「バレエを習いたい」と言って来られる方で
「自分の表現を磨きたい」と言ってこられるケースは、実はそう多くありません。
中には「表現は上半身、そこを練習して見せたい」と言って来られる方も居られなくはないのですが
そもそも「ステップやジャンプは、何のためにやっているのか?」が漠然としていることのほうが多いです。
なぜこのシーンでクルクル回るのか
なぜ、このシーンでジャンプするのか・・
それは全部含めて「表現」。
バレエの、作品の中でそれらを活用して
言葉のように流暢に話せるようにするために、コツコツと練習を重ねます。
「言葉を必要としない、世界共通の言語」として、様々な踊りがあり、それに対するステップが存在するのですが
最近はそれが忘れられてるのかな、、とも感じることが多いのです。
Jiri Kylianと言う 世界的な振付家が居ます。
かつて埼玉県彩の国で「キリアンプロジェクト」と言う試みがありました。確か2000年頃のことです。
当時幾度かそのプロジェクト(WS)に参加することが出来た私は
振付家とNDT(ネザーランド・ダンスシアター)のダンサーが、作品を創ってゆく様子を見ることができ
有難いことにクラスレッスンにも参加でき、クラシカルなバレエとは全く異なるコンテンポラリーの世界に触れることもできました。
ワクワクしていましたねー。
キリアンは年齢に応じたダンサーを使い分けるのがとても上手で、「Birthday」には中年以降~のダンサーが数名出演。
コミカルな「表現」としての部分がとても強い作品ですが
シュツットガルト・バレエ団のエゴン・マドセン他、大ベテランダンサーの演技が面白いです。
続きがありますので、ぜひ探してください^^
足も上げないし、ピルエットの競争も無いけれど、これもダンス、踊りです。バレエの要素たっぷりです。
彼らの上半身や表情、めちゃめちゃ踊ってますよね^^

こちらの画は、パリオペラ座の最初の女性舞踊手、マリー・カマルゴ。
観客の目の前で、初めて足を高く上げた舞踊手だそうです。
しかも下着履かずに・・・^^
⇒日本ブログ村ランキングに参加しています。
応援ぽちっとお願いいたします^^
![]()
にほんブログ村