自分の”引出し”を増やしてみるために

先日の土曜日、4冊の本を持ってスタジオに行きました。
1冊目はマーゴ・フォンティーン著「バレリーナの世界」
2冊目は守山実花氏著「食わず嫌いのためのバレエ入門」
3冊目は養老猛司氏著「解剖学の世界へようこそ」
4冊目は佐藤けんいち氏著「人生を変えるアタマの引き出し」
入門クラスの方に貸しだしたのですが、面白い事に全冊この人に読んで欲しいな、と思った人に行きわたりました(*^_^*)

佐藤けんいちさんはFacebookを通じて知り合った方ですが、切口がいつも面白いなと思っていつもウォールを拝読しています。
コチラから→中身が少し読めます。

教えるという事は、その人の引き出しからなるべく自分との共通点を見つけだして導いていくことでもあるのですが、最近は「あれ?」と思うこともよくあります(汗)
それは子供ならまだ知らないこと、で済むのですが、大人の場合、自分の知識や経験を繋げられていないケースが多いです。
かつて習った事のある先生が「私は全部バレエに結びつけて考えちゃうの♪」と仰ってましたが
好きなことを生かすためには、色々な経験や雑学、知識を結び付けて考える思考回路は絶対に必要だな~と思っています。

ちなみに、お料理は頭の引き出しを作るには最適だそうですよ(*^_^*)
好きでやっていることがそうなんだ、と分かるとこれもまた嬉しいですね。

ちなみに昨日のヒット料理なり(*^^)

豚ロース肉に塩麹を漬けておき、焼いたものです。時々レシピも載せていますよ。
バレエ教師兼ダンサーのお家ごはんFacebookページは→コチラ

ちなみに最近お料理を作る時は余りレシピを見ずに想像で作っています。多分、こんな味になるんじゃないかな。。と。
それで意外と「おぉ、正解!」となるので、すごく嬉しかったりも(*^_^*)
引きだしが多いと、毎日に小さな楽しみを見出す力にもなると思います。

バレエ作品を踊ること

毎週土曜日に”作品クラス”を行っています。
その前の13:00~14:40のクラスを受けることを必須としているため
踊りの練習となると「疲れたー」と言う顔も見受けられます^^

踊りを練習する前にクラスを受ける理由として
*バレエ作品は使う軸足が決まっていることもあり、体の使い方が偏りがち
*怪我の防止
があります。

怪我の防止と言う点では、ウォームアップ無しでいきなり水に飛びこめないのと同じで
約1時間40分のクラスで体を動ける状態に作り上げて解放する、と言う役割があります。

バレエクラスで疲れる理由は、力の配分が上手く行っていないのです。
もちろん前日の状態、体調、気候(気温)など色々な要因がありますが
それに毎回左右されて居ては、いつが自分のベストなのか分からなくなってしまいますよね。

以前「作品クラス講話」で、色々なバレエ作品のDVDを見ながら講話して頂きました。
この作品ではどんなことを求められているのか、とか、どんな質感の踊りが相応しいのかとか
もしかすると、バレエ団のソリストの個別リハーサル並みかも、と思えるレクチャーが飛び交い
非常に有意義な時間だったと思い出します。

ただ、バレエ教室で漫然と注意されるだけのお稽古を繰り返してきた人には想像もつかないかもしれませんが、創る側と踊り手が双方で話し合う、と言うことがあって初めて作品は創られます。
お互いが尊重しあえることです。

踊りは叱られて、注意されて泣きながらようやく踊れるようになる、と言うものでは無く
自分から気づいて発信して、それを見た側がアドバイスする、と言うのが本来有って欲しい姿。
踊り手のリサーチ力も大切ですね。
理想形・・なのはよく分かっているのですが
作品クラスでは、出来るだけ本来有って欲しい姿の状態でクラスをしています。
もちろん、振りうつしもしっかり行っていますので、その辺りはご安心下さいね(*^^)v

スタジオHPは→コチラ。

16小節のインプロビゼーション(即興)

木曜日のポワントクラス後、レヴェランス(最後のご挨拶)につながる音楽で、16小節だけ受講生に即興で振りを創ってもらうことがあります。
振りを創る、と言ってもそんなに大げさなものではなく、自分の好きな事をやっていいよー、と言った感じのもの。
最初は恥ずかしがったりしますが、そのうち何回かリピートさせてあげると、その短い中に良くなってくるものが見えてきます。

