祝♬ 2年越しの発表会


こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日一昨日は友人主催のバレエ発表会、裏方のお手伝いでした。
昨年も5月に開催予定だったのが、1年伸びて今年の5月に。1年後は多分(少しは)落ち着いているだろう、と言う予想を早々に立て、2年越しで準備されてきました。
なのに、3度目の緊急事態宣言最中で劇場がクローズになっている都内。ただ自治体によっては使用可能な所もあり、友人のは運よく大丈夫だったけど、劇場がクローズになった自治体での開催の場合、延期の日程が取れず中止するという所もあるようです。(泣くに泣けないよね)
開催できるよと連絡を貰った時は、嬉しくもあり同時に少し複雑な気持ちにもなりました。


発表会の裏方は出演者(主に子供達)のサポートに回るのが主な役目で、今回私は子供達の顔を覚えて全体の段取りに沿って進行したりなどの結構重要ポスト(!?)を努めつつ、当日はメークさんや早替えの手伝いも。

マスク必須の舞台裏、移動時間や待ち時間は必ず装着して出番前に回収し、踊り終わったらまた新品マスクを配ることの繰り返し。ただでさえ本番は緊張するのに、これは絶対やらねばならぬという今の常識が段取りに加わることで疲労感も倍増。だけど皆さんとても頑張っていました。3歳の小さなお子さんから、上は大人の方まで、しっかり段取り覚えて臨んでおられました。
舞台スタッフさん達の連携プレーも絶妙で、細やかなことまで気を配ってくださっていて、安心して踊れるのは細やかに準備された状態があるから、と改めて想いました。



この子は多分まだ年長さんか1年生ぐらいかな?責任感あるお子さんでした。


舞台裏や楽屋がとても和やかだったのは、主催者先生の人柄と、普段からの信頼関係かな?^^
全てをこなした後に自分が踊ることのしんどさは重々私も承知しているけれど、なのに余裕があるように感じるのです。(かつての私に無かったもの^^;)本来何事にも、そうありたいものです。
★出演者、そして関係者の皆様お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。



さてさて、明日はGWバリエーションレッスンです。お時間ある方、ご都合付く方お待ちしています。
5/4&5/5のバリエーションレッスンについて(改訂お知らせ)両日とも残2名受講可能です。


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オンライン配信のバレエ発表会、鑑賞

おはようございます。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日は午後にオンライン配信のバレエ発表会を鑑賞しました。
せじちゃん、第2回発表会開催、おめでとうございます💛
今日の記事は昨日の記事からの続きなので、良かったらぜひお読みください。⇒舞台のオンライン配信ツレヅレ

最後の方に少し配信トラブルがありましたが、事前に別のURLを予め用意してくださっていたので、そこまで混乱せず視聴することができました。
主催の先生、大変だっただろうなぁ・・構成振付、指導、制作、裏方に加えてご自分も踊られるのに、最後の詰めに配信準備まで。

そんなことを思いつつ、お家観劇の醍醐味としてビールとおつまみ用意して鑑賞(笑) 中々良いアングルでの撮影で、臨場感も有って楽しめました。
出演者の皆さんは子供~大人まで無観客にも拘わらず、皆笑顔で踊っていましたね。カメラの先の観てくれる人たちを想像してるんだろうなと思うと、終わった後には毎回拍手してました♡(*^-^*)
だって発表会だもんねぇ。


コロナ禍で、バレエの発表会が延期や中止になっているところが多いです。私も去年の3月、幼稚園でのミニ発表会は中止でしたが、幸いまだ子供達は幼いためそこまで心に傷が残らないのでは・・とは思っています。
だけど、小学校高学年や中高生ぐらいになると自分の頑張りが結果として見えて、それが自分でも理解できる年齢なので、頑張っていた目標が無くなることへの喪失感はとても寂しいし、辛いものとして感じる子もいるだろうな、と思います。
私も中学生の頃怪我で一度だけ発表会に出られなかったことがあり、会を見終わった後は号泣してました。出れなくて悔しい、と言う気持ちで。だけど丸ごとその機会が無くなるのは、誰にその気持ちをぶつけたら良いんだろうね、と。
先生達が必死になるのは、その部分までを見越しているから。それは過ぎた時間は返ってこない、と言うことでもあるし、感染対策をどれだけ丁寧にやっていたとしても、上が決めてしまうと太刀打ちできない悔しさもあったり、様々なんですけどね。

私も明日明後日、発表会のお手伝いです。裏方お手伝いでしっかり応援してきます。

過去写真より。舞台創りってやっぱり楽しいものです。


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山種美術館にて「百花繚乱」

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

先週、山種美術館にて日本画を鑑賞。
沢山のお花の絵が展示してあります。
春夏秋冬の花々が描かれ、お花好きな方にはとってもオススメ!

