上達と言うものの概念

バレエの上達と言うと、そもそもどんなものなのかなー、と思うことがあります。

多分、順番が覚えられるようになって、自分が思うように動けるようになって
そしてスタイルが良くなって、足が高く上がって、くるくる回れて、飛べて動けて・・
その他体が柔らかくなって~、等の色々な想像(妄想?)もありますね。
また自分の感情が高まるように表現したい、と言う理想も必ずあります。

バレエの先生なんだから、スタジオでそれを教えて出来るようにするのが仕事じゃないのと
もしかしたら思われているのかもしれません。

でも受講生1人1人の引き出しを客観的に見ていて感じることは
ご自分の引出の中身や可能性に気づいてない人の方が多い、と言うことなんです。

実はどんな初心者の人でも、大きく変化する要素を秘めています。
けれど当の本人がその可能性に全く気付いてなくて、生かせていなかったり
経験者の人であったとしても、まず身体的なことを課題にして
自分の元々持つ可能性には否定的だったりします。

どうやったら、自分の可能性に気づけるか。
それは「相手が自分に対して、何を言っているかをよく聞くこと」に尽きる気がします。

どんな態度で
どんな語調で
どんな接し方なのか

仮にそれが優しく感じたり、時には冷たく感じたりしても
自分に対してどのようなサインなのかを感じ取る。

相手が自分に向いてくれる回数が多いほど
期待もされているし、可能性がありますよ、とのサインの表れです。
回数が少なくても、ほっておかれている、と卑屈にならず
その向いてくれた1回を大切にする気持ちを持つ。

ちゃんと見てますよ。必ず。

ぜひ普段から、そのサインをキャッチして生かして行きましょう(*^_^*)
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七里ヶ浜の海

今日は1日オフを頂き、七里ヶ浜の海に行ってきました。
海の近くでヨガをやろう!と言う企画をしていたのです^^
ヨガ歴はもう6年位になるかな。
始めてからと言うもの、かなりメンタル面が変化しました。

ヨガは朝が良いと言うので、家を6:30に出たのですが・・やはりこの季節既に太陽が時間を追うごとに高くなるのが早い!
目的地に着いた頃はすっかりサンサンとお日様が照っている^^;

七里ヶ浜は、どちらかと言うとサーフィンをする人が多く、砂浜も余り広くなかったので
近くにあったファーストキッチンのテラススペースにてヨガをスタート。
頭上ではトンビが幾羽も飛びかい、波の音が聞こえる中
まったりとした時間を過ごしておりました。

お昼は地元でも有名な”珊瑚礁”に行きたかったのに・・今日は定休日、残念…。
よってアマルフィイと言うイタリアンにてランチ。

パスタランチを頼んだのですが、こちらのサラダのボリュームとお味に感動♪
こちらも人気のお店だそうですね。さすがだ。

その後、ヨガのK先生と長谷寺や鎌倉の大仏を散策に。
奈良出身の私には、長谷寺の周辺は奈良と似た空気感でした。
歴史が有る場所だからかなぁ。 昔は色々戦いにまみれたことも有った場所。
古くから人が住んでいた場所には、同じようが”気”が宿るのかもしれません。

写真は良縁地蔵。可愛いお顔です^^

長谷寺は仏像のワンダーランド♪
長谷観音を見て圧倒され、弁天窟は探検気分になり、触れる大黒様が居たり。
とても楽しかったです。
仏像が嫌いじゃなければぜひ行ってみて下さい。


こちらは鎌倉の大仏(高徳院)
昔々大仏を建造しようと、人々から寄付を募ってお金を集めた侍従さんがおられたそうです。
奈良の大仏殿もそうですが、国や幕府の力ではなく、1人の僧侶が全国に勧進することで現在のお金で10億円を集め大仏殿を建立した歴史が有ったり。
そう思うとすごいことです。
そこまでして人を動かす力を象徴に託す信念が有ると言うことに、ただ感服してしまうと共に、言い知れぬエネルギーを覚えます。

普段と違う日常で、また普段を振り返られるのは楽しい♪
また明日からも頑張って行きたいと思います(*^_^*)

8月のスケジュールをアップしました。

スタジオHPのスケジュール をアップしました。

お盆の間はお休みをいただいております。
ちょうどその頃がカルチャーが休業期間なので、スタジオの方もお休みとしていますが
もしかすると、お盆にレッスンしたら、大勢来てくれる方居るのかもしれませんね(^_^.)
ごめんなさい・・・

<お知らせ>
7/26(木)に渋谷チャコットにて畑満美子先生のクラスを代講します。
こちらはお昼の時間 12:45~14:15です。
お時間の合う方、ぜひいらしてくださいませ(*^_^*)

