新しいことを習う=新しい景色を見ることと同じ

【新しいことを習う=新しい景色を見ることと同じ】



なぁんてことを昨日、Twitterで呟いてみましたが
「よし、新しいことを始めてみよう!」とか
「これまでとは違う先生のところで、バレエを習うんだ!」とか
人生の中では自分自身を奮起させていく、ということがきっと有ると思うのです。

そういった場合、初日から数回(例えば1、2か月とか)経った場合
少し場所や周りの人にも慣れてきて、自分の目で見てるものは変わらなくても
【感じ方が変わる】といった具合に、なってきているでしょうか?^^

観察していると
①初回~数回の間で教わらなくても【感じ方が変わる】ことが出来てる人は
相当すごいな、と思います。
察知する力の感度がとても高い。そして自ら変えていく力を持っている。

②でも、「こうしましょうね」と教わってから「そっかー」と変えるのも、全然悪くない。
むしろこちらの方が多数派で、やはり教わらないと分からない、という方が多いのは当然です。


「新しい景色を見る」というのを、旅行に喩えてみましょう。
初めて行った場所が気に入った!となると、きっと二度三度と訪れてみたくなりますよね。
何度訪れても好き、という場所があれば、そこに旅行に行った際には必ず訪れる場所にもなるかもしれません。
でも、景色は毎回訪れたからと言って、必ず同じではないはず。
季節や時間また時空にもよって、同じ景色でも感じ方が違う、というのが普通だと思います。

この感覚が何かを教わり学んでいる時にも、おおいに関わっていて
どんどん「脳内が」変わっていくのです。なので「知らなかった」頃には戻れない(笑)


過去に受けたWSで「踊りを含めて身の回りのことは全て、自分の感じ方や捉え方で変わるよ」
と仰っていた先生が居ました。
で、(最近ようやく)その捉え方を早く変えるには、外の世界との接点が多い方が有利なんだと分かるように。
ヒントを自分の経験の中から見つけられる、というのかな。

確かに経験上、初めての事に向き合う時にドキドキしすぎて頭が一杯になりすぎてしまうとか
回りが見えなくなってしまってパニクる、というのが、グッと減りました。
まぁ、年齢を経て心臓に毛が生えたのかもしれんけど・(笑)

緊張しすぎてしまう人は「感じ方を変える」ところから始めてみて、もし以前よりもスムーズになったら、その方法が合ってるんだなーと捉えてそのままやってみてください。
そしてもし分からないことがあれば、クラスにぜひいらしてみてくださいね^^



5月27日と6月10日、体験会があります!
ぜひお越しください。体験会②は、基礎ポワントクラスもあります。

”健康で美しくバレエを踊れるための、質の良い指導”を心がけて23年。
大人のバレエクラスを、参宮橋と目白にて開講しています。

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ノブさんの、バレエTVトーク

昨日から幼稚園バレエでは、プレバレエがスタート。
先週の体験の時、担任の先生方から「もっとも濃いメンバーがバレエに・・笑」
と言われておりましたが、いやほんとに入会のお子達、まぁ賑やかすぎること!笑

帰ってきた後はぐったりですが、夕食と一杯やりつつ、こちらを拝聴しています。
ノブさんの語りが絶妙に面白く、1日の疲れに染み込みながらも
良い意味で、その日の振り返りにさせてもらってます。

リスナーの皆さんは、熱心な大人バレエの方達なのでしょう。
バレエのクラス中に浮かぶ、様々な疑問があるんだろうな。
チャットでコメントができるので、それを読むのも面白くて
疑問としてそう感じるのも分かるし
答え方としてノブさんが、哲学的な部分へ飛んだり
現実的に説明したりなどの緩急の幅を持たせるのも、ものすごく良く分かる。


先日バレエの本に助けてもらいながら”バレエの先生という存在”
というのを①~④まで書きましたが
いやぁ、ほんとにバレエはむつかしい・
でもその分、腹括って臨むから良いのかな。
普段考えもしないことに目が向くようになるし、気づくようになるし・


ついつい真面目になりがちな部分が多い自分自身ですが
深い洞察力を持ち、且つ面白い方達に、随分助けられてきましたね。
だって面白いし、救われる 笑
以後、いかに面白く伝えるか、というのは
ただ笑かすことじゃなくて、深い部分を伝えることなんだなと思っております。
もっと精進しよう。



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大人のバレエクラスを目白と参宮橋、近県の幼稚園で子供のバレエを開講しています。

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バレエの先生という存在 ④

バレエの先生という存在 ④です。今回でお終い!

