バレエ教師兼ダンサーの河合かや野
「あなたは、何のためにレッスン続けてるんですか?」と聞かれたら
私は時々
「ステキなピアノの演奏と一緒に踊りたいから」って答えます。
♡
田町にあるアーキタンツで
現在モナコのモンテカルロバレエ団と
プリンセスグレースバレエアカデミーでチーフピアニストを務める
のピアノ演奏で、2年ぶりにレッスン受けてきて思ったこと。
もう、素晴らし過ぎるピアノ!
動ける動ける~♪
彼はエネルギー、ギブギブギブな人なんだなと感じます。
センターレッスン、普通は右2回、左2回行うのが
マエストロ、どんどん次々に弾いて下さるので
右3回、左3回、アダジオから殆ど動けちゃった!
音の煌めきや粒が降ってきてるみたいで
それが肌から入ってくるんです。耳だけじゃなく。
マエストロの身体から音のエネルギーが湧いていて
ピアノ1台なのに、2台、または連弾で弾いてるようにも聞こえる。
エコーの使い方に秘訣があるのかな。
音譜がいっぱいで、リズムはしっかりしているのに
メロディはふくよか。
音域の膨らみの幅がとっても広いんです。
写真は2年前のです^^
子供の頃のバレエ教室、10年間同じレッスン曲でのお稽古で
それが嫌で仕方が無かった。
楽しくないんだもん。
でも当時としては、致し方なかったこと。
上京してから、スタジオのプリマの先生から
レッスンで使ったCDをお借りしてMDに録音し
ずっとずっと聴いてましたよ♪
当時(私の中で)ピアノの生演奏でのレッスンは憧れそのもの。
バレエスタジオを始めた頃は、良い音源を探し求め
視聴ブースにしょっちゅう入り浸り
レッスンCDを買い求めました。
「ステキなピアノの演奏と一緒に踊りたいから」
自分が聴くのも、クラスに来てくれる人にも
良い音楽を聞かせてあげたい。
けれど動きに捉われると、音が二の次になるクラス事情・・
なんだか勿体ないなあと、思うことが多々。
バレエは、音に合わせて踊りを楽しむもの。
音をよ~く聴いて、タイミングの間合いやリズムを掴めると
テクニックが少しずつ、向上できる。
そして体も開いてゆく。
身体が開くのは、心がほどけて行くから、なんです。
それはCDでも同じ。
音の掴み方や間合い、しっかり伝えますので
あなたも音に合わせて踊れるようになりますよ♪
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