知的好奇心 ~東大寺講演会より

長くブログを読んでくださってる方は、お気づきかも?しれませんが
私、帰省した折等にはバレエの事はそっちのけで、”奈良のこと”を書きまくっていたりします(笑)
東大寺とか奈良公園とか、春日大社とか・
実家があるのがその近辺なので、まぁ無理もないんですが・笑
神社仏閣はじめ遺跡等も沢山あるので、時間が許す限り出かけるようにしています。

ちなみに両親の出身は、父は大阪で母は静岡。
奈良に住むようになったのは、父が奈良のとある県立高校に教師として赴任した際、今の家にほど近いところに住まったのがきっかけだとか。
父もですが母の方が奈良の歴史に対しての感度がより高く、由緒ある土地の独特な雰囲気にすっかり魅せられてしまったようです。

ただ、古い土地と言うのはそれなりに閉鎖性もあり、特に先の世界大戦で、静岡の母の生家付近は空襲でかなりやられ、母自身も幼い頃大変な経験をしてきています。
それを知らない奈良の人と「話が全然合わない!」と昔言ってたことも覚えてるので・決して良いことばかりじゃないよーな、とも・・。
でもきっと1000年以上も前に都が置かれ、色々スッタモンダしまくってたであろう奈良の古の歴史を知ることで、母なりに理解を深めていった?のかもしれません。(知らんけど 笑)

母は後年、そんな奈良好きが高じて勤めを定年退職した後、奈良国立博物館で学芸員のボランティアをやっていました。そしてその後【奈良まほろばソムリエ:奈良検定】にもチャレンジ。
確か3級は楽々だったけど、1級がもう完全にコテンパンになり難しくて悔しかった!と言ってたのを思い出します。



娘の私は、どちらかというと歴史は好きで、学生時代はかなり得意ではありながら
「うん、好き」なレベルですが、昨日初の東大寺の文化講演会を聴講してきました。

これが中々興味深かったです。
まず、ここに集まる方は全員、奈良についての知的好奇心の高い方達。
講演会は二部構成で無料なのにも関わらず、レジュメが2冊も作ってくださってあり、東大寺を造った四聖について2つの局面からのお話が聞けて、漠然とは知っていたけど点でしかなかった部分が線になって繋がった気がしました。

※東大寺を造った四聖:聖武天皇、行儀菩薩、良弁僧上、菩提僧上、と言われていますが
これだけじゃないですよ、というお話も。

面白かったのが、講義くださった先生方お二人とも「時間が足らん!」というニュアンスを出しながら説明くださっていたこと。
レジュメを元にもはや神話の世界に近い範疇なのに、しっかり参考文献も出してきてくださる。
壮大なので上手くまとめても、時間足らないですよねぇ。
そこには空想だけじゃないけど伝承で残ってるものも沢山あって、今は案外知られてないような・

「逸話が沢山残ってる、ということは、それだけ遺すに値いするもの=なくならない」
という指摘もされ、あぁやっぱりそういうもんなのかもなあと、感じた次第なのでした。

誰にも親しまれる「奈良の大佛さん」ですが、建立に至るまでの様々な経緯、そしてその後の波乱な状況、これらは本当に脈々と守ってくれた人達のお陰なのだなぁと思います。



歴史あるものを「ただ、古いもの」としてしまわず、また現代と照らし合わせてみて
「遺すに値する」伝説になるような・そんな水準まで高めるか、もしくは大衆化して受け入れられる層を増やすか、のどちらかになるのかもしれませんね。現代は、そんな課題も山積みだなぁと思います。


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名前についてのツレヅレ

帰省の時は毎度のことながら、奈良の写真がおのずと多くなります。
しばし、楽しんでくださいませ^^

ここは名勝奈良公園、飛火野(とびひの)と言います。

下の写真は浮御堂と言って
奈良公園の浅茅ヶ原(あさじがはら)に繋がっていきます。

奈良公園は実はとても大きく、猿沢池や興福寺、東大寺の敷地も含むそう。

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私の名前の由来は、この奈良公園から来ていて
浅茅ヶ原の”茅”と飛火野の”野”を、一文字ずつ取っています。

「かや野」と書きますが、全部漢字じゃ無いのは
命名当時、茅が人名漢字じゃなかったから。
芸名ですか?とか聞かれたりしますが、本名です。

☆なので、私の名前を書いてメッセージ下さる方、全部平仮名にしないでくださいね^^;

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昨日は博物館で、展示を見てきました。
忍性と言うお坊さんのことを扱っていて、鎌倉時代に87歳まで生きた方。
病気の方はじめ生きてるもの全ての命を救いたいと、尽力された方だそうです。

功績は忍ぶどころか、とてもとても素晴らしい。

私も名前に負けない生き方を、もっともっとしなくては・・・

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おまけ写真は、鹿の大行列~
久しぶりに見たけど、さすが神さまのお使い!(^_^)
堂々と、道路を横断します 笑

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三が日のツレヅレ

奈良は歴史が古いと言われるけれど、街にポツンポツンとある小さな神社にも、1000年もの歴史が普通に有ることが多いです。

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奈良町の史料館に貼ってあった、町名の由来。

そして神社仏閣を巡ると、トゲ抜き観音や身代わり仏など、病気や怪我に対する祈りを想像する対象も。
1000年も前の、人々の生活。
今とは全く違うし、平均寿命も短い。
平安時代の平均寿命は、40歳だったそうです。

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春日さんの回廊。

今年引いたおみくじは「小吉」でしたが、小さい吉を沢山集めて
大きな「吉」に出来たら良いな。
それにはまず健康から。

☆歴史って面白いですよー
ウチのスタジオ生さん、もちょっと歴史に興味持てるように、誘導して行こうかな(^^)

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