舞台鑑賞/デュエットは男女の心の機微を楽しむ

先日ご縁あって、こちらの公演を鑑賞してきました。
『INFINITY – PREMIUM BALLET GALA 2023-』
草刈民代さんプロデュースのガラ公演。国内海外で活躍される日本人の方の踊りが観れました。
普段あまり上演されない作品が多かったのと、観てみたかった方達も見れて、大変楽しめました。
ブラボー!


最近鑑賞中に客席のざわついた空気を感じてしまうことが多く、バレエを観たことが無い人の場合、例えガラ公演であっても観るのは辛いのかな?

【観客側が、集中力を保つのが難しい】

この部分が、なのです。これは主催者側の問題じゃないなぁ・・
観る側が、普段スマホ等の機器に慣れっこになっているせいかも?しれません。
もしくは「観る」モードになることが少ないとか。
(上演中にスマホをいじるとか、やはり結構あるので・)
そうなるといくら観客に配慮して上演時間を短くしても、無意味やん…

と、そんなことを考えつつ、今回の公演を観ていたのですが

どの作品もデュエット(パドドゥ)の流れや動きが美しくて、例えば作品の意味が分からなくても男女のペアが出てくるものは、それに関する背景を想像してみるとかできたら、いいよねぇ・・
バレエ作品の筋の基本=主役ペア同士が好き合ってるか、それとも何か理由があって関係が上手く行かないとか、そのどっちかです。


仮に抽象的な作品であっても動きを見てると、大筋は感じられると思うのだけど。


元々踊りって”言葉を必要としない”カテゴリだったのに、バレエ含めて何かしらのストーリーに沿って行うようになり、そうすると「あらすじ」が必要になってくる。 そのあらすじを知らないために「分からない」と言い、読めば分かる類のものであっても「説明が必要」と言いだしてる。最近の風潮、私にはそんな風に見える。

「踊りを見ても、何が凄いのか分からない」と言われることもあります。それは多分熟練したものを見てるから、余りに自然にすごいことを難なくこなしてるから、ノーマルに見えてしまう錯覚。 でも凄くないものを見ると「上手くないね」とは言うし、その違いは分かるみたい。だけどそれ以上がない。

テクニカル的な面で超越していると「すごいー!」は言うけれど、静的な意味での「すごい・・」が理解できる層が減ってる気もする。そのため、間が持たない。

https://twitter.com/kayanonsan


頭であれこれ考えず、目で見たものを心に写真のように残す、というのが大人になると確かに難しくのかなあ。でもこれは感性の筋トレみたいなもの。
勝手に自分の中でストーリーを考えちゃう、というのも結構楽しいですよ^^
正解探しをしないことが一番!



「大人のバレエは、エレガントに美しく」

バレエは600年前に始まり、100年前に現代の姿になった総合芸術です。
”健康で長くバレエを踊れる方法・体づくり”をコンセプトに、23年に渡りバレエクラスを開講しています。

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