先日幼稚園課外授業で、プレバレエの子供クラスの体験会を行いました。
事前に「バレエってこういったものですよ~」
と、短いバレエ作品動画を親御さん達に知らせたのもあり
「〇〇踊りたい!」「どうやって踊るの!?」
等、4歳児から沢山質問攻めに合いました笑

バレエの先生は様々なことを「伝える」役目もあって
「伝承」「継承」というのは、人から人へ伝えるもの。
過去に書かれた本を見る限りですが
難しそうに書かれてる理由も、今はその意味がわかる気がします。

ここで、バレエが今の形になっていった背景を引用します。

オペラ劇場の枠にはめられ、オーケストラの伴奏を伴う、抒情的な興行物としての方向に進むようになったバレエは、忠実な観客の支持するレパートリーに従って、興行されている。そしてバレエは、ギリシア、ローマの演劇的な舞踊に古い起源をもちながらも、実は比較的、後代になって誕生したものである。現代、通用している色々な慣習、スタイルは大体200年前につくられたものであり、
制作年月のはっきりしているレパートリーは、せいぜい100年以来のものである。

フランス大革命後、やっと宮廷劇場のかわりにオペラに使われる音楽、舞踊のための補助金が設置され、新に一般市民のための音楽、舞踊学校とオペラ劇場が生まれるように案った。そしてこれまで貴族の大宴会場で発祥し発展し続け、繊細さ、洗練さのみを特徴とした舞踊は、それが市民劇場に移されてから必然的により広範な発展をとげるようになった。
すなわち、一般の公衆にわかりやすいということが要求されて、内容上、技法上の領域が拡げられたのである。このことは、また、曲芸的な熟達を飛躍的に増加させることとなった。つまり、陸上競技の選手みたいに、技術的成熟の域に達した踊り手たちは、耐久力と可能性の記録を破ることにのみ専念する結果になる。

オペラ劇場とアカデミー(学校)との直結は、その特殊な機構を柔軟なものとし、国や都市の補助金を取り易くした。踊り手たちは、音楽家ともつながり相提携できるようになり、多少とも経済的な安定を得て、たえず巡業に追い回される必要がなくなったのである。一方、経済的保障に裏付けされた、招待による外国巡業はバレエの反映を高める結果となる。直接輸出の不可能な文字、または絵画とは違って、舞踊は言語の面での翻訳が要らず、また国によって異なる嗜好とも無関係である。したがって、バレエは外交、文化交流にもっとも有益な芸術とみなされることになる。(後略)

>一般の公衆にわかりやすいということが要求されて
の部分、なんだか、現代とどことなく似てるような・^^

この後この章をまるごと引用したいぐらい、詩的な表現と共に
「バレエの動きはこうあるべきなんだよ」が書かれているのですが
文字数的に無理なので、止めときます笑
また巡業が芸術的に価値を高めて繁栄する、というのは、モーツァルトのお話を
伺ったの時のと、とても似てる気がします。
今も昔も「お金」は大事。


最後にも「踊り手」という章の中より

踊り手は職人のようなものである。クラシックバレエの技術についていえば、ただ踊りたいという熱意だけで熟練の域にいたることは不可能と言っていい。
また単に練習にうちこむだけでもダメなのだ。そこには遺伝的な素質、先天的な天賦の才が要求される。そしてその上、肉体的な均整美と音楽に対する鋭い勘にめぐまれていなければならない。(中略)

だが、完璧な理想像とは空想の産物であり、非の打ち所がない肉体なんて、観念的には存在しても、実際にはありはしない。練習、研鑽によって欠点が補われ、長所が強調できるだけだ。(中略)

冒頭は、バレエのイメージそのものの文面。
多分きっと、ここがクローズアップされることが多いと思う。
でもその下の文面で現実として、じゃ、あなたはどう頑張りましょうか?に繋がるのですから
”選ばれた人だけがするもの”といったものでもないよ、とも受け止められる。

私もこれまで沢山のバレエの先生に出会い、そして育ててもらいましたが
皆どの先生も「理想像」を持っている訳で
でも、今振り返ってみると「その先生の理想を押し付けられた」
と、感じた時はやはり余り良い気分ではなく・
だけどその理想と一緒に、自分の個性を認めて育ててもらえた、と感じられた場合
感謝の気持ちが沸いてくるものじゃないかなぁと。
そしてその接し方が、昔と今とはかなり違って来てる、という点なのだと思います。


