”オバケッタ”鑑賞記

先週の日曜日、新国立劇場にて「オバケッタ」を観てきました。
今回も運よくZ席が取れまして、しかも舞台を真上から見れちゃう一列目に該当する位置のお席。出演者の皆さんを頭上から眺める、というのは面白いものです。時々目線も合っちゃったりするし(笑)
”オバケッタ”は、人は死んだらどこへいくの?というのがテーマ。
仏教的思想もあれば、キリスト教的な思想も混じっていて、だけど全く暗くない。
母を亡くしてみて想うけれど、あの世とはとても明るいんじゃないだろうか、と思ってしまう。

ストーリーはあるようでいて無い(気がする)。トイレの花子さんやメドゥーサとかも出てくるけれど、怖いというよりは陽気なキャラクター。
子供達が見る時に「怖くないよ!」というためなのかもしれないけど、だけど「怖くない」というのは、結構重要な気がする。(後々、ホントは怖いんじゃんか!!となっても知らないよーとは思うけど 笑)

「怖い」=相手から距離を取られる、距離を取られると拗ねるしやはり傷つく。
お化け(妖怪?)の類も、きっとそう感じてるんじゃないのかな、とか?


振付家 山田うんさんのインタビュー記事はこちら

ダンサーさん達の動きの俊敏さが超越していまして・「どんな風に動いてるの?!」と思うような身体の動きの滑らかさ、そしてキレの良さ。
「頭でっかちにならないように」というのが常に考え方の軸にある方らしく、個性豊かなダンサーさん達が光っていました。
踊り手は身体が雄弁な人達。語る体を持っているからこそ何をやっても映えるのと、今回のテーマのような実は重いものであっても、思考に軸があれば楽しく変換出来てしまう凄さがあるのかな、と感じました。

鑑賞していた子供達が「オバケ〜オバケ〜オバケッタ〜」と歌いながら劇場を後にしていて、それがとても可愛かったです☺️


KAYANOBALLETSTUDIO HP

KAYANOBALLET チャンネル・バレエ教師兼ダンサー


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