日本画の細やかさは、きっと画材の質感によるものなんでしょうね・・・
色を重ねても重ねても厚ぼったくならず、どこか透明感がある。
油彩独特の濃厚な色合いもそれはそれで魅力的で、決して嫌いじゃないんだけど。


昔、「沢山の絵を見ることは自分の表現の幅を広げることに繋がる」と聞きました。
なんでかなぁと思いつつその理由を一生懸命探そうとして、「良いものを見るのは良い」と言う考えだったこともあるけれど、もしかすると「様々な表現の違い」を知ることが、自分の幅を広げることになるのかな、なんて。

珍しく絵葉書を買いました♡
どの画も高名な方の作品だけど、主張しすぎず、だけどずっと見ていたいな・・と感じる。
そこがね、日本画って良いな、と思うようになった点なのかもしれないです。

★山種美術館は一人でフラッと行くのもよし、またはデートに良いかな。
大勢でワイワイ行くような雰囲気じゃないので、このコロナ禍ご時世には(もしかすると)ぴったりかもしれません^^


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5/4&5/5にGWレッスン(ヴァリエーション)行います。
お気軽にお問い合わせくださいね。

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『バレエを習う人が、舞台を観る効果』

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日の記事、沢山の方にお読みいただきありがとうございました。
以前なら「バレエ習ってるのに、舞台を見ないなんて、どゆこと??」と思ってたけど、最近は少し変化したかも。
それでは昨日の続きを少し。


バレエの舞台が中々観れないのには、人それぞれに様々な事情があります。子育て中、お勤めとの兼ね合い、劇場との物理的な距離、チケットのお値段問題もあるし。でもそんな方達でも「バレエの発表会」があれば、割と気楽に観に行かれるかもしれません。


発表会は敷居をまたぐ意味での、最初の一歩を踏み出しやすい。
本来の趣旨は「生徒さんの成果発表」。ハレの日、とも言いますよね。

中には発表会と公演の差が無くなってきてたりするところも。スタジオにそれができるだけの大人数が居て、企画力が有って、そしてお金も集まる、と言う図式。すごいなと思います。


ただ、そういった華々しさだけがバレエを広めると言うことなのか、と言うと、案外そうでもない気がしていて、ある種エンターテインメント的に見ればすごい、と個人的には感じたりする。


教える側から見ると華々しくやっても、こじんまりとやっていても、バレエのクラスでやってることは大差無いかもしれないし。(これは実際にスタジオに行ってみないと、わからないことだけど)。


私は子供の頃に幾つかバレエを観る機会があり、上京してから沢山観るようになりました。
沢山観ることによって、当時の自分にとって憧れの存在、と言う人もできたり、その頃読んでいたバレエ雑誌等で情報を追いつつ、いつかその人を観てみたい、と思い求めたりもしました。


元々は奈良の小さなバレエ教室出身ですから、未知な世界への憧れは人一倍強かったですし、実際にWSに行ったり公演を観たりして現場の空気を知るのが好きでした。公演を観に行った翌日は、決まって心が晴れ晴れとし、動きも軽かったですね(笑)

だけど、今これだけ大人のバレエが増えて価値観も違ってくると、「なぜ舞台を見なきゃいけないのですか」と問われると、説明が難しいな、って思ったりもします。でもそれはそれで、とも思えるようになりレッスンだけしたいと言う人も居て良いんだ、と思えるようになったのも正直な気持ちです。


だけど、レッスンだけしてる人は簡単に容量がいっぱいになり、色々なことを想像することがどうやら難しいようにも感じます。だから、舞台観た方が良いよ、って思うし伝え続けていきます(*^-^*)