今回これを書いてみたのは
「読み手側も、少し新鮮に感じてもらえたらいいな」
というコンセプトがありました。
なので、あえて古い本を参考にし
引用を盛り込んでみましたが、いかがだったでしょうか。
(今とは少し違うんじゃない?と感じる価値観の記述もあったりするけれど
でも、重量も含めて内容に重みのある本だなぁと改めて。)


バレエの先生、というのが少しでも理解として広まれれば幸いです。
その上で、バレエに親しむ人が増えて行ってくれたらなーとも願っています。

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バレエの先生という存在 ③

今朝は明け方に地震の防災速報の音で飛び起きてしまい、寝不足です。(シュン.)
ビックリしました。

さて今日も「バレエの先生と言う存在」の③です。

バレエの先生という存在 ①
バレエの先生という存在 ②


自分が20年〜”バレエの先生”をやってみて想うのは
コミュニティを創りそこを集ってもらう場=バレエ教室
(学びたいとか、踊ってみたいとか)
そこで成長して巣立つまで、が数年~10数年単位で起き
サイクル化してゆくから成立するのだけど
以前も記事にした、➡日本のバレエ教育に関する全国調査
バレエを習う人が減ってきたり、先生の高齢化も。
古い先生が鬼籍に入られたりして代替わりされたり
もしくは、諸事情により閉所されることも。

そうなると現在は

一過性としてバレエに触れてみるか
または、ものすごくコアな人材を育てるか

に分かれつつ、あるような・?



さて、昨日も登場した本より引用します。

バレエのような劇的表現のため創られた舞踊は、アカデミックな用語を結合したり、装飾したり、型破りや冒険をやってみたりして発展したものである。
まず、バレエ学校の教室で、個々の生徒に、舞踊の文法のようなものが教えられる。生徒たちはそれぞれ練習を繰り返し、それらを総合して身に付けることを覚える。練習によって、彼らは覚えたことを己の筋肉に刻み込む。ただ一つの動く肉体、熟達すべき一連の動きをそれぞれに持っている生徒の一人一人を一単位とみなすとする。振付者はそれら多くの肉体を色々操作しなければならない。

だが、それらのそれらの肉体が、まったく一致して動くことは殆どあり得ない。限られた舞台の曲線を描くかなり大きな空間を、それらは、各自思い思いに動き回る。それらをなんとかまとめて、統制の取れた全体的な動きにするのが、振付者の任務なのだ。
かくて、ソリスト、コール・ド・バレエ、音楽奏者等の別々のグループに分かれていながら、ちょうど眼で見るオーケストラのように、融合一致した大きな一団が、振付者の処理すべき目標となる(後略)


バレエの先生は、この「振付者」の役目も務めます。
クラスレッスンを教えてそして振付もして、人をまとめる。
なんとも大変な仕事です。

昨日のブログの最後に登場したピエール氏は、振付も行う人でした。
(ヌドルフ・ヌレエフの激励を受け、1985年の『Clair Obscur』ではカルポー賞(振付賞)受賞)

「全然違う・・」と感じたのは、レッスンのことだけでなく
振付をする際の、対応の仕方がこれまでとは違っていた点。
分かりやすくいうと、”対等に”扱ってくれました。
それまでは、先生の言うことは「聞かねばならない」的に感じて踊っていたけれど
アイディアを出した後「これはどう?」のように聞いてくれたり。
本当に驚きでした。
(人柄、と言ってしまえばそれで終わっちゃうけど
当時はまだスタイルの違いがもっとハッキリしていたので
彼なりに考えてくれた対応なのかな?と感じています。)


もう少し、続きます。

くるみ割り人形よりアラビア。真ん中が私



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バレエの先生という存在 ②


今日も「バレエの先生という存在」の続きです。

バレエの先生という存在 ①


今回改めて振り返ってみると
私が幼かった頃~20代や30代~そして現在
随分と色々なことが、変わってきてるなぁと感じます。

私が奈良で教わっていた頃のバレエの先生は
一言でいうと「芸術家肌」。
伝え聞いた話、SKD※松竹歌劇団出身だったとか?
舞台に対する情熱はとても高く
毎年の発表会は先生自ら、幕物に近い創作作品を毎回創りながら
そしてご自分も踊られるという、スーパーウーマンぶり。