また現在急ピッチで調整中なのですが
7/30,31に 中学生以上の初心者の方を対象にしたクラスを行いたいと計画中です♪
吉祥寺産経学園に来てくれている生徒さんのお母様からのアイディアなので
可能な限り、吉祥寺からのアクセスが良い所にて開催予定。近日中にお知らせできると思います。
時間も現在調整中ですが、午前中~午後です。
ご興味のある方はぜひ早めにご連絡下さい。

HPの問い合わせフォームから、「ブログを見ました」と書いて下さると嬉しいです。

8月の初中級は少し回転系テクニックのマスターを予定中。
作品クラスで”黒鳥のバリエーション”を行いたいと思っています(*^_^*)
回転はきちんと床を押すことでスタートし、終了します。ぜひ練習してみましょう。

Facebookでバレエを楽しむ方法

こんにちは。3連休の最終日ですが、いつもと変わらず家で事務作業等しています^^

今Facebookを使ってバレエの情報を仕入れたり、写真や動画を見るのが
ある意味私の楽しみにもなっています。

その前に、ソーシャルネットについて、アレルギーが有る方がまだ多いという事があります。
その理由として
1.Facebookをする時間が無い
2.めんどくさい
3.自分の情報が公開されるのが怖い 等
確かに個人情報でもあるので、その辺りに神経質になりがちですが
セキュリティをしっかりしておくとそこまでの心配はないと思っています。

Facebookは人と繋がるツールでもありますが、自分が興味を持っている媒体が色々発信していることにも目を向けてみましょう。
私が一番興味を持ったのが、Facebookページ。
海外有名バレエ団やカメラマン等の、クオリティ高い写真が、本当にネットで簡単に見れることができます。

個人的には、この方の写真にいつも釘づけです!(*^_^*)
Maria-Helena Buckley Photography

まだまだ他にも沢山ありますよ♪

彼らは見て欲しいんです。自分の作品や、そして活動を。
それらを喜んで受け取ってあげましょう。

これらの写真のお蔭で、私はいつもHappyでいられます(*^_^*)

”踊る心”と言う副題のワケ

こちらのブログの前にKayanon Diaryと言うブログを、2005年から続けていました。
記事数も1300件を超え、かなりのボリュームになったのと
スタジオのこと、運営、踊る事他、気が付くとカテゴリー分けをしていてもごちゃまぜに。
いくら書いても書いても、何を伝えたいのかが伝わってないような気がしてきたのです。

でも「バレエの裾野を広げていますね」と褒めて戴くことも増えてきて
それはとても嬉しい。

踊る心=動詞のイメージ
踊り心=名詞のイメージ

いつも”~ing”の形で伝えたいなぁと思っています。
なぜなら、踊りは言語が飛び交っているようなものだから。

ボディランゲージは動詞です。

過去に、人の動きを上手い下手、使い方が分かっている分かっていないで
判断してきてしまった経験がありました。
今思うと、ナンテ生意気なんだろう・・。

身体の使い方は確かに大事だけど、そればかりではない。
どちらが先に来るんだろう、と思った時に
「心が先なのかな」とか「動いていると、心が付いてくるんじゃないかしら」とか。
まるで禅問答ですね(^_^.)

無心になれると言うのは、とてもすごいことです。
でも無心とは、空っぽの頭では決してないこと。

自分の中でいつも常に考えていることを一旦無にして
その場の空気に委ねることだと、今は思えるのです。

”白いバレエ”を踊る時

毎週土曜日の14:40~15:40に行っている「作品クラス」
今月は”白鳥の湖”からオデットのバリエーションと言うことで
以前から色々動画や写真を見ていました。

マリアネラ・ニュネスの、オデットのVa

今、クラスを受けている先生が仰るには
「白いバレエを踊る時は、限りなく”無”の境地で踊れば良いのよ」とのこと。

感情も何もかも超えて、そして”無”の境地で踊る・・・
まるで宇宙的思想。
わー、何となく理解は出来るけど、上手く伝えられるかしら?と思っていたら
ヒントになったのが「マラソン」

走りぬくためには、しんどいと思ったら手を振り続けることだけを考える。
あれやこれや考えないで、まずは淡々と、ですね。

そんな気持ちで踊ってもらえるように、私も伝え方を色々トライしてみます(*^_^*)

作品クラスへのお問い合わせはこちらから。

教えスタイルの遍歴

2000年にスタジオを始めた当初
私の指導するスタイル(恰好)はこんな感じでした。

上はTシャツ、下はバレエ用のスウェット、そして靴はジャズシューズ。
なぜかと言うとクラスを教える前に舞台リハーサルが多くて、その時間になるともうヘトヘト。
そのためか、とにかく自分が「楽でありたかった」のでしょう・・・(苦笑)

そして暫くしてからはこんな感じ。

足元は踵のあるティーチャーズ・シューズ。
主に腰痛防止のために履いていました。
足元は黒いタイツ。悪くはないけど、、どこか引き締まらない感。
それは「教えだから」と、ヨレたレッスン着を着用していたせいもあります。

