教えスタイルの遍歴

2000年にスタジオを始めた当初
私の指導するスタイル(恰好)はこんな感じでした。

上はTシャツ、下はバレエ用のスウェット、そして靴はジャズシューズ。
なぜかと言うとクラスを教える前に舞台リハーサルが多くて、その時間になるともうヘトヘト。
そのためか、とにかく自分が「楽でありたかった」のでしょう・・・(苦笑)

そして暫くしてからはこんな感じ。

足元は踵のあるティーチャーズ・シューズ。
主に腰痛防止のために履いていました。
足元は黒いタイツ。悪くはないけど、、どこか引き締まらない感。
それは「教えだから」と、ヨレたレッスン着を着用していたせいもあります。

そして現在はこんな感じ。

ピンクタイツにバレエシューズ、そして出来るだけ体にフィットしたものを身に付けています。
可能な限り出来るだけ新しく、そして綺麗なものを着用。

もちろん、最初の写真のような恰好で教えている先生も、大勢居られることも知っています。
今は年齢は若いけど、もう舞台では踊らない、と決めている先生もいらっしゃいますし
自分の身体と相談してのことだと思っています。
それにバレエ教師の仕事はハードですから。

でも、ウチのスタジオの場合
まず私がきちんとしないと、生徒さんも私を真似てしまわれると言うことと
そしてまだ自分が現役ですので、まだやれるうちは綺麗に見せようと。

そう、最初の写真からは、なんと10年が経っているのです~(^^)

バレエをレッスンしよう、と決めたら
まずは、ウェアから変えて美しくしていきましょうね。

いつもお読み頂きありがとうございます(*^_^*)

↓↓ 日本ブログ村に参加しています。
応援ぽち お願いします。 ↓↓
にほんブログ村 演劇ブログ バレエへ
にほんブログ村

私について

Image

私は8歳の頃、父の勧めでバレエを始めました。
それまでは水泳やピアノなどをしていたのですが、水泳で浮いた感覚を掴んだ途端
どんどん泳げるようになったのを見た父が
「足を使っておくと将来ボケない」と言う理由で習わせたのだと聞いています。

出身地である奈良の小さなバレエ教室に10年在籍していた18歳の頃、京都である講習会を受けました。
同年数習っていたとは思えない位上手な彼女たちに刺激され、将来の進路を決めました。
日本女子体育短期大学体育科舞踊専攻に入学後、入所した教室では週6回のレッスン、うち3回は1日3レッスン。
卒業後もホテルでウェイトレスのアルバイトをしながら、ほぼ同様の稽古を続けて、舞台に立っていました。

そんなにどうして上手くなりたいのだろうか、とふと考えた時に思い出すのはいつも
18歳の頃受けた講習会での出来事、そして入所前に先生に言われた言葉でした。

「あなたは人の2倍は努力しなさい」
そうだよね、他の人よりも本気になるのが遅かった分、ある意味がむしゃらにやらなければ追いつけなかったから。

13年在籍した稽古場を辞めた後に出会ったのが、元パリ・オペラ座のピエール・ダルド氏。
オペラ座のレッスンは本当に難しかったけど、今までなぁなぁにしていた甘えなどを綺麗に一掃され、テクニカル面が確実なものに。
踊る事が本当に面白いと感じられるようになったのでした。

バレエスタジオを始めたきっかけは、実はホテルのアルバイトのリストラでした。
先生に「仕事が無くなってしまったから、アシスタントでもさせてください」とお願いしに行ったら
「あなたにアシスタントは無理。自分でやりなさい」と。

今まで教えた事も無かった私が、アシスタント経験も無いままいきなり主宰者に。
アルバイトを4つ掛け持ちしながらも、それからは教えるための講習会、レッスン見学&受講等に奔走した日々。
そして約3か月に1度の舞台をこなしていました。

スタジオを始めて3年経った後、大人だけを集めた発表会も数回企画し開催。
勢いのあるままに突き進んだスタジオ設立から約10年経ち
今色々な思いの中、過ごしています。

今メインに行っていることは「バレエのすそ野を広げる作業」そして「長く踊れる身体作り」など。
バレエの世界を長く楽しんでもらうためには、ある意味避けては通れない部分の指摘をしなくてはならなかったりしますが
いつも何かしら気づきがある毎日。

そんな風に毎日紆余曲折しながら、今日もクラス指導を行っています。

Kayano Ballet Studioのご紹介

ブログに来てくださった皆様、はじめまして。

代々木と新宿村スタジオで、バレエクラスを開講しています。
スタジオ開講は1999年。踊ることで、強くて優しい心と体を作りましょう。

内容はスタジオやレッスン、日々の雑感等。
毎朝更新しています。
スタジオHPは→こちら

バレエを教えていて感じることは
「大人でも変われる人は変われる」と言うこと。
可能性を秘めているけれど、子供と違って上手く出せなくなってしまったり
今までの先生との関わり方によって、既に自分で天井を決めてしまっていたりもします。

きっと誰でも「今よりも良くなりたい、上手くなりたい」と言う気持ちを心の中に秘め
そしてバレエ教室やスタジオを探しているはず。

その気持ちにどこまで応えられるかとか、お互いが向上していけるか等は確かにお互いの相性の部分も大事ですが
その日のクラスが「気持ちよく帰って行けるレッスン」だったかどうかも、判断の一つになるのではと思っています。
楽しかったから続けたくなるし、より言葉を沢山掛け合えたから、また来たくなる。
スタジオと言う場所はただ動くだけでなく、コミュニケーションの場だとも思います。

 

スタジオ壁紙 3