バレエ教師兼ダンサーの河合かや野です。
ロイヤルバレエシネマビューイング
「ラ・バヤデール」を映画館で鑑賞してきました。
(画像はお借りしました。)
ラ・バヤデールは古代インドを舞台にしたお話し。
巫女のニキヤと相思相愛の戦士ソロルとの恋物語、なのに
陰謀からの殺人事件、阿片による幻覚、そして最後は神の怒りによる崩壊・・・
でもこんなにも濃厚な人間の心の機微を、よく演じきってくださってます。
ニキヤのマリアネラ・ニュネスさん、身体が衣装そのものでした!
何を纏っても美しい。
ガムザッティのオシポワさん、気が強いだけでなく
切なさも垣間見えて、ある意味憐れでもありました。
演出のナタリア・マカロワさんも最後はステージに登場され
出演者たちからの温かい拍手の中に居られました。
じんわり・・・・
私も過去に何度か「影の王国」には出たことがありますが
本当にあの傾斜を、アラベスクで降りてくるのは辛い・・・
だけど、心が鍛えられます。失敗は許されない!と言う想いもあるけれど
頑張ったね!と言う気持ちが、終わった後皆と共有できるので。
古典バレエのコール・ド・バレエをしっかり踊れるようになると
バレエの技術が上がり、バレエ団の質も上がると
インタビューでも言っていましたね。
♡
シネマビューイングを見てて面白いのは
リハーサル風景が必ず映し出されること。
こんな風に進めてるんだね、と言うのが分かるのが面白い。
舞台は完成された形が観れるもの。
だけどリハーサル風景で、クリエーションしてる様子は
興味深い点が多いと感じます。
そうそう、World Ballet dayでいつも気になっていた
オルガ先生が、インタビューに出ておられました^^
声の響きが心地よくて
レッスンの流れも、とてもリズミカルで明るくて
バヤデールのリハーサル風景にも登場されていましたよ。
バヤデールは、本日まで!ですが、
またまた他の演目のラインナップが続きます。
沢山舞台は観た方が良い。で、観れないなら映画館も利用しちゃう。
Youtubeも有る時代。そこらへんは活用次第で
自分の感性、高めていけることはできちゃいますね。
そして、やはり誰しも「努力」してるんです。
その結晶がギュッと詰まってるのが、舞台。
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