昔からの、憧れ絵画

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。



先週の月曜日に行った
ポーラ美術館からのお写真を少し。

上の写真(絵画)は、シェ・リュイのドレス。
この絵は以前から知っていたけれど、名前が分からなかった。
他にも沢山ありましたが、昔からの憧れの絵画。

ウィキで調べたら、彼女は当時のファッションリーダー的
存在だったことを知りました。
身にまとうだけでなく、制作も沢山手掛けてますね。
この黒いドレス、着てみたいなぁ。。。。♡


下の写真は、当時のコスメ。
形状が今と変わらん・・と言うところにびっくり。
そして丁寧にポーチに収まってるところをみると
きっと大切に使われていたんでしょうね。

この時代は、まだまだオートクチュール。
手間暇かけて、が当たり前だったけど
今は安くて欲しい、と思ったものが簡単に手に入れられます。
逆にだからこそ「もっと素敵になりたい」
と言う気持ちが、より強かったのかもしれませんね。
実際に昔の人の写真や絵、今見ても素敵なものが多いですから。


バレエの上達に絡めるなら
点と点になってる、自分の「素敵!」「憧れる!」と言う気持ちを
線で繋げていく方法を取ってみる。

私のクラスで喩えるとすれば
「ステップはシンプルなのに、
ものすごく踊ってる気持ちになれる雰囲気が出る」
と言うご感想が多いのですが(ありがとうございます♡)

それは私が過去からこれまで
どんなことに憧れて、どんな物事に対して関心があるかを
動き方に表しているからなので
私も点でしかなかった感情を、線で繋げる努力をしてきました。

なので真似だけでなく、ご自分が「素敵!」と感じるものを見て欲しいなぁと。
きっとその蓄積が、活かせる時が来るはず。


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淡々と、淡々と 「バレエ・メカニック」を見て感じたツレヅレ

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

6月の緊急事態宣言解除以来
コツコツ、身体を戻してきたお陰で
最近ようやく「動けてる感」を少し味わえてるところ。



バレエのレッスンは、最初からいきなり跳び回ったりはしません。
床を感じ、足の裏を伸ばし、足指で床を支えてストンと立ち
最後にそっと頭を乗せる、そんな姿勢から始まるもの。
だけど柔いわけじゃなく
頭から足までの身体をつなげるアライメントはしなやかに。

軽やかにステップを踏むために必要なのは
足指で床をどういう風に”掻く”か、とか
線状や輪を描いたりなどの、ひざ下~足首~つま先の反応。
ピンと伸びた(張った)脚線を使いながら
幾何学的な動きを、何度も繰り返します。

面白いのはお人の身体は皆違うから
幾何学的なものを表すにしても、違って見えること。
それは単に、細いとか筋肉の質がとか
そういうものではないなと。

さて、先日のポーラ美術館で
「バレエ・メカニック」と言う短編映画を観ました。
フェルナン・レジェ(こちらは画家さんですね)プロデュースの
1924年の、16分の短編映画です。
※美術館では、音は消してありましたが
Youtubeで音入りのものを見つけました。
閲覧注意とまではいかないけれど、苦手は人は苦手かもしれません。
(映像が古いので)

ここに登場する女性は、モンパルナスのキキ、と呼ばれたアリス・プラン。
映像は写真家、マン・レイが撮影しているそう。
坂本龍一さんがものすごくインスピレーションを受けたということも、後で知りました。
音楽はもしかすると、ストラビンスキー???

この映画自体にはシナリオもないし
動きが淡々と繰り返されるだけなのですが
この動画を見つけてから、私何度も見てる・・(笑)
割とシュールレアリズム的なものが好きだったり、キキや、マン・レイは昔から好き、と言うのもあるかもしれませんが。


最初は「なんで、これがバレエなの?」と思いましたが
だけど何度も見ているうちに多分バレエの持つ幾何学的なものに、ヒントを得てるんじゃないかとか、古い時代だから踊りを表わすのに、バレエという用語を付けるのが一般的だったんじゃ無いかとか。


ただ淡々と行う。繰り返す。それが踊ってるように見える。
もしも意味があるとするなら
ここなのかな?と思ったりしています。

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ポーラ美術館へ、インスピレーションを貰いに

こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

県をまたいでの移動ができるようになり
久しぶりの、梅雨の中休み。
上半期があと2日で終わろうという昨日

箱根まで行ってきました♡

久しぶりのロマンスカー
しかも(後方でしたが)展望席に座れました。

向かった先は”ポーラ美術館”。
急に行先を決めたため
(しかも移動中メッセンジャーで指令 笑)
最初から「ここ!」と決めていたら、高速バスも良かったですね。


素晴らしき建築。
初見の私はまず、空間に見入ってました。

今は「モネとマティス」展が開催されています。
どちらも激動の時代を生き抜いてきたのに、色彩が明るくて
まるで現代の私たちにも「負けるなよぉ」
と言う、メッセージをくれてるみたい。
(最近年代を見ると、その当時の社会情勢を思い浮かべるようにしてます)

美術館って、独自の審美眼を持ち作品をコレクションしたり
企画展示をしたりする場だと、私は思っていますが
観る側が何かしらのインスピレーションを受けられ
「来てよかった!」と思える作品があるのは、良いですね。

モネのお家の、晩年のお庭だそうです。
モネさんと(*^-^*)



これを見た時、圧倒されました!
アンリさんと(*^-^*) なんか、アンリおじいちゃん、って感じですね。

画家や彫刻家の方達は「バレエ」からの
インスピレーションを受けてることが、よくあります。
アンリ・マティスも、バレエをしていた女性をモデルに絵を描いていたり
一見不思議(?)とも見える、映画のコレクションもありました。
フェルナン・レジェの「バレエ・メカニック」
こちらについては、また後日。

こんな風に身体を捻って動きのニュアンスを出すのは、バレエからのインスピレーションに違いない、と思う私。

コロナ禍、まだまだこの先も続くけれど
歩みを止めてはいけないと思うのですね。
普段何に触れているか、そしてこの先どうしたいのか。
過去に色々生み出してこられてる人から、何か学ぶ機会。
そしてまた、もちょっと時間に余裕を持って
ここを訪れたいな💛と、思います。

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