そして現在はこんな感じ。

ピンクタイツにバレエシューズ、そして出来るだけ体にフィットしたものを身に付けています。
可能な限り出来るだけ新しく、そして綺麗なものを着用。

もちろん、最初の写真のような恰好で教えている先生も、大勢居られることも知っています。
今は年齢は若いけど、もう舞台では踊らない、と決めている先生もいらっしゃいますし
自分の身体と相談してのことだと思っています。
それにバレエ教師の仕事はハードですから。

でも、ウチのスタジオの場合
まず私がきちんとしないと、生徒さんも私を真似てしまわれると言うことと
そしてまだ自分が現役ですので、まだやれるうちは綺麗に見せようと。

そう、最初の写真からは、なんと10年が経っているのです~(^^)

バレエをレッスンしよう、と決めたら
まずは、ウェアから変えて美しくしていきましょうね。

いつもお読み頂きありがとうございます(*^_^*)

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私について

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私は8歳の頃、父の勧めでバレエを始めました。
それまでは水泳やピアノなどをしていたのですが、水泳で浮いた感覚を掴んだ途端
どんどん泳げるようになったのを見た父が
「足を使っておくと将来ボケない」と言う理由で習わせたのだと聞いています。

出身地である奈良の小さなバレエ教室に10年在籍していた18歳の頃、京都である講習会を受けました。
同年数習っていたとは思えない位上手な彼女たちに刺激され、将来の進路を決めました。
日本女子体育短期大学体育科舞踊専攻に入学後、入所した教室では週6回のレッスン、うち3回は1日3レッスン。
卒業後もホテルでウェイトレスのアルバイトをしながら、ほぼ同様の稽古を続けて、舞台に立っていました。

そんなにどうして上手くなりたいのだろうか、とふと考えた時に思い出すのはいつも
18歳の頃受けた講習会での出来事、そして入所前に先生に言われた言葉でした。

「あなたは人の2倍は努力しなさい」
そうだよね、他の人よりも本気になるのが遅かった分、ある意味がむしゃらにやらなければ追いつけなかったから。

13年在籍した稽古場を辞めた後に出会ったのが、元パリ・オペラ座のピエール・ダルド氏。
オペラ座のレッスンは本当に難しかったけど、今までなぁなぁにしていた甘えなどを綺麗に一掃され、テクニカル面が確実なものに。
踊る事が本当に面白いと感じられるようになったのでした。

バレエスタジオを始めたきっかけは、実はホテルのアルバイトのリストラでした。
先生に「仕事が無くなってしまったから、アシスタントでもさせてください」とお願いしに行ったら
「あなたにアシスタントは無理。自分でやりなさい」と。

今まで教えた事も無かった私が、アシスタント経験も無いままいきなり主宰者に。
アルバイトを4つ掛け持ちしながらも、それからは教えるための講習会、レッスン見学&受講等に奔走した日々。
そして約3か月に1度の舞台をこなしていました。

スタジオを始めて3年経った後、大人だけを集めた発表会も数回企画し開催。
勢いのあるままに突き進んだスタジオ設立から約10年経ち
今色々な思いの中、過ごしています。

今メインに行っていることは「バレエのすそ野を広げる作業」そして「長く踊れる身体作り」など。
バレエの世界を長く楽しんでもらうためには、ある意味避けては通れない部分の指摘をしなくてはならなかったりしますが
いつも何かしら気づきがある毎日。

そんな風に毎日紆余曲折しながら、今日もクラス指導を行っています。

Kayano Ballet Studioのご紹介

ブログに来てくださった皆様、はじめまして。

代々木と新宿村スタジオで、バレエクラスを開講しています。
スタジオ開講は1999年。踊ることで、強くて優しい心と体を作りましょう。

内容はスタジオやレッスン、日々の雑感等。
毎朝更新しています。
スタジオHPは→こちら

バレエを教えていて感じることは
「大人でも変われる人は変われる」と言うこと。
可能性を秘めているけれど、子供と違って上手く出せなくなってしまったり
今までの先生との関わり方によって、既に自分で天井を決めてしまっていたりもします。

きっと誰でも「今よりも良くなりたい、上手くなりたい」と言う気持ちを心の中に秘め
そしてバレエ教室やスタジオを探しているはず。

その気持ちにどこまで応えられるかとか、お互いが向上していけるか等は確かにお互いの相性の部分も大事ですが
その日のクラスが「気持ちよく帰って行けるレッスン」だったかどうかも、判断の一つになるのではと思っています。
楽しかったから続けたくなるし、より言葉を沢山掛け合えたから、また来たくなる。
スタジオと言う場所はただ動くだけでなく、コミュニケーションの場だとも思います。

 

スタジオ壁紙 3