インプロ(即興)と言うと、すごく大げさに感じるのかもしれませんが簡単に言うと「閃き」です。
その閃きを自分で信じるか信じないか。それが16小節の中でもちゃんと見えるのです。

自分のやりたいこと、なりたい姿を具体的にイメージして、それに向かって時間を使おうとよく言われますが、実際にある程度「見れる」状態になるのに1000時間、熟練するまでには10000時間かかると言われています。

私は34年バレエを踊って来てるので、多分10000時間は超えることが出来ましたが、熟練すると言うことは自分の中に失敗も成功も含めて何度もブラッシュアップしてきている、と言うことなのですね。


2006年の発表会での作品。”バッハ組曲” 撮影は長谷川清徳さん。

この作品を創った時、一緒に踊ってくれた生徒さんと色々な話をして、彼女の内面にあるものを見て感じたものを振りにしました。
バッハの単調なリズムとメロディーの中でも、とても温まる数分間の作品で、そしてこの時の発表会出演者がとても少なく、いつも心のどこかで苦しんでいたのが踊ることによって解放され、自分が強くなりだした序奏にも思えたのでした。

踊る事でいつも強くいられるのはこの頃からかな・・。

バレエ教師だから、できること

バレエの先生をしていると、人の身体を見てて色々感じることが有ります。

「この方の背中、こうやったらもっと綺麗になりそう」とか
「この方の脚、こうやったらもっと変わりそう」とか
「この方の肩、何だか無理してないかな?」とか

言葉で言うと何だかとりとめないですが、実は色々なサインを身体は出しています。

正直その人の身体を変えることはできません。
けれど意識を促し、本人が変えようとしてくれるところをアドバイスすることは出来ます。

身体の持ち主が自分の感情の赴くまま、そして動きたいように動いていて正解、などという事は
バレエに限らず、スポーツでも音楽家の世界でも、決してありえないことなのです。

だから、時にはしつこいくらい言うこともあるし
時には様子を見ながら言う事もあるし
それぞれだけど、色々な人が自分の背中を見てくれていること、自分の見えない部分を指摘してくれていることに気づいて踊ってくれたら本当に嬉しい。

身体は、思考が変われば面白いくらい素直に変わってくれます。
頑張りましょうね(*^_^*)

My Back(私の背中)→Pinterest

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レッスンウェアでテンションを上げる方法♪

今日数カ月ぶりにレオタードを新調しました。
仕事着でもあるのでそれなりに枚数は有るのですが
実は擦れて薄くなっているのが殆ど。。


こちらはCapezioのもので、実はかなりのお値打ち品。
着るととても綺麗なラインを出してくれます。

そしてキラッとなってたらいいな、とラインストーンの飾り付けをしてみました(*^^)
些細なことですが、この「キラっ」が有るかないかで着た時にテンションが上がります。
そしてこの”キラッ”を意外と皆さん、見てる。。

このウェアは青銅色なので手持ちのWater色のスカートが合いそう、と1人コーディネートしてみたり。

他にも持っているスカートをあれこれ合わせて配色のバランスを見たり
意外と合う色合わせを発見したり。
新しいものが一枚増えるとやはりワクワクします。
1人コーディネート、ぜひやってみてくださいね(*^_^*)
色合わせは楽しいですよ~

そしてもうヨレヨレのウェアとは、サックリお別れ。
今日は白いウェアとエンジ系のスカートとサヨナラ。
どちらも擦れて薄くなっていたり、かなりほつれていたり。
稽古着をとことん使い倒してのサヨナラは、捨てる時に「ありがとう」と添えて捨てます。
だって今まで頑張ってくれたから^^

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檜扇の花

昨日のことですが、2年前に種を蒔いた檜扇(ひおうぎ)の花が咲きました♪

植木鉢に種を捲く前は、必ず土をリフレッシュさせることをしています。
古い土と新しい土を混ぜたり、米ぬかを入れたり、窒素を多く含む物質を混ぜたり・・^^
最初にちょっと色々細工しても、それでも中々芽が出なかった。

そして芽が出ても花が咲くまで2年もかかり
2年間の間、寒い冬も暑い夏もベランダに置きっぱなし(放置・・)
でもそれなのに、植物のDNAって強いですね(*^_^*)

そして今朝はまたもう一輪咲きました♪

花が咲くには時間がかかる。けれど待つことが大事。
焦らず、そして願い続けよう。

では、今日もこれから3クラス指導、行ってまいります(^-^)丿