牧阿佐美バレエ団『飛鳥』鑑賞

こんにちは。バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日は観に行きたい公演が幾つか重なっていて、その中から迷いに迷い
牧阿佐美バレエ団の『飛鳥』を鑑賞しました。
”2022年9/3,9/4 上野東京文化会館にて上演”

飛鳥、と言う名前からして「奈良!」と思ったのもありますが
初演は1957年。元は飛鳥物語。私自身は初見だったので、興味深く見ることができました。


まず背景のプロジェクションマッピングに映し出された絵が、平城旧跡にある朱雀門や大極殿を彷彿とさせ(洋画家・絹谷幸二氏作)
衣装も天平文化さながら。(でも、もうちょっと前の時代かな?)
プログラムを読むと生駒山の麓とか、飛鳥の香土の宮とかあるから、多分畝傍の天の香久山の事を指してるのかしら?とか。
まぁこの辺りは、地元なものでどうしても細かくなってしまう。
龍の信仰ってあの辺りあるのかな?とググると、宇陀の方でそれらしき伝承もある。でも場所は結構離れてるしー・・多分色々なことをミックスされたのかもしれませんね。

春日野すがる乙女 青山季可さん
岩足(いわたり) 清瀧千晴さん

お二人とも透明感があって、素晴らしいパートナーリングでした。清瀧さんのジャンプの着地音が殆どしないのにびっくり。ストーリーはとても分かりやすく、古代のスペクタクル・ファンタジー、と言う感じ。ラストシーンが、マノンの沼地のパドドゥぽく、最後は悲恋で終わります。

上演前に、在りし日の牧先生のメモリアル動画が映りました。つい、私の昔の先生と重ね合わせてしまい厳しかったものよのう・・と振り返りましたが、いつも身綺麗でヒールを履いてスタジオに居られる姿は場の空気が引き締まり、だからこそ質の高いものが生まれて行ったのだろうと感じます。

私はどこか「昔のバレエ」に対する苦手感があるのですけど、この歳になって見てみると
案外革新的だったんだなぁと、むしろ新鮮に感じる自分がいます。もちろん改訂されているからこそなんだけど。なのでもう少し早い段階で見ておけば良かったなぁと少し反省も含め、鑑賞後ビールを飲んで帰りました(笑)
一期一会を大切にしたいですね。


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”飛鳥”へ、子供の頃の記憶

バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。

昨日は古い古い奈良へ行ってきました。
場所は”飛鳥”。
日本書紀に出てくる時代、場所です。

古い時代、日本で何が有ったかを知る
歴史が大好きだった子供の頃の好奇心は
今も(なぜか)変わらぬ私です。

この辺りは昔、小学校の遠足で行った場所だけど
でも大人になると、すっかり足が遠のいてしまい
しかも東京に住んでると、なかなか行けない。
と言うことで、思い立って行動♪

まずは、石舞台古墳へ

石室も外観も変わらずそのまま。
石舞台古墳は、昔は土が盛ってあったのに
無くなってしまい、その形のまま保存されています。

このあたりは、ちょっと丘陵になっていて
そして無造作?(ではないけど)木が植わってる場所は
殆どが古墳です。
古墳はその当時の豪族や天皇のお墓で
今回歩いて回っただけでも、数か所ありました。

お昼を食べた後、飛鳥寺へ。
日本最古のお寺と言われていて
”飛鳥”という都が有ったとされています。

飛鳥大仏を拝見できました。
これは6世紀のもの。
焼きだされた仏像を、村人が必死に守り抜き
今日に至るそう。
お寺は江戸時代に再建されてます。
それも「お寺を寄付しますよ」と言う人の手によって。

幼少の頃の、聖徳太子の像。
こちらは室町時代のもの。

飛鳥寺からの近くにある
蘇我入鹿の首塚。
”大化の改新”を行うために
殺されてしまった入鹿を弔うために作られたそうです。

歴史はいつも、強者の側で進行していくけど
もしも?という考えも有って良いのでは、と
大人になってから、思うようになりました。

飛鳥の都はかなり広大で
そして毎晩華やかな踊りや宴が、催されていたそうです。
だけどこの時代は、権力を奪い合う戦いが多く
おおらかな万葉集の時代になるまでの、争いの時代だったのかな。

かめバスに乗り”鬼の雪隠”へ
雪隠=トイレ 笑(男性の便器にみえるでしょ?)
でもこれも、古墳の一部。

こちらが”鬼の俎板(まないた)”

これらの後ろにあるのも古墳です。

そして最後は”猿石”
(”亀石”というのもあるんだけど、今回見つけられず^^;ザンネーン)
猿石のお顔は、にっこり微笑んでるように見えますね。

猿石は、吉備姫王墓内を弔うお墓の中にあります。
(お墓の中には入れません)

権威のある人が亡くなったあと
寂しくないようにしたんだろうか、とか
死後もお墓を守ってるんだろうなとか、思います。

この土地で昔昔には都が有り
そこから様々な文化が生まれ、現在に至ってるなんてね
想像もできないけど、でもそれが歴史なんだと思う。

帰京したら、今度は”今”の文化について
どっぷりになり、頭がどんどん忙しなくなる。
だから昔を、ふと振り返ってみたくなるのかも。

★飛鳥は、飛鳥駅または橿原神宮前駅から
カメバス、という周遊バスが出てます。
それに乗ると遺跡めぐりができますよ♪
気候の良い時には、サイクリングが最適です♪

★★★

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