その反面「生徒を囲ってしまう」と言う点についてはとても厳しく
「ウチを辞めるなら、バレエも辞めなさい」とか言ってしまう方で
私が大学進学の際に考え、上京した理由の一つはそれもありました。

このバレエの本を買ったのも、その頃。
「正しいレッスン方法を知らないまま、来てしまった」
と言う自分なりの焦りと、やり直しをしたいという想いから、お小遣いを貯めて購入。
(当時7000円)



当時はバレエ雑誌が情報源でしたね。買い漁ってました笑
本には序章に、こんなことが書いてあります。

(前略)かつて、バレエは時代の変遷とともに、その内容も変わる不安定な見せ物として、軽視されていた。興行主や批評家も、バレエを、バレエよりも起源の古いオペラの添え物程度にしか考えておらず、バレエ団の解散を要求したこともあった。ところが、バレエはその持ち前の活力と新鮮さを発揮して沈滞に陥っていたオペラ劇場を救済するようなことになり、今日では、バレエに対する軽視はようやく是正された。(中略)このようにバレエが悪戦苦闘しながらも、現在まで存続しえたのは、ひとえに踊り手たちの努力、並びにバレエそのものの持つ、本来の魅力によるのである(後略)

(前略)今日でも、ソヴィエトのバレエは世界でももっとも強大である。国家や人民の絶大な経済的支持、国家的な規模での舞踊教育の育成、豊富な男性舞踊手、バレエの純粋芸術としての国民的な理解と称賛、いずれもバレエ発展を促進しないものはない。だが、現代ソヴィエトのバレエは、少なくとも映画を通してみる限り、重苦しく、誇張が多すぎ、決め粗さが目立つように思われる。フランス起源の国際主義から離れたせいであろうか、知的な洗練さの欠如、世界中の人々が等しく認めるような優美さの喪失がみられる。ロシア人は、現在でも、西欧ふうの典雅、美的観念には無関心なのである。(中略)優美さというものは、もともと、非常に個人的な自発的行為の反映である。それはダンディズムの香りのするものではなければならない。ダンディズムとは、平板さ、同一水準、平均値には反発的なものであるはずである。(後略)

※これが書かれたのは1967年なので、ソヴィエトという表記になっています。

舞踊教師は、二つのタイプに分けられる。
舞踊の教育方法のうまい教師と、踊るからだの線の美しい教師の2つにである。
一人の人間が、教え方も上手で、踊るからだの線もきれいであるという二つの条件にかなう、ということは滅多にない。
初心者は、どことなく自分自身の個性にぴったりしているように思える一つの型だけに執着しがちなものだから、できるだけ多様な舞踊のタイプ、技法に接触する機会を持つことが必要である。そうすれば、初心者はその中から自分に合ったものを選択し、自分の方針をきめることができるだろう。(後略)

多分中々教わらない様なことが、サラッと書いてあるのが時代かも。
また私が思うに、古い時代の先生達は
戦後の社会情勢の中、築きあげて来られたせいか
その時代の「自分にとって最高のもの」を、とても大事にされている気がするのです。

なので「ロシアバレエは世界で一番すごいのよ!最高よ!」
と教えるのも良く分かるし(え、他の国のだってあるやん?なんだけど)
また先述のような、生徒を囲ってしまう点も(今なら)なんとなく分かる気がしたり。

当時は知らないことは知らないまま、だったけど
その後、色々分かってくるようになると
バレエって様々な側面を持ってるんだなぁと、思えるようになりました。


※ちなみに私が上京後13年所属した教室を辞めた後
元パリ・オペラ座のピエール・ダルド氏に師事。
その時のカルチャーショックは、以前も何度か書いてきていますが
「今までとは全然違う・・・・」が本音です。

続きはまた次回~

SAMSUNG

何年前?か忘れちゃったけど、久々に日本に来られたピエール氏と。




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バレエの先生という存在 ①

前回の記事で「バレエの体験」について書いてみましたが
今日からは少し”バレエの先生”という存在について
書いてみたいと思います。

職業じゃなく、存在・・^^;
はて、どうなるやら?

