「バレエの歴史」を学ぶようになってから想うこと(3)

昨日ディズニーアニメの「ノートルダムの鐘」をテレビで見ました。
「エスメラルダ」というバレエ作品がありますが、ノートルダムの鐘のお話が元になっています。
私も昔小林恭バレエ団の公演で「ノートルダムの鐘」に出たことがあり、その時の主人公は司祭の”フロロ”。
これも”エスメラルダ”にスポットを当てるか、司祭のフロロに当てるかで描き方が違ってきます。

ディズニーアニメやバレエもですが、原作は悲劇であってもそれを演じるとなると少しでも好感を持たれる部分を入れると思うのだけど、昨日は特にそれを感じました。

昨日のライムライトさんの音声配信「当時のロシアバレエは、ロシア帝国のプロバガンダとしてバレエ作品を創っていた」という件があるんですけど、まさにそんな感じ。
正義ってすごい、友情って素敵!という描き方。
まぁアニメだから・・・とは思うけれど、正義と悪が対立したら必ず悪が滅びる、という描き方をしてきている点が似通ってる気がしました。エンタメとしての捉え方もあるけれど。

※「エスメラルダ」は振付者によって改訂が多く、悲劇も有れば最後ハッピーエンドも有ったりします。小林恭先生版は、悲劇のドロドロで終わりました・・



これまではバレエ作品を「美しいから、面白いから」という理由だけで見て来たことも多く、これからはもう少し掘り下げて観て行っても良いなと。
学ぶことで知識として得るものが増えると、各々の振付家の意図するものの違いも分かるようになる気がします。


こちらはエスメラルダ初演の時のもの。
ジュール・ペローとカルロッタ・グリジ

※題名が変わると、登場人物がほぼ同じでも別作品みたいですよねー・・



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