火曜日の奥田慎也先生オープンクラスや、通常のクラスに体験に来られる方の、殆どの方が最初に仰る言葉です。
知らないこと、やって来た事の無い事、分からないこと、そして運動量・・
それらを感じると、そう思うのかもしれません。ご自分の経験から推し量って考えますものね。
私自身の経験からですが
私は18歳まで、奈良の小さなスタジオでバレエを習っていました。(しかも昔は”バレエ研究所”と言いました)
最初は団地の集会所、本部と言われたところは、お寺の隣にある狭いスペースでツルツルの床。
バーは子供が2人でも持てるような、木製の軽い作りのもの。
音楽は約10年殆ど一緒で、クラスの内容も(今思うと)、メソッド等からは程遠いもの。
ただ、毎年の発表会はとても楽しかったのです。
そんな私が17歳の時にあるバレエの講習会に参加してみて、初めて広いスタジオ、生のピアノ演奏のクラスに触れ
自分と同じ年数を稽古してきた人たちのレベルの高さに触れ、驚いたことがきっかけで変わりました。
上京後に教室を探した時はバレエ団系列のクラスを探したものの、値段が高くて通えない。
そんな時、とある先生からの紹介で見学に行ったのが、13年在籍した山路先生のスタジオ。
見学の時に先生が私に仰ったことは「バレエをやりたいと思ったら、人の2倍は練習しなさいよ」
まだ入るかどうかも決めかねていた私に(クラスの雰囲気に圧倒されてもいたし)、言葉をかけて下さったことも
入るのを決めた理由にもなりました。
子供の頃から育てている生徒がコンクールで入賞したり、大きな舞台で主役を務める人をスタジオから輩出することは
指導者として、とても誇らしいことでもあります。
そしてスタジオがそうなるためには、人が成長するのとほぼ同じ年数を必要とします。
18歳から今までと全く違う環境に入ることを決めた時、とにかく基礎力の不足と稽古の内容の違いを痛感し
その後の頑張り方は、今から思っても表彰状ものなのですが(^_^.)
その都度、先生方や先輩方から声を掛けてもらったりしたことで頑張れたのかな、とも思っています。
そして自分が環境を作り、維持してゆこうと決めた時
一番お金が掛からずにやれることは「質を保つ」ことなのかもと思います。
スタジオ自体は貸しスタジオですし、主に大人の方を対象にしたレッスンですが
私が通ってきた道や経験してきたこと、私の感性から見た部分での「質を保つ」のは、他の誰とも比べられず
それが自分の「個性」である気もしています。
昨日も体験の方が来てくれましたね。まだ20代の方だったので、若いウチに頑張ったほうが良いですよ、と伝えました。
大人は「今が一番若い」ですよ、ホント。。(*^_^*)
人は気づいた時点で、まだまだ頑張れます、きっと。
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