バレエ教師兼ダンサー、河合かや野です。
藤野暢央さんが書かれてる、バレリーナのカラダ講座
アラベスク編が更新されたので、ご紹介します。
いつも図解入りで分りやすく書かれてて、そして面白いです。
今回は文面の最後に
「かの有名なジョージ=バランシンが多くの写真で見せている「手つき」を
真似して添えてみました。」
と、あります。
「僕は彼から直接ご指導を受けた訳ではありませんが、
あの手つきはバランシン作品のための「アンデオールでの内ももの在り方」を
示唆したものだと、僕は信じています。」
締めくくり方も良いわぁ(*^_^*)
ここで3つのキーワードが出てきました。
”バランシン”
”バランシン作品のための”
”アンデオールでの内ももの在り方”
—————————————————
バランシンの名前を知ってる程度です、と言う人もいれば
写真を見ただけでは、「誰?」となった人もいるかもしれません。
作品を見たことが有る人もいれば
実際に踊り、バランシンメソッドを説明できる位の方も居られますね。
私は数年前、バランシンメソッドの胡桃割り人形の全幕公演に
出演したことがあります。
この舞台はリハーサルの段階から、とてもとても難しく(しかもキツくて)
先生の中では、全員がバランシンメソッドで踊ることが
一番の念頭にお有りだったため
毎回のリハーサルは本当にグッタリでしたが
「知る」と言う意味において、とても良い経験になりました。
私が「これ、意味が分かった!」と言えるようになるのは
どれだけ短く見積もっても、3か月は必要。
クラスから参加して、そしてそこの舞台に出るのは
一番効率が良く、そして多角的に物事が見れます。
ピエール・ダルド氏のクラスを受けていた頃は
パリ・オペラ座のメソッドでのレッスンで(約5年半)
そのもっと前の先生は、東京バレエ団の方でしたからロシアスタイル。(約13年)
もちろんその間に何度か舞台を踏み、身体に入れていますが
今の様な気持ちで臨んで居たら、もっと早かったと思います。
なので、どれだけ有名な先生のWSや講習会に出ても
1~2回で分かったと口に出して言わないこと、が私のマイルール。
でもその日その場で言われたことに従い、違っていたら
やり方を変えることは出来ないといけません。
ちょうど先月、チャコットスタジオパフォーマンスで
ノブオさんの作品に5つも出演でき、普段も可能な限りクラスを受けてるため
ノブオさんが伝えたいこと、大切にしていることや方法論は
私なりに「これ、意味が分かった!」と言える。
だから紹介もしますし、自分が良いと思ったことは人に伝えられます。
もちろん閃きや、言葉から得るヒントも沢山あるので
それも「分かった!」のウチです。
そこから身になるところまで
習得することを、ぜひ続けて欲しいです。
なので1,2回で判断すべきでない。
今までとは方法が違ってて当たり前、と割り切ると
結構身に付くのも早くなることもありますよ~。
今日も1Day WS行います。ご参加お待ちしています。
どうぞ佳き日になりますように。
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