こんにちは
バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
6月の緊急事態宣言解除以来
コツコツ、身体を戻してきたお陰で
最近ようやく「動けてる感」を少し味わえてるところ。
バレエのレッスンは、最初からいきなり跳び回ったりはしません。
床を感じ、足の裏を伸ばし、足指で床を支えてストンと立ち
最後にそっと頭を乗せる、そんな姿勢から始まるもの。
だけど柔いわけじゃなく
頭から足までの身体をつなげるアライメントはしなやかに。
軽やかにステップを踏むために必要なのは
足指で床をどういう風に”掻く”か、とか
線状や輪を描いたりなどの、ひざ下~足首~つま先の反応。
ピンと伸びた(張った)脚線を使いながら
幾何学的な動きを、何度も繰り返します。
面白いのはお人の身体は皆違うから
幾何学的なものを表すにしても、違って見えること。
それは単に、細いとか筋肉の質がとか
そういうものではないなと。
さて、先日のポーラ美術館で
「バレエ・メカニック」と言う短編映画を観ました。
フェルナン・レジェ(こちらは画家さんですね)プロデュースの
1924年の、16分の短編映画です。
※美術館では、音は消してありましたが
Youtubeで音入りのものを見つけました。
閲覧注意とまではいかないけれど、苦手は人は苦手かもしれません。
(映像が古いので)
ここに登場する女性は、モンパルナスのキキ、と呼ばれたアリス・プラン。
映像は写真家、マン・レイが撮影しているそう。
坂本龍一さんがものすごくインスピレーションを受けたということも、後で知りました。
音楽はもしかすると、ストラビンスキー???
この映画自体にはシナリオもないし
動きが淡々と繰り返されるだけなのですが
この動画を見つけてから、私何度も見てる・・(笑)
割とシュールレアリズム的なものが好きだったり、キキや、マン・レイは昔から好き、と言うのもあるかもしれませんが。
最初は「なんで、これがバレエなの?」と思いましたが
だけど何度も見ているうちに多分バレエの持つ幾何学的なものに、ヒントを得てるんじゃないかとか、古い時代だから踊りを表わすのに、バレエという用語を付けるのが一般的だったんじゃ無いかとか。
ただ淡々と行う。繰り返す。それが踊ってるように見える。
もしも意味があるとするなら
ここなのかな?と思ったりしています。

レッスンのご案内
7月もスタジオレッスンと、オンライレッスンを併用して行います。
スケジュールは→こちら
スタジオでのクラスは、体験レッスンも可能になりました。
個人レッスン、グループレッスン、どちらをご希望の方にも
ご一読ください。
レッスン内容や詳細等を、明記しています。(7/1改訂)
オンラインレッスン・おうちでバレエのご案内
2000年に開講した大人のバレエクラス。
都内では目白&参宮橋にて、クラスを開講中。
近県の幼稚園では、子供のバレエを指導しています。
レッスンのお問い合わせはHPからどうぞ。
Kayano Ballet StudioHP
Facebookもやっています。 お気軽にフォローしてくださいね。
ブログランキングに参加しています。
ポチっと押して、応援してくださいね。
