今回の英国ロイヤルバレエは、目玉として「ロミオとジュリエット」の全幕物を上演していました。
7回の公演が毎回完売だったそうです。中には「ロンドンに観に行くよりも安いから!」と、全公演をご覧になった方も居られたとか(👏👏)
毎回楽しく感想をSNSで目にしていましたが、その中で面白かったのが
「もう・・ヴェローナの町から帰りたくない!」
と言う感想。ドップリ舞台の世界観に埋没されてしまったのでしょう。さすが演劇バレエ。
その他実際に劇場の外でダンサーさん達を見かけた方曰く「スターオーラが半端ない!」とか。
いいなぁぁ♡^^
バレエに限らず舞台鑑賞は、日常から非日常に切り替えてくれます。
【芸術が持つ力】
現実がどんな辛い状況であっても、それを見てる時間はそのことを忘れることができ、観た後に元気が出てくる。
【豊かさを感じる踊り】は、「えー、プロしか無理!」と考える方も多いかもしれませんが、プロフェッショナルでなくても良い訳です。
子供達がひたむきに踊る姿とか、一つの目標に向けて頑張ってきた大人の方の踊りでも、豊かさを感じることは沢山あります。
真剣さ、ひたむきさ、無心に頑張ってる姿・これらは「普段の生活」から自分を切り離してまい進しているから、目が行ってしまったりしませんか?
確かに本気のプロフェッショナルな人達には敵わないけど、敵わなくて良いのです。
彼らも人間ですから生活もあるし、皆が皆、鉄のメンタルじゃなかったりもする。
だけど芸術が持つ力を理解し、それを体現して他者に影響を与えられる立場だと自覚しているからそれができちゃう人達だと、個人的には感じています。
言い換えると、演者側の生活にどんな苦労があったとしても、観る側は分かりません。
観た時間を楽しく、そして有意義なものでありたいし。
だけど、ホントは自分と同じ人間だよね、と思って見ると、そういった雰囲気や空間を醸し出せてしまう存在に対し、別次元の世界に誘えることのすごさを改めて感じられるんじゃないかなと思いますし、それを創り出す上での現状の難しさなどに、目を向けていけるんじゃないかなと。
【あとがき】
今回ちょっぴり踏み込んで書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
昔言われたことが有る方、初めて「そんなこと考えたことも無い」方も居られるかと思いますけど
豊かさを表現するって、本当にテクニックよりも難しいのですよねぇ・・
習う人が増えて欲しいと願うことは、こんな難しいことも言わねばならん・(笑)
それを無視するとしたら、「単にエクササイズとして」も可能じゃないかなと。
どちらを選ぶかは自由なのだけど、やっぱり個人的には「素敵に見えた方が嬉しいよね♪」と思う気がします。

古い時代っぽいけれど、凛として素敵ですね^^
”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを都内目白にて、子供のバレエクラスを近県の幼稚園で開講しています。
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