それに伴い、私が持っている古いバレエの本から
いくつか引用抜粋してみました。

(前略)クラシック・ダンスは、単にクラシック・バレエの基礎技法の型を集積したものではない。型どおり練習すればいいというのであれば、それらは死んだ鋳型に過ぎない。クラシック・ダンスは生きているのだ。
これは人体の動きの可能性を極めるものであり、厳密にいえば、個々の生徒の容姿がそれぞれに違うように、それに応じてクラシック・ダンスにも千差万別の動きの形が見いだされるはずのものである。(中略)

しかもクラシック・ダンスは、規制された枠の中での動きである。だがこの不自由さの中で鍛えられた肉体の輝きこそ、クラシック・バレエ、更にはモダン・バレエの栄光を背負い続けてきたものなのである。(後略)

これは本を訳した方のあとがきの一部。

はしがきには、このようにも。

(前略)舞踊家を志望される方への唯一の忠告は、ただ実際に研鑽に励みなさいと言う言葉だけだ。
そして本書にはその研鑽に欠かせないすべての必要事項が盛られている。また、バレエを<真に理解>しようと思うなら、バレエを数多く見る以外ない。バレエを実際に見ないで、バレエを分かろうとしても、所詮それは無理な話だ。
同様に、踊り手としてうまくなるためには、ステージに立って踊りまくることである。
バレエと言う芸術は、まったくむつかしい。あまりに簡略化すると、楽しむためだけの、ただの踊りと見わけがつかなくなってしまうし、さりとて、あまり複雑化すると、観客には訳のわからぬ神秘めかしたものになってしまう。(後略)

ちなみにこのはしがきは、あのジョージ・バランシンの言葉。

古い本のため、書き言葉も少し重みがあると言うか
実際に自分の目の前でこんな風に言われたら・?
多分ビビると同時にきっと、お背中ピーン!となることでしょう笑
この本については、次回にてご案内します。

それではお楽しみに~

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習いつつ 見てこそ習え 習わずに良し悪し言ふは愚かなりけり

GWなので、サクッと読める内容でいきます♬

先日神社にお参りに行った際に貼ってありました。
千利休の言葉なのですね。(知らなかった・)


見ていると簡単そうに見えることでも、実際に自分がやるとなると
難しかったり、不手際だったり、不格好だったりします。
私は茶道の心得は無いけれど、所作の美しさは練習に練習を重ねて生まれると思うので
その辺りはバレエとも共通するなぁと。

体験だけしてみて、なんか合わないとか
ほんの数回だけ受けてみて「自分には難しい」とか
「え?まだ身に付いてないよ?」な状態が、限界と思われるのは
やはり本意じゃないし・
(本当に合わないのであれば、それはその人の判断)

でもこんな昔の方も、今と同じように感じてたのかと思うと
なんか勝手に親近感を持ってしまいました。

この神社の近くには将棋会館があり、将棋もすごい世界だなぁと。
(あまり良く分かってないけども)
集中力が半端無いんだろうなと思います。


★何気に習い事の先生は、全般的にこういった言葉が好きかも。
自分の気持ちを代わりに表してくれるとか
または、通ってきた道として経験済みのため。
それを表に出さないだけで、グッと心の中に秘めておられる
と、そう感じます。

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日本のバレエ教育に関する全国調査

GW!今日は今朝から良いお天気です。
先日ブログが4000記事を超えたこともあって
その前後から、今少しテイストを変えてみてます。
雑記ブログだからこその、たまにはグッと掘り下げも良いかなと。

こちら、昭和音楽大学バレエ研究所発行の
「日本のバレエ教育に関する全国調査」報告書』
本調査は5年に1度実施され、今回で3回目とのことで令和3年度のものになります。
※こちらは簡略版。本式のはPDFで60ページありました。
目を通すと、ちょうどコロナ禍に入った頃の回答なので
切ない現場(バレエ教室の声)が書かれていたりもしました。

コロナの影響や少子高齢化。
「生徒数が減った」と回答しているバレエ教室が多いです。
正直ウチのバレエクラスも、今現在でも減ったまま増えません・・
これではイカンなと。

コロナ禍では老若男女問わず体力低下が顕著に表れましたが
私自身にも、かなり身体の変化が起きました。
「家から出ない、人と会わない」と言うのが、人々の行動範囲を狭めたのは事実で
それによって、考え方や行動パターンも変わってしまう。
辞めた理由の殆どがそれでしたね。

また、子供のクラスでも3年前には見られなかったことが少し起きていて
クラス中の静と動のメリハリの付け方が、どうも弱くなっている。
(なので、バレエのレッスン疲れるーとか言われちゃうのです・・
幼稚園の園庭広いのに?沢山走ったりしているはずなのに?)
でもこれももしかしたら、様々な要因があるのかもしれませんね。