そんなことを想いつつ、4月もレッスン続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
4月のスケジュールはこちら






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パトリック・デュポンさんのサイン入りTシャツ

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

先週、パトリック・デュポンさんの訃報を知りました。
驚いたのと同時に、そういえば昔、舞台観に行ったなぁ・・と思い出しました。

※確かこちらは1995年に来日したパリ・オペラ座公演で『ドン・キホーテ』を観た時のです。
主役はマニュエル・ルグリさんと、モニク・ルディエールさんだったと思います。

デュポンさんご本人から直接サイン貰える企画があって、そこに走って並んだのでしたー^^
(確かこのTシャツを買った人限定、だったかな)

この公演以外にも(多分2,3年のズレは有ったと思いますが)確かジュエルズ、インザ・ミドルなどのプログラムの公演を鑑賞した時、彼の踊りを生で見たのでした。

クローゼットの奥にしまい込まれてました・・・でも何度か着ていたんですよね。

若い世代の人になると、もう彼のことを知らない人も多いかと思いますが、今動画で拝見してもとてもキレがあるのに荒っぽく無くて、すごいなぁと思います。
もう「昔のダンサー」さんの仲間入りになってしまうのかな?でもこの時代の写真や動画は、何か味わい深いですね。

デュポンさんのご冥福をお祈りいたします。

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マシュー・ボーンIN CINEMA『赤い靴』鑑賞

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

マシュー・ボーンIN CINEMA『赤い靴』鑑賞してきました。
私が子供の頃何度も見た(多分中学生?)バレエ映画『赤い靴』の、劇場リメイク版。

強烈な印象を持っている映画のため、シーンの細部に様々な記憶が蘇り
色々な点で比較しながら、鑑賞できました。
踊りや構成面も素晴らしいエンターテインメントですし、レルモントフ氏がセクシーで(アダム・クーパー、男前すぎる!)佇まいに惚れ惚れしていました。

帰宅後に、昔の映画の動画を検索して鑑賞してました(笑)
(探すと全編のがありますよ)

こちらは短いやつ。


大元の映画と比較すると、時代背景の描き方に若干の設定変更がありました。
だけど1948年公開の映画の描き方だと、主人公がかなりの富裕層出身、と言うのは頷けるし
マシューボーンの方は、ちょっとそこまで分からなかったです。
どちらかと言うと、這い上がり精神に長けてるように見えたかな。
モイラ・シアラー演じるヴィッキーの方が、秘めた熱情を持ってる感。


そして一番のクライマックスは、アンナ・カレーニナみたいになってしまうのだけど
そこまで彼女を追い詰めたのは、どう見ても旦那さんじゃん、と言うのが(大元の映画の方が)より良く分かる気がします^^; (レルモントフも大概やけど・・)
誰しもが認める踊りの才能があったのにも関わらず、自分のためにバレエ団辞めてまで添い遂げてくれてるのに、再起の舞台に出る寸前に揺さぶりかけるか?と。
(これは今だから、想えることではありますが・・・)

もしご覧になる機会がおありでしたら、ぜひ両方鑑賞になられてみてはいかがでしょう。
楽しめます!

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二度目の!東京バレエ団「M」鑑賞

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

三連休に入りましたね。
昨日は午前中にオンラインレッスンをした後
神奈川県民ホールへ東京バレエ団の「M」を観に行きました。


「M」は先月の10/24(土)に、上野東京文化会館で初見。
→ 東京バレエ団公演「M」鑑賞。
余りにインパクトを受けてしまい、鑑賞後に代表作を読みはじめたりも。
文化の日に『鹿鳴館』を読む

こういったプロセスを経て「やっぱり行っておきたい」と思うに至り、チケットを取りました。


三島由紀夫は、バレエについてこんな言葉を遺しているそうです。

「バレエはただバレエであればよい。雲のやうに美しく、風のやうにさわやかであればよい。人間の姿態の最上の美しい瞬間の羅列であればよい。人間が神の姿に近づく証明であればよい」

https://nbs.or.jp/webmagazine/


2度目は心に少し余裕ができたせいもあり、この言葉とベジャールさんの哲学的な考え、そして
抽象化した動きが今回の作品の大元なのかなぁと。

この作品は一か所だけを追い求めてみていると、他で何か起こってるかが分からなくなる不思議さがあって、そのため割と全体が見渡せる遠めの場所を選んだのだけど、やっぱり今回もマジックにかかりそうでした・・(^^;

