史を改めて見直すと国の繁栄のために存在した重要なポジションなのですよね。
世界史の勉強にもなりました(*^_^*)

古い時代のものから現代の生活様式まで、長い時間をかけてきたものを性急に求めてしまうと
そこに大切なものが有ることを見失ってしまうかもしれません。
なので、たまには時々美術館鑑賞などをしてみて、思いをタイムスリップさせてみることも、大事なんじゃないかなと思います。
ぜひ見てみて下さいね。