今後は止まってしまったことを動かす時期に入るけれど
結構労力要りそうです・なのでこういった実態を世の中に知ってもらえたら嬉しいです。

また私もある決断をしたので、追ってお知らせします。
まだもう少しバレエクラスは続けていきたいので、工夫していきます。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
がんばるじょ。

「考える人」風に・・・




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踊ることで、頭が良くなる③

4003記事目は、踊ることで、頭が良くなる③
ようやく!自分の年齢層に照らし合わせられる〜
主に40~50代以降向けになりますが、参考になれば幸いです。

私が2000年にバレエクラスを開講した時は30代。
まだまだ体は動くし、師事する先生も変わったばかり等で環境の変化が大きかった頃。
むしろそのお陰で脳が活性化されたのか、今までできなかったことが急にできるようになったり、体の動き方はじめ、これまで行ってきたことへの理解がグンと深まった時期でもありました。

スタジオ開講時から、大人向けバレエを始めると周りに伝えるとビックリされて。
当時、大人の方には”美容バレエ”的なものが殆どで、大人からでも基礎をしっかり伝えて踊れるようにしたい、というコンセプトでクラスを始めました。


大人のバレエは今本当に目的が多様だけど
大きく分けると「楽しみたい」VS「悩みを改善、解決したい」のどちらかに分かれる気がします。
(もちろんそれが混じりあってるけれど、大元の考え方は2つな気がする)

”バレエ教育”と言う言葉があるぐらい、どちらかと言うと
「学び」の分野だと思っている私は「悩みを解決したい」派。
それは自分が病院や整骨院に行った時の気持ちだったりとか
(怪我が多かったので悪いところを良くしたいとか)

また自分の幼い頃のバレエ環境から、楽しいだけの状態から
その後分かるようになってきた面白さを経験してるため、よりそう思うのかも?

大人の場合は理論的な説明が頭に入りやすい面があるので「踊ることで脳を活性化させてる」ことも多いです。身体に表れるのは確かにゆっくりかもしれませんが、努力を打ち消さず続けてみてくださいね。

ただ40代~50代以降にもなると体も色々変わる。
また「覚えられない」と感じることも増えるし、「できない」と思うことも増えてきます。
でも、そこでしょうがない・となるか、受け入れながらやるかはその人次第にもなっちゃうけど。
でもそこで「自分ができること」の範囲を見つめ直してみると、案外続けられるのかもしれません。

そうなると「学ぶ」気持ちからの楽しさになり
「踊ることで頭が良くなる」んじゃ無いかしら?と。
五感をフルに使うのは気持ち良いし、何より踊ることって生命力なので。

2月の「ピアノ伴奏付きバレエクラスとスタジオパフォーマンス」より
Photo :宮澤良輔 (@mizryon / @mizryon_photo)



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踊ることで、頭が良くなる①

GWに入りましたね。
新緑が綺麗な季節、風も心地よくて気持ちいい。

昨日で4000記事目、今日からは5000記事目に向かっていくはずです笑
取り合えず、可能な限り続ける予定。

さて、踊ることで得られるものというと

綺麗な姿勢
健康な体

と、見える部分のことがすぐ頭に浮かびますが
今回は「頭が良くなる」ことについて

踊ることで、頭がよくなる(脳が活性化する)

と言うのは、ずっと踊ってきていた人ならすぐ分かること。
なぜなら”振付を覚えるから”。
振付を覚える前の準備として、順番を覚える、流れを覚える、ステップ(用語)を覚える
と言うのがありますが、これは全部自分の頭の中にインプットされます。

身体で覚えなさい、とも言うけれど、そのためには足の筋肉を反応させなければいけなくて
その大元になるのは「脳」です。
何をやっているかは、目でみて覚えるか、聞いて覚えるかしかありません。

なので、踊ることで脳が活性化して頭が良くなる、という流れになっていくわけ。
と言うか、覚えられる脳の状態だから身体が反応して踊れるようになる、と言った見方もありますね。

これはどっちが先と言うよりも、どんな日常生活送ってますか?とか
自分のこれまでの生活習慣はどうでしたか?とか、どんな子供時代でしたか?とか
普段どんな本を読みますか?とか、色々なことが大きく関わってくると思うのです。

でも、今までのことよりも、未来をどうしたらいいか考えた方が合理的。
そのため今の自分を変えてみたい、と言う気持ちで踊ることに向き合ってみた方が、結果大変楽しいと思いますよ。

続きは次回~


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