ダンサーの方達、前回よりもこなれてきたというか、より力強くそして優美に感じました。
女性群舞の”海”、あの踊り、個人的にとても好みです。瞑想のようなポーズから始まり、見ていて穏やかな気持ちになる。
男性群舞は、かつて踊ったことのある方にお伺いした時「とにかく男のパートはキツイんですよ!」と仰っていたけど本当にその通り。その分迫力がどんどん増して行ってて、全体の精神性も高くなってきてるのが伝わってきました。
群舞が良いのですから、ソリストや芯になる人達も更に上がっていて、シ=死の池本祥真さんは更に変化(進化)されていて、静セバスチャンの樋口祐輝さんと共に目が釘付けになりました。

女性として象徴的だったのが”月”の金子仁美さんと、”女”の上野水香さん。
光の放ち方が対照的だけど、三島由紀夫が求めた女性像だったのかもしれない。
優美でそして強く、だけど儚い。
そこへ音楽:サティやワーグナー、ドビュッシーや能のリズムが入り交ざり、そして静寂が多い”間合い”が、緊張感を保ちながらストーリーをどんどん引っ張っていく。


この作品は、一人の一生を描いてるものだけど、輪廻転生がテーマじゃないかな。
それは冒頭の部分がまた最後にもなり、営みって続いていくものなのだなぁ、と言う気持ちになったから。
クライマックスの自決シーンでは、やはり泣けて来たけれど。


二度見ることで、膨大な情報量が少し自分の中で整理できました。
そしてやはり良いものを見た後は心の中がそれでいっぱいになって、これからのことを落ち着いて考えたりも。良いものを見た後って、新しい視点が生まれますよね。


舞台、色々見てみましょうね。
理解しようとして見るのではなく、スペシャル的に秀でた人たちが創り上げたものを見て、ただ感じる。
そこにはきっと、自分を豊かにしてくれるものがあるはずなので。




終演後の舞台より




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「M」が有料配信されるそうです

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日Twitterで発見!
なんと!と思わずリツイートいたしました。


先月「M」を観に行った際のブログ記事はこちら
東京バレエ団公演「M」鑑賞。

今度11/21に神奈川県民ホールでも上演されますが
そちらのチケットも取りました。
もう一度観てこようと思って。
席は前回とは別アングル。どんな風に見えるんだろう。

前回は圧倒されて感情が揺さぶられたけど
今度はもう少し(落ち着いて)観れる気がします(#^^#)


同じ公演をもう一度観るなんて・・ちょっと大人の気分でもあります(笑)
でも、良いと思ったら繰り返して観て良いんだもんね。


★前回の公演のでしょうか。動画もアップされてましたよ。
難しそうと考えるよりも
「気になる・・」と感じたらご覧になってみた方が良いと思いますよ(๑・̑◡・̑๑)



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『竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス』

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日山種美術館にて
『竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス』を鑑賞。
会期が明日までだったのですー。間に合った!

日本画の良さが最近少しずつ、分かるようになってきました。
色彩の柔らかさ、描かれる線の細やかさ
描かれているものが配置されている”間”の頃合いなど
西洋の絵画とはまた違った趣きがありますね。
描かれている動物や鳥たちなどが、ほんわりとしていたり
時には力強く生き生きとしていたり。

★お写真は山種美術館のインスタグラムからお借りしました。
観たい!と思った方はぜひ、美術館でご鑑賞くださいね。

展示物を飾るショーケースの片隅に目をやると、奥村土牛の言葉を見つけました。

「生き物の生きている感情を出すことは並大抵の困難さではない。生きているように見せようと描くより、描く前に鳥なら鳥、花なら花にしみじみとした愛と絵心を覚えてその気持ちで描いていれば、たとえ稚拙であってもよい味わいのものが出来るのではないか、その気持ちが何より大切なのではないかと思う」

