温故知新

時々古い時代のバレエ作品を見たりしますが(好きなので)、それを近しい人に何の前情報も入れずに見てもらい、感想を聞くことがあります。

今回はこれ。

『バフチサライの泉』1953年 
ガリーナ・ウラノワとマイヤ・プリセツカヤが出演しています。
実際に舞台で上演されると2時間強ぐらいになりますが、これは25分位の作品。

何度かこの動画は見たことがあるので「濃くて面白いよ!」と言ったのですが、その人は映像の撮り方から、私とは全く違う視点で感想を言っていました。
どうやらモンタージュ手法も取り入れているっぽい。

➡映画技法で、複数の映像の断片を組み合わせてひとつの連続したシーンを作る方法。 モンタージュは映画の初期に発明され、その後1920年代には、一方でドイツ表現主義やロシア・アヴァンギャルド、そして他方では初期ハリウッドで、単なる表現手法を超えた思想や政治的な志向を反映する方法論として発展した。


それを聞いてふと思い出したのが、カルラ・フラッチが主演する「ジゼル」1969年

これも絶対そう、と言い切る自信はないけれど、映像と踊りの組み合わせ方がすごい!と感じた演出。
でもそうか・・・、その昔は今とはまた違う方法で”盛っていた”というと表現としては余り良くないけれど、観客をすごい~!と思わせるテクニックがあった訳なのですね。
ただこのレベルになると国家を代表する方達ですから、そういった手法を使いながら制作されるのも無理はないかもしれない。


大抵のバレエのイメージとしては「綺麗、可愛い」というフンワリしたものなのかもしれないけれど、私が観るものはリアリティ味が強いものだったり、その後ろの意図的なものも察知したりすることがあるため、そういった方達とは認識が違うのかなと感じることもあります(笑)
でも現実的な考えとして、バレエは心を鷲掴みにされやすい要素が強いものなので、時に古いものを見ることで、自分の軸を持つための工夫になるかもしれませんよね。



「Kayano Ballet Studio」は、大人のためのバレエスタジオ。
初心者の方から経験者まで「エレガントにバレエを踊る」をコンセプトに、指導しています。

オンライレッスンのご案内
バレエクラスやストレッチ・エクササイズ等、お家でできる内容でレッスンできます
遠方の方や、スタジオレッスンの時間的ご都合が合わない方、ご活用ください

レッスンへの質問、体験レッスンのお申込みはこちらから
個人レッスンや、講師依頼等も承ります

日本ブログ村ランキングに参加しています。
ポチっと押して応援してください。励みになります。

にほんブログ村 にほんブログ村へ

にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村