4月はかつて、色々な節目が有った月。
実は今日がスタジオを始めて12年経った日。お釈迦様の誕生日ですねー。
今でも、当時始めたきっかけを思い出しては、感慨深い想いになります。
詳しくはKayano Ballet Blogのご紹介 を読んでくださいね。
自営として小さくでも自分で頑張る、と言うことを今日まで行ってみて、人と協力し合いそして色々分かち合うことが、どれだけ大切かと言うことを感じています。
何より最近は「ダンサーのセカンドライフ」と言うことを、真剣に考えるようになりました。
日本ではダンサーの定年が無いため、自分が踊りたければ幾つまでも踊れるし、やることが出来る。
でもそれが時として弊害になったりも。特に中堅層に関しては、知恵を絞らないと生き抜けなくなってきています。
私が「バレエ教師兼ダンサーのおうちご飯」のページを運営しているのも
ゆくゆくは自分のセカンドライフになったら良いなぁ、と考えているほか
このページを通じて、踊るための栄養をもっと考えてくれるようになったら良いな、とか
10代~20代で培った体力を中年以降まで持続できるか考えるようになってくれたらいいな、とか
舞台前のダイエットにはどうしたら良いのかな、など等、色々経験してきた側から提示しています。
スタジオでは、もっと皆を綺麗にしたいとか、踊りの楽しさを伝えたい等、色々思うことが沢山。
人を綺麗にすると言うのは、実はとても責任があることだとも思います。運動的指導も大切だけど
何よりバレエ作品を踊る時は、その作品を自分なりに探究できるヒントを与えたりも。
何もない所から突如作品が生まれた訳では無く、生み出すための色々なシチュエーションを知ったり、役柄を理解することがより踊り手さんの表現の助けにもなるからです。
日本のダンス界って(バレエ界も含め)、今は過渡期と飽和、そして選別を強いられる時代に入ってきている気がします。
そんな中で「社会にどう貢献できるか」をしっかり持てる所が、長く続いて行くのではないかしら。
私と同じ頃にスタジオを始めた人たちは、既に生徒も成長し、どんどんコンクールにも出場していたり、教室が大きくなっていたりもします。
そういうことをどこか横目で見ながら来てしまったけど、これからが本腰。
頑張って行きます。


Photo:Natsumi Tokuyama
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