この言葉に出会っただけで、なんだかとても有意義なものに。
大家であればあるほど、ささやかなことを大切にしているんですね。

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東京バレエ団公演「M」鑑賞

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
一昨日に続き、昨日も舞台鑑賞する機会に恵まれました。

東京バレエ団公演「M」、振付はモーリス・ベジャール。実は私今回が初見。
最近なぜか、三島由紀夫に興味が出てきてるところです。
その昔「潮騒」しか読んだことが無かったのに。

先月富士山麓になる「三島由紀夫文学館」に行きました。その時の記事がこちら
そこには、少年時代の三島由紀夫の写真がありまして(確か14歳)
利発そうな澄んだ目の、そしてとても可愛いお顔。
順を追ってみていくと、目にどんどん鋭さが生まれ、そして口元が変わっていく。
こんなに可愛い少年が、どんな心の変化から、最後自決に至るまでになったのだろう
そしてふと「10月にはMやるんやー。観てみたい」と思ったのがきっかけです。

久しぶりの東京文化会館。




観る前に何か予習しとこか?とも思い、小林十市さんのブログを読みました。
小林十市 連載エッセイ「南仏の街で、僕はバレエのことを考えた。」【第10回】「M」について。

創作現場に立ち会っておられる十市さんの言葉は、状況をなんとなくでも想像させてくれる感があり
そして今回、シ(四=死)を演じられた池本さんが、小林十市さんの動きと被るように見えることが多々ありました。
冒頭は海のシーンから始まり、そこへ祖母と少年が現れる。
少年の動きを追いつつも、私の頭の中では14歳の頃の写真がものすごく重なり、それが最後まで続きました。自決前に三方が出てきたシーンから、もう涙が止まらなくて。


他の三島作品を読んでいない心もとなさから、きっとここがあの小説からの部分なのだろうか
あれがきっとそうなのだろうか、と言う推測の中で鑑賞してましたが
「豊饒の海」「金閣寺」「鹿鳴館」を読んでる方だと、もっとピン!と来るのかもしれない。
でも読んでなくても、十分に伝わるものはあったし、徐々にそれらが「イチ」「ニ」「サン」「シ」と言う順序で、最後の「シ=死」に繋がっていく。


私がもし、これを演じる側だったら?と考えた時、多分頭の中の整理から始めたと思います。
過去に創作するためのWSに参加した時も「対象になる人物の資料を、できるだけ集めて読んで欲しい」と言われたことがあったので。
どれだけ動きが良くても、まず知識が伴っていないと見えてこない部分ってあると思うのです。
きっとベジャールさんや他の振付家もだけど、特に「抽象的なものを得意とする人」の作品を踊れるには理解力と想像力が無いと、一緒にお仕事できないと思うのね。

再演で、しかも今ほとんどのメンバーが今入れ替わっている東京バレエ団が、この作品を上演されたのは
素晴らしいと思いました。肉体的にも(特に男性)キッツイだろうなぁ・・(1時間40分休憩なし)


とっても美しい作品です。日本が本来持っている”和の要素”と、”究極に美しいもの”を求めた三島由紀夫の世界観が出ていて、音楽(黛敏郎)や美術が踊りと相まって、何とも言えない不思議な気持ちにさせてくれます。
エリック・サティのジムノペディや、シャンソンの「待ちましょう」とか、はたまたお経を詠む声とか
混然一体となっているけれど、全く違和感が無い。

カーテンコールが中々終わらないぐらいの拍手でした。ブラボー禁止なのに、言ってる方も(^^;
これまで余り興味ない、なんて思ってて勿体なかった。ベジャールさんが生きて居られた頃に見ておきたかったです。



★今回おけぴのチケット救済から購入しましたが、お譲りくださった方がプログラムの引換券までつけてくださり、とても嬉しかったです。
あともう一回、見ようと思えば見るチャンスがある(今日はクラス指導があるから無理だけど)
あとは11/21(土)に神奈川県民ホールで上演されるようですよ。




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都内では目白&参宮橋にて、クラスを開講中。
近県の幼稚園では、子供のバレエを指導しています。
グループレッスンのほかに、個人レッスンも承っています。

10月のオンラインレッスンと、スタジオレッスンのご案内

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