帰省中に懐かしく見ていた、「チャイコフスキー大全」と言う音楽の図鑑(レコード付き)をご紹介します。

チャイコフスキーの生い立ちと、白鳥の湖、胡桃割り人形、眠りの森の美女の抜粋、バレエ作品の紹介などが書かれたものです。レコードが主なのか、本が主なのかいまだに分かりませんが^^;
子供の頃、こればかり聴いてました。これしか無かった。

白鳥の湖より一場面

マリー・タリオーニと父親の図(父は彼女をスパルタ式で鍛え、後世に名を残すバレリーナに育て上げました)
私が初めて白鳥の湖全幕を観たのが9歳なのですが、家にあるこのレコードには全曲が入っていませんでした。
初めて32回転のグランフェッテを見た時どうしても練習したくなったのですが、第3幕のハンガリーの曲をコーダの曲と勘違いし、練習していました(笑)
そしてもちろん、全然回れっこないんですよ~(^_^.)
けれど、どうしてもやってみたかったのです。
2幕のアダージオも、雰囲気だけはいっちょまえに感じ取れたので、それっぽくやってみたのですが、後ろに上げた足が全然上がってなくて凹んだり(ちーん・・・w)
練習場所は家の応接間。部屋で暴れるな!と叱られたけど椅子やテーブルをどかしてスペースを作って一人踊り。
ただ、振り返ってみると、環境を整えないと練習できない、とか
ちゃんと教えてもらわないとできない、とか言う概念が当時は全く無く
「やってみたい!」と言う気持ちが先行していたような気がします。
とにかく「どうやったらあんなに素敵に踊れるの?」のノウハウや情報が全く無いし、また有名なバレリーナやダンサーは雲の上の存在。
今みたいに出待ちでサイン貰ったりFacebookでやりとりなんて、想像も出来ない時代でしたし。
今は舞台も沢山観れる、多くの書籍やDVD、Youtube等で作品を観ることが出来、本当に便利な時代になったものです。
どんな入口からでもバレエと接することが出来る時代ではありますが、スタジオHPでは「バレエの歴史」ページのコンテンツを載せています。
ルーツを知って頂